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Lステップコンサルとは?依頼できる内容やコンサルの選び方

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TMS編集部

「Lステップコンサルタントに依頼できる内容とは?」
「Lステップコンサルタントを利用するメリットやデメリットが知りたい」

Lステップコンサルタントとは、Lステップの導入や戦略策定、運用サポートをするサービスです。

専門的な知識を有しているため、コンサルティングを依頼することで高い運用効果が期待できることが特徴です。

自社が抱えるLステップ運用の課題を誰かに相談し、解決してほしいと思っている企業は多いでしょう。

そこでこの記事では、Lステップコンサルタントに依頼できる内容や利用メリットとデメリット、コンサルタントの選び方を解説します。

目次

1.Lステップコンサルタントの概要

Lステップコンサルタントとは、Lステップの戦略策定や運用サポートをするサービスです。

構築から運用代行までを実施するコンサルタントと、アドバイスのみを実施するコンサルタントがあります。

Lステップを初めて利用する企業などに利用され、LINE公式アカウントを使ったマーケティングや集客、売上促進などの課題を解決するのが目的です。

なお、Lステップは公式の認定コンサルタント制度を導入しており、厳しい試験と条件をクリアした企業にのみ認定コンサルタントが与えられています。

戦略策定から効果的な運用までを視野に入れてLステップを活用することを検討している場合は、認定コンサルタントに依頼することがおすすめです。

2.Lステップコンサルタントに依頼できる内容

Lスタップコンサルタントに依頼できる内容は以下の3つです。

Lステップコンサルタントに依頼できる内容

  1. LINEマーケティングの戦略設計とアドバイス
  2. Lステップの構築
  3. Lステップの運用

それぞれの内容について、具体的にご説明します。

(1)LINEマーケティングの戦略設計とアドバイス

Lステップのコンサルタントは、LINEマーケティングの戦略設計やアドバイスを実施します。

初めてLINE公式アカウントやLステップを導入する場合に、運用の方向性を決めるサポートを受けることができます。

また、Lステップの活用には友だち追加をしてもらい、シナリオ配信で情報を伝え、サイトへ誘導して購買や申し込みを成立させるまでの導線が必要です。

しかし、初めてLステップを利用する方にとっては、どのような経路で流入させるのか、シナリオの設計などわからないことばかりです。

Lステップコンサルタントに依頼すれば、クライアントが達成したい目標に合わせて、最適な戦略を考えてアドバイスがもらえます。

もっとも、効果的な運用を行うためには、導入目的や自社の課題を把握した上で、コンサルタントに伝える必要があります。

そのため、あらかじめ自社の課題や導入目的を洗い出しておく作業が必要になることに注意が必要です。

(2)Lステップの構築

Lステップコンサルタントは、Lステップの構築も担当します。

Lステップの構築とは、Lステップにおける設定のことです。

例えば、ステップメッセージのシナリオを決めて配信頻度などを決める作業を構築と呼びます。

Lステップは多機能で便利なのですが、その分構築作業が複雑になりがちです。

自社内に専門知識や構築作業に習熟している人員が確保できない場合には、構築作業に時間を要する可能性があります。

Lステップのコンサルタントに依頼すれば、面倒なLステップの構築作業を代行してくれ、クライアントは運用のみを担当すれば良いので、導入のハードルが下がります。

なお、Lステップの構築とは具体的に何をすることか知りたい方は、以下の記事をご覧ください。

2024.07.26

Lステップの構築とは?簡単な手順と構築代行サービスの探し方を解説

(3)Lステップの運用

Lステップのコンサルタントは、Lステップの運用代行を請け負う企業もあります。

Lステップの運用代行とは、Lステップを運用して目標を達成できるか随時確認し、継続的に改善を実施するサービスです。

効果的な運用を行うためには、定期的に運用効果を測定し、課題を発見して改善施策を立案・実施していくPDCAのサイクルが欠かせません。

一般的にLステップの運用は公式アカウントを運営する企業が実施しますが、リソースが足りないとLステップの改善を実施できない可能性が高いです。

その場合は運用代行サービスを提供しているコンサルタントを選ぶことで、運用作業自体を外注できます。

3.Lステップコンサルタントのメリット

Lステップコンサルタントを利用するメリットを3つ紹介します。

Lステップコンサルタントを利用するメリット

  1. Lステップ運用の成果が出やすい
  2. 手間なくLステップの構築ができる
  3. 顧客分析やマーケティング施策の提案をしてくれる

具体的に見ていきましょう。

(1)Lステップ運用の成果が出やすい

Lステップコンサルタントを利用すれば、Lステップの導入効果を最大化しやすくなります。

Lステップを導入しても、何をどうして良いか分からなければ、効果を感じられません。

コンサルタントを入れることで、適切なマーケティング戦略のアドバイスを受けることができ、友だち追加数も増え、LINE上でのリードナーチャリングや売上拡大を目指せます。

Lステップの運用効果を早く感じたいなら、Lステップコンサルタントを利用すると良いでしょう。

(2)手間なくLステップの構築ができる

Lステップコンサルタントの利用により、Lステップの構築を外注できます。

Lステップの構築は慣れれば簡単ですが、導入したばかりでは操作方法や最適な設定が分からないでしょう。

例えば、友だち追加後にどうやって個人情報を収集したら良いかなども、初めての場合はわからない場合が多いでしょう。

自社でLステップを内製するには、専任担当者の育成または雇用が必要ですが、育成や人材獲得までに時間と手間がかかります。

その点Lステップコンサルタントを利用すれば、要望を伝えるだけで、1か月程度でLステップの機能を活用した設計をしてくれます。

導入から運用までをスムーズに行うためのサポートを受けられるのが大きなメリットと言えるでしょう。

(3)顧客分析やマーケティング施策の提案をしてくれる

Lステップコンサルタントを利用すれば、顧客情報の分析やマーケティング施策の提案をしてくれます。

LINEマーケティングに初めて取り組む場合、顧客情報をどう分析したら良いか、また属性に合わせたマーケティングの方法がわからないでしょう。

Lステップコンサルタントはマーケティングの知識も豊富なので、顧客の属性や傾向に合わせて売上拡大のための施策を提案してくれます。

自社では導き出せないLステップならではの施策も提案してくれる点が、Lステップコンサルタントの強みです。

4.Lステップコンサルタントのデメリット

Lステップコンサルタントを利用すれば、より早くLステップ導入の効果を感じられます。

しかし、一方で費用や成果の保証がないなどのデメリットがある点も把握しておきましょう。

Lステップコンサルタントを利用するデメリット

  1. 利用時にコンサル料がかかる
  2. 成果が出る保証がない
  3. 質の悪いコンサルタントがいる

(1)利用時にコンサル料がかかる

Lステップコンサルの利用には、コンサル料がかかります。

コンサルタントとは半年から1年程度の長期契約になる場合が多く、月額10万円〜数十万円程度が契約期間分必要です。

例えば、月に30万円で半年間コンサルタントを依頼すれば、180万円の費用がかかります。

また、コンサルタントを依頼する期間が長くなればなるほど費用負担も高額になります。

Lステップコンサルタントは実績があり知識も豊富ですが、その分依頼費用が高額な点がデメリットです。

(2)成果が出る保証がない

Lステップコンサルタントに依頼したからといって、必ず成果が出るわけではありません。

例えば、売り上げの拡大を目的としてLステップを導入し、コンサルタントを入れたとしましょう。

売り上げ拡大のために友だち追加数の増加を中途目標とし、実現したとしてもコンバージョンに至らず売り上げの拡大ができないような事例もあります。

これは、売り上げ拡大には商品自体の魅力といったLステップを使ったマーケティングだけでは補えない要素があるためです。

Lステップコンサルタントの利用が成果に直結するわけではないことも理解しておきましょう。

(3)質の悪いコンサルタントがいる

Lステップコンサルタントを名乗る人の中には、質の悪いコンサルタントもいます。

専門知識や構築・運用実績が不十分なコンサルタントに依頼してしまうと、運用効果を上げることができないリスクがあります。

特にスキルマーケットなどでLステップコンサルタントを探す際は、その人の実績をよく確認しましょう。

運用効果を最大限高めるためにも、Lステップの認定代理店からコンサルタントを選ぶことがおすすめです。

5.Lステップコンサルタントに依頼するのがおすすめのケース

Lステップコンサルタントを利用すべきは、以下2つのケースに当てはまる人です。

Lステップコンサルタントに依頼するのがおすすめのケース

  1. Lステップの導入はできているが運用ができていない
  2. 効果的な運用を行いたい

具体的にご説明します。

(1)Lステップの導入はできているが運用ができていない

Lステップコンサルタントを利用すべきケースは、Lステップを導入したものの運用が進んでいない企業です。

せっかくLステップを導入しても、メッセージ配信を手動で実施しているだけなら、LINE公式アカウントの機能のみで足ります。

Lステップを導入したのであれば、顧客属性に合わせたシナリオ配信や自動応答機能などを活用し、業務を効率化しながらマーケティングを実施すべきです。

もっとも、顧客属性や行動特性などを分析するためにはマーケティングや統計などの専門知識が必要となります。

また、顧客ニーズに合わせたアプローチ手法や内容を検討する際にも、これらの知識が必要です。

しかし、Lステップコンサルタントはこれらの知識や運用実績を豊富に備えているため、的確なサポートやアドバイスを受けられる可能性が高いです。

Lステップの運用方法が分からず、導入の意味を感じられないと悩んでいる方は、Lステップコンサルタントに依頼してマーケティング方針のアドバイスを受けてみましょう。

(2)効果的な運用を行いたい

Lステップコンサルタントを利用すべき2つ目のケースは、効果的なLINE運用を実施したい方です。

自社でもLステップの運用はできますが、経験が浅いと機能を使いこなせず、適切なシナリオ設計や自動化ができません。

また、自社で運用を始める場合には事前に専門知識を身につける必要があり、学習などのコストもかかって運用開始までに時間を要する可能性があります。

導入から運用開始までに時間がかかると、機会損失となりかねません。

LステップコンサルタントはいわばLステップの専門家であるため、運用方法や効果的な集客方法を熟知しています。

自社が掲げる課題や目的をLステップで実現したいなら、ぜひコンサルタントを利用してみてください。

6.Lステップコンサルタントの選び方

Lステップコンサルタントの中には実績が不十分な企業や個人もいるので、選び方も覚えておきましょう。

具体的には、以下がポイントとなります。

Lステップコンサルタントの選び方

  1. 十分な実績がある
  2. ヒアリングがうまく要望を伝えやすい
  3. アフターサポートが充実している
  4. 費用が妥当である
  5. 連絡や対応がスピーディである
  6. 運用やマーケティング施策を積極的に提案してくれる

順にご紹介します。

(1)十分な実績がある

Lステップコンサルタントを選ぶときは、十分な実績があるか確認しましょう。

実績豊富なコンサルタントは、それだけ知識やノウハウが多く、提案の引き出しも多いです。

また、さまざまなクライアントと接しているため、クライアントの言語化できない課題を引き出す能力も高いでしょう。

なお、自社が属する業界や業種に関する支援実績が豊富であるかについても注目しましょう。

業界や業種によって効果的なLステップの運用方法は異なります。

自社の業界の支援実績が豊富であれば、運用効果が生じやすいというメリットもあります。

(2)ヒアリングがうまく要望を伝えやすい

Lステップコンサルタントを選ぶ際は、ヒアリングがうまく要望を伝えやすい企業を選びましょう。

Lステップの構築の際に必ず打ち合わせが行われますが、担当者と意思疎通できないと意図と違うLステップ構築が出来上がるリスクがあります。

優秀なコンサルタントは課題を引き出すのがうまく、またLステップの知識がないクライアントが何を実現したいか理解するスキルが高いです。

一度見積もり依頼をして、打ち合わせする際に担当者と話しやすいかどうかもチェックしましょう。

(3)アフターサポートが充実している

Lステップコンサルタントを選ぶ際は、アフターサポートが充実している企業を選びましょう。

コンサルタントとの契約が終了したあとは自社でLステップを運用しますが、分からないことや質問したいことが出てくるはずです。

契約期間中にアドバイスをして終わりではなく、その後数か月にわたってチャットサポートを提供しているコンサルタントもあります。

コンサルタント期間中だけでなく、その後の内製化をしばらくサポートしてくれる企業を選ぶと安心です。

(4)費用が妥当である

Lステップコンサルタントの依頼費用は、月額10〜数十万円程度が相場です。

著しく安い、または高額なコンサルタントへの依頼は避けることをおすすめします。

相場よりも費用が安い場合は、コンサルタント側がサービスに自信がない、またはサポート内容が薄い可能性があるためです。

また、費用が高すぎる場合はクライアントがLステップ運用に困っていることに漬け込み、法外な費用を請求している可能性があります。

自社で毎月Lステップ運用にかけられる予算を計算し、妥当な費用で満足できるサービスを提供してくれるコンサル会社を選びましょう。

(5)連絡や対応がスピーディである

Lステップのコンサルタントを選ぶ際は、レスポンスの速さも重視しましょう。

レスポンスが遅いコンサルタントであれば、質問や成果の報告などが遅く、やり取りにストレスを感じる可能性があるためです。

質問の内容によっては、緊急性を要するものもあるので、レスポンスが遅いと運用に影響や支障をきたすリスクもあります。

また、返信や対応が遅い企業は案件を抱えすぎていたり、人手不足でサービスの質が低くなったり、納期が遅れる場合もあります。

Lステップのコンサルタント会社を選ぶ際にレスポンスの速さも確認しておきましょう。

(6)運用やマーケティング施策を積極的に提案してくれる

Lステップのコンサルタント会社を選ぶ際に、先方がどれくらい積極的に施策を提案してくれるか確認しましょう。

優秀なLステップコンサルタントは、打ち合わせ段階でも考えられる施策を提案し、企業側に具体的なLステップ運用のイメージをプレゼンできます。

一方であまり実力のないLステップコンサルタントは、施策の内容が不明瞭であったり、受け身でクライアントの言いなりに構築するだけの場合があります。

一度話を聞いてみて「クライアントと一丸となってLステップの運用をしてくれそうだ」と感じるコンサルタントを選びましょう。

7.Lステップコンサルタントの利用費用相場

Lステップコンサルタントの利用費用相場は、月に10万円〜数十万円程度が一般的です。

ただし、導入から運用代行まで包括的な作業を依頼する場合は、総額で250万円(契約期間半年程度の場合)かかる場合もあります。

このように、依頼できる作業内容や工数によって費用が変動します。

そのため、どのような範囲の作業を依頼できるのかを見積もりや打ち合わせの段階で確認をとることが大切です。

また、コンサルタントの費用は契約期間によっても変動します。

コンサルタント契約は半年以上の長期契約の場合が多いため、月額費用と総額を考えて依頼すると良いでしょう。

8.Lステップコンサルタントの探し方

Lステップコンサルタントを探す方法は、以下の3つです。

Lステップコンサルタントを探す方法

  1. Lステップ認定コンサルタントから探す
  2. スキルマーケットから探す
  3. アウトソーシングサイトから探す

具体的に見ていきましょう。

(1)Lステップ認定コンサルタントから探す

Lステップには認定代理店制度があり、その中でも最も厳しい審査を通過したのが「Lステップ認定コンサルタント」です。

Lステップ認定コンサルタントは、認定代理店の資格を持つ企業の中でも、Lステップの構築と運用に一定以上の実績がある企業にのみ与えられる称号です。

現在Lステップ認定コンサルタントは11社のみで、かなり厳しい審査を受けていることがわかります。

LステップだけでなくLINEマーケティングの専門的な知識を有する企業ばかりなので、安心して依頼できます。

(2)スキルマーケットから探す

Lステップコンサルタントは、スキルマーケットからも探せます。

Lステップの運用経験を積んで独立したフリーランスのコンサルタントが登録し、企業に依頼するよりも安価な費用でコンサルタントを請け負っています。

ただし、スキルマーケットには実績のないコンサルタントがいる点に注意が必要です。

優秀なコンサルタントは、経歴や実績をプロフィールに掲載しているので、確認してから依頼しましょう。

(3)アウトソーシングサイトから探す

アウトソーシングサイトでも、Lステップコンサルタントを探せます。

実績にもよりますが、1万円程度から依頼できるコンサルタントもおり、かなり安価にコンサルティングを依頼できるのが特徴です。

ただし、アウトソーシングサイトもスキルマーケットと同じく、実績が少ないコンサルタントがいる点に注意が必要です。

効果的な運用を行いたい場合には、スキルや実績が十分なコンサルタントに依頼することをおすすめします。

まとめ

Lステップコンサルタントを利用すれば、手間なくLステップの構築や運用を実施できます。

コンサル費用はかかりますが、Lステップの導入が進まないとお悩みなら利用を検討してみてください。

ただし、Lステップコンサルタントは成果確約型のサービスではないこと、またコンサルタントの期間が終了後は自社での運用が必須である点に注意してください。

Lステップコンサルタントを利用し、ノウハウを蓄積しながらLINEマーケティングの成果を出しましょう。

この記事の投稿者
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