LP改善の方法10選|成果が出るLPOの進め方と実践チェックリスト
「広告費をかけているのに、LPからの問い合わせがほとんどない」
「LPを作ったまま放置していて、改善の仕方がわからない」
「どこを直せばCVRが上がるのか、優先順位がつけられない」
LPの成果が伸びない原因は、デザインの良し悪しではなく「改善の仕組み」がないことにあります。
LPは公開してからが本番です。Google広告やSNS広告のクリック率がどれだけ高くても、遷移先のLPが最適化されていなければ広告費は無駄になります。実際に、LPのCVR(コンバージョン率)は平均2〜3%と言われており、改善施策を1つ実行するだけでCVRが1.5〜2倍に向上するケースも少なくありません。
本記事では、LP改善の基本的な考え方から、具体的な改善方法10選、ファーストビューやCTAの深掘り、改善を外注する際の判断基準まで、実務で使える内容を体系的に解説します。
TMS Partnersは、Google Partner認定のWebマーケティング会社として、広告運用からLP制作・改善まで一気通貫で支援しています。「LPの改善に手をつけたいが、何から始めるべきかわからない」という方は、お気軽にご相談ください。
LP改善(LPO)とは
LP改善とは、ランディングページの構成・デザイン・コピーなどを最適化し、コンバージョン率(CVR)を向上させる取り組みを指します。英語ではLPO(Landing Page Optimization)と呼ばれ、Web広告の費用対効果を高めるための重要な施策です。
LPは「広告をクリックしたユーザーが最初にたどり着くページ」であり、商品の購入や問い合わせ、資料請求など、特定のアクションに誘導する役割を持っています。広告の出稿だけでなく、受け皿であるLPの品質を高めることが、成果を出すためには不可欠です。
LPO(ランディングページ最適化)の定義と目的
LPOとは、データに基づいてLPの各要素を改善し、CVR(コンバージョン率)を最大化するプロセスを指します。
改善対象は、キャッチコピー、画像、CTAボタン、フォーム設計、ページ構成、表示速度など多岐にわたります。目的は単純で、同じ広告費・同じ流入数でも、LPの改善によって問い合わせや購入の件数を増やすことです。
たとえば、月間1,000人がLPに訪問しCVRが2%であれば、コンバージョンは20件です。LPOによってCVRを3%に改善できれば、流入数を増やさなくてもコンバージョンは30件に増加します。LP改善は、広告費を増やさずに成果を伸ばせる費用対効果の高い施策です。
LP改善とサイト改善の違い
LP改善と一般的なWebサイトの改善は、目的も手法も異なります。
Webサイト全体の改善は、ページ数の増加やサイト内の回遊性向上、SEO強化など「サイト全体の流入と滞在」を改善することが目的です。一方、LP改善は「1ページ内で特定のアクションに導くこと」に集中します。
LPは基本的に1ページ完結型であり、他ページへの導線を設けず、ユーザーの選択肢を「コンバージョンするか、離脱するか」の2つに絞る構造です。そのため、改善のアプローチもページ内の要素に焦点を当てる必要があります。
CVR(コンバージョン率)との関係
LP改善の成否を測る最も重要な指標がCVR(コンバージョン率)です。
CVRは「コンバージョン数 / セッション数 x 100」で算出されます。業界や商材によって平均値は大きく異なりますが、BtoB商材のLPでは2〜5%、ECサイトでは1〜3%が一般的な水準です。
ただし、CVRだけを追いかけると判断を誤ることがあります。たとえば、フォーム項目を減らしてCVRが上がっても、問い合わせの質が低下すれば営業効率は悪化します。LP改善では、CVRに加えてCPA(顧客獲得単価)やリードの質も合わせて評価することが重要です。
LP改善が必要な5つのサイン
LP改善が必要かどうかは、数値データと運用状況から判断できます。以下の5つのサインに1つでも当てはまる場合は、LP改善を検討すべきタイミングです。
CVRが業界平均を下回っている
業界別のCVR平均値と自社LPのCVRを比較することが、改善の第一歩です。
一般的なLPのCVR平均は2〜3%ですが、業界によって大きな差があります。BtoBのホワイトペーパーダウンロードなら5〜10%、ECの商品購入なら1〜2%が目安です。自社のCVRがこれらの水準を大幅に下回っている場合、LP自体に課題がある可能性が高いと言えます。
Google広告の管理画面やGA4のランディングページレポートからCVRを確認し、まずは現状の数値を把握してください。
広告のクリック率は高いのにCVが少ない
広告のCTR(クリック率)が良好にもかかわらずCVが少ない場合は、広告とLPの間に「期待値のズレ」が発生している可能性があります。
たとえば、広告文で「無料」を強調しているのに、LPを開くと有料プランの説明から始まる場合、ユーザーは「思っていたのと違う」と感じて離脱します。広告で約束した内容がLPのファーストビューで即座に確認できる構成になっているかを見直しましょう。
直帰率が70%を超えている
LPの直帰率が70%を超えている場合は、ファーストビューに問題がある可能性が高いです。
LPにおける直帰率の目安は50〜60%程度です。70%を超えている場合、ユーザーがページを読み進める前に離脱していると考えられます。原因としては、キャッチコピーが刺さっていない、読み込み速度が遅い、スマホで表示が崩れている、などが代表的です。
直帰率の改善については、以下の記事で詳しく解説しています。
▶ 直帰率を改善する7つの方法|原因分析・目安・実践手順を徹底解説
スマホからの流入が多いのにCVが少ない
GA4で流入元デバイスを確認し、スマホ比率が60%以上あるにもかかわらずスマホ経由のCVRがPC経由の半分以下であれば、スマホ最適化に課題があります。
スマホではフォーム入力のハードルが高く、CTAボタンが小さかったりタップしにくい位置にあったりするだけでCVRが大きく低下します。現在のWeb広告ではスマホからの流入が7割以上を占めるケースが多いため、スマホ表示の最適化はLP改善の最重要課題の1つです。
LP公開後に一度も改善していない
LPを制作して公開したまま、一度も改善していないケースは意外に多いです。
LPは公開がゴールではなく、公開後の改善こそが成果を生む工程です。制作当初の仮説が正しかったかどうかは、実際のユーザー行動データを見なければわかりません。最低でも月1回はデータを確認し、改善サイクルを回す体制をつくることが重要です。
LP改善の進め方4ステップ
LP改善は闇雲に要素を変えるのではなく、データに基づいた改善サイクルで進めることが成果への近道です。ここでは、LP改善を効果的に進めるための4つのステップを解説します。
データ分析で課題を特定する
LP改善の第一歩は、現状のパフォーマンスデータを収集し、課題を数値で特定することです。
活用すべきツールと確認すべき指標は以下のとおりです。
| ツール | 確認すべき指標 |
|---|---|
| GA4 | セッション数、CVR、デバイス別数値、流入経路別数値 |
| ヒートマップツール | クリック箇所、スクロール到達率、注目エリア |
| Google広告管理画面 | CTR、品質スコア、広告文とLPの整合性 |
| Search Console | 検索クエリとLPの一致度 |
ヒートマップは特に有効です。スクロール到達率を確認すれば、ユーザーがページのどこで離脱しているかが視覚的にわかります。離脱が多いポイントにCTAや訴求要素が配置されていなければ、構成の見直しが必要です。
仮説を立てて改善案を設計する
データから課題を特定したら、「なぜその数値になっているのか」を推測し、仮説を立てます。
仮説の例を示します。
- 「ファーストビューの直帰率が80%と高い → キャッチコピーがターゲットの課題と合っていないのでは」
- 「CTAボタンのクリック率が0.5%と低い → ボタンの色がページ背景と同化しているのでは」
- 「スマホのCVRがPCの3分の1 → フォームの入力項目が多すぎるのでは」
仮説は1つのテストにつき1つに絞ることが重要です。複数の要素を同時に変えると、何が効果をもたらしたのかが判別できなくなります。
A/Bテストで検証する
仮説に基づいた改善案ができたら、A/Bテストで効果を検証します。
A/Bテストとは、オリジナルのLP(パターンA)と改善版(パターンB)を用意し、訪問者をランダムに振り分けて、どちらがより高いCVRを記録するかを比較する手法です。
テストを実施する際のポイントは以下の3つです。
- 変更箇所は1つに絞る:キャッチコピーを変えるなら、他の要素はそのまま
- 十分なサンプル数を確保する:最低でも各パターン100〜300セッション以上が目安
- テスト期間を事前に決める:通常は2〜4週間。早期に結果を判断しない
A/Bテストツールは、Google OptimizeがサービスをGoogle Tag Managerのサーバーサイドに統合したため、VWOやOptimizelyなどの有料ツール、またはGoogle Tag Managerを活用する方法が主流です。
効果測定と次の改善サイクルへつなげる
テスト終了後は、結果を数値で評価し、次の改善テーマを決定します。
テスト結果がどちらのパターンに転んでも、学びがあります。改善版が勝った場合はその変更を本番LPに反映し、負けた場合は仮説が間違っていた可能性があるため、別の切り口で次のテストを設計します。
LP改善は一度で完了するものではなく、テスト→分析→改善を繰り返すPDCAサイクルが成果を生みます。月1回のペースでテストを回し続ければ、半年後にはCVRが大きく改善されているはずです。
LP改善の具体的な方法10選
ここからは、LP改善で実施すべき具体的な方法を10個紹介します。優先度の高いものから順に解説するため、すべてに着手できない場合は上位の施策から試してください。
キャッチコピーをターゲットの悩みに寄せる
ファーストビューのキャッチコピーは、LPの成果を左右する最重要要素です。
多くのLPで見られる失敗が、「自社が言いたいこと」をキャッチコピーにしてしまうケースです。「業界No.1の実績」「最先端のテクノロジー」といった自社目線のコピーではなく、ターゲットが抱える具体的な悩みを言語化したコピーに変更するだけで、CVRが改善することがあります。
たとえば、LP制作サービスのキャッチコピーであれば「高品質なLP制作」よりも「広告費をかけても問い合わせが増えない、そのLPが原因かもしれません」のように、ユーザーの課題を起点にした表現が効果的です。
メインビジュアルを成果が伝わるものに変える
ファーストビューのメインビジュアルは、キャッチコピーの印象を強化する役割を持っています。
イメージ素材のストックフォト(握手する男女、ノートPCを操作する人など)は汎用的すぎて、ユーザーの記憶に残りません。サービスの利用シーン、具体的な成果グラフ、ビフォーアフターの比較など、「何が得られるか」が直感的に伝わるビジュアルに差し替えることを検討してください。
CTAボタンの文言・色・配置を最適化する
CTAボタンは、ユーザーの行動を直接左右する要素です。
CTAボタンの改善ポイントは大きく3つあります。
| 改善要素 | 改善前 | 改善後 |
|---|---|---|
| 文言 | 「送信」「申し込み」 | 「無料で相談する」「3分で見積もりを取る」 |
| 色 | ページの配色と同系色 | ページ内で最も目立つ色(補色) |
| 配置 | ページ最下部のみ | ファーストビュー・中間・最下部の3箇所 |
特にボタンの文言は重要です。「送信」のような事務的な文言から、ユーザーが得られるベネフィットを示す文言に変えるだけで、クリック率が改善するケースは多くあります。
権威づけコンテンツを追加する
実績・受賞歴・メディア掲載・資格認定などの「権威づけ」は、ユーザーの信頼を獲得するための重要な要素です。
特にBtoB商材では、導入社数・取引実績・第三者機関の認定(Google Partnerなど)があるとCVRに直結します。権威づけコンテンツはファーストビュー直下に配置すると効果的です。
お客様の声・導入事例を掲載する
ユーザーは、企業の自己アピールよりも、実際に利用した人の声を信頼します。
お客様の声を掲載する際のポイントは、具体性を持たせることです。「良いサービスでした」ではなく、「導入後3ヶ月でCVRが2.1%から4.5%に改善し、月間の問い合わせが15件増えました」のように、数値と期間を含めた具体的な声が効果を発揮します。
ページの読み込み速度を改善する
ページの表示速度は、ユーザー体験とCVRに直結する要素です。
Google「Find out how you stack up to new industry benchmarks for mobile page speed」の調査では、ページの読み込み時間が1秒から3秒に増加すると直帰率が32%上昇し、5秒に増加すると90%上昇するという結果が報告されています。画像の圧縮、不要なスクリプトの削除、CDNの活用などで表示速度を改善できます。
PageSpeed Insightsで自社LPのスコアを確認し、モバイルで60点以上、デスクトップで80点以上を目指してください。
コンテンツの構成順序を見直す
LPのコンテンツは、ユーザーの心理プロセスに沿った順序で配置する必要があります。
一般的に成果が出やすい構成は以下の流れです。
- 課題の共感(ファーストビュー)
- 解決策の提示
- サービスの特徴・メリット
- 実績・権威づけ
- お客様の声・導入事例
- 料金・プラン
- よくある質問
- CTA
この構成は「PASONAの法則」(Problem→Affinity→Solution→Offer→Narrowing→Action)にも通じるものです。ヒートマップでスクロール到達率を確認し、離脱が多い箇所の前に訴求力の高いコンテンツを配置し直すことで改善が見込めます。
入力フォームの項目数を削減する
フォームの項目数が多すぎると、ユーザーは途中で入力を諦めて離脱します。
入力フォームの改善は、LP改善の中でも比較的簡単に実施でき、効果が出やすい施策です。具体的には以下の対策が有効です。
- 必須項目を最小限にする(名前・メールアドレス・電話番号の3項目が理想)
- 住所入力は郵便番号から自動入力にする
- 選択式にできる項目はプルダウンやラジオボタンに変更する
- リアルタイムでエラー表示する(送信後にまとめてエラーを出さない)
レスポンシブ対応を強化する
スマホからの流入が全体の7割以上を占めるケースが増えている現在、スマホ最適化は必須です。
「PC版を縮小しただけ」のレスポンシブ対応ではなく、スマホユーザーの操作性を前提にした設計が求められます。具体的には、タップしやすいボタンサイズ(最低44px x 44px)、片手操作でもスクロールしやすい構成、テキストの読みやすさ(フォントサイズ16px以上)などを確認してください。
流入経路別にLPを出し分ける
検索広告・ディスプレイ広告・SNS広告など、流入経路によってユーザーのモチベーションは異なります。
検索広告からの訪問者は「課題を解決したい」という明確なニーズを持っていますが、ディスプレイ広告やSNS広告からの訪問者は「なんとなく気になった」段階であることが多いです。同じLPで対応しようとすると、どちらかのユーザーにとって最適でない内容になります。
流入経路ごとにファーストビューのコピーやCTAの文言を変えるだけでも、CVRの改善効果が期待できます。Google広告のカスタマイザーや動的テキスト置換を活用すれば、1つのLPで複数パターンの出し分けも可能です。
ファーストビュー改善のポイント
ファーストビューとは、ユーザーがLPを開いた際にスクロールせずに見える画面領域を指します。LPにおけるファーストビューの離脱率は60%以上とも言われており、ここでユーザーの関心をつかめなければ、どれだけ良いコンテンツが続いていても読まれません。
ファーストビューで離脱される3つの原因
ファーストビューでの離脱には、主に3つの原因があります。
1つ目は、キャッチコピーと広告文のミスマッチです。広告で期待した情報がファーストビューに見当たらなければ、ユーザーは3秒以内に離脱します。
2つ目は、情報過多です。ファーストビューに詰め込みすぎると、ユーザーは何を読めばいいかわからなくなります。伝えるメッセージは1つに絞ることが鉄則です。
3つ目は、表示速度の遅さです。特にスマホ環境では、Googleの調査によると3秒以上の読み込みで53%のユーザーが離脱するというデータがあります。高解像度の画像や動画をファーストビューに配置する場合は、圧縮とLazy Loadの実装が必要です。
成果が出るファーストビューの構成要素
成果が出るファーストビューには、以下の4つの要素が含まれています。
| 要素 | 役割 | 例 |
|---|---|---|
| キャッチコピー | ターゲットの課題を言語化し、共感を得る | 「広告費だけが増えて、問い合わせが増えない」 |
| サブコピー | 解決策の概要を1行で示す | 「LP改善で広告の費用対効果を最大化」 |
| メインビジュアル | サービスのイメージを視覚で伝える | 成果グラフ、ビフォーアフター |
| CTAボタン | 最初のアクション導線を設置する | 「まずは無料で相談する」 |
ファーストビューで伝えるべきことは「誰の」「どんな課題を」「どう解決するか」の3点だけです。これ以上の情報は、ファーストビュー以降のセクションに回してください。
スマホファーストビューの最適化
スマホのファーストビューはPC版とは別の視点で最適化が必要です。
スマホ画面は縦に狭いため、PCと同じ構成要素をすべて表示しようとすると、キャッチコピーが小さくなったりCTAが画面外に押し出されたりします。スマホでは以下のポイントを意識してください。
- キャッチコピーは20文字以内に短縮するか、2行以内に収める
- CTAボタンはファーストビュー内に必ず表示する
- メインビジュアルは縦長にトリミングし、スマホ画面いっぱいに表示する
- 電話番号がある場合はタップで発信できるリンクにする
問い合わせの増やし方について体系的に知りたい方は、以下の記事も参考にしてください。
▶ 問い合わせを増やす方法10選|原因の診断から今日できる実行手順まで解説
CTAと入力フォームの改善
CTA(Call To Action)と入力フォームは、LPの最終成果を左右する要素です。どれだけ良いコンテンツでユーザーを引きつけても、CTAやフォームの設計が悪ければコンバージョンにはつながりません。
CVRを高めるCTAボタン設計の原則
CTAボタンの設計で最も重要なのは「ユーザーが迷わずクリックできる」状態をつくることです。
効果的なCTAボタン設計の原則は以下の4つです。
- 視認性:ページ内で最も目立つ色を使い、余白を十分に確保する
- 具体性:「送信」ではなく「無料で見積もりを取る」のように、クリック後に何が起きるかを明示する
- 緊急性:「今月限定」「残り3枠」など、行動を後回しにさせない要素を添える
- 安心感:「30秒で完了」「営業電話なし」など、行動のハードルを下げる情報を併記する
CTAボタンは、ファーストビュー内・ページ中間・ページ最下部の最低3箇所に設置することで、スクロールのどの段階でもアクションを取れる状態にしてください。
マイクロコピーで行動のハードルを下げる
マイクロコピーとは、CTAボタンの周辺に配置する短い補足テキストを指します。
ボタンの直上や直下に「入力は30秒で完了します」「個人情報は厳重に管理しています」「しつこい営業は一切ありません」といったマイクロコピーを添えることで、ユーザーの心理的なハードルを下げ、クリック率の改善が期待できます。
特にBtoB商材では「問い合わせたら営業電話がかかってくるのでは」という不安が大きいため、マイクロコピーで安心感を提供することが有効です。
入力フォーム最適化(EFO)の実践方法
EFO(Entry Form Optimization)とは、入力フォームの使いやすさを改善してフォーム完了率を高める施策です。
フォーム改善で特にインパクトが大きいのは、入力項目の削減です。HubSpotの調査によると、フォームの項目数を4つから3つに減らすだけでコンバージョン率が約50%向上したという事例もあります。
| 改善施策 | 期待効果 |
|---|---|
| 項目数を5個以下にする | フォーム完了率の大幅向上 |
| 郵便番号から住所を自動入力する | 入力の手間を削減 |
| リアルタイムバリデーションを実装する | 送信エラーによる離脱を防止 |
| 入力中の進捗バーを表示する | 完了までの見通しを提供 |
| 確認画面を省略する | 離脱ポイントを1つ減らす |
LP改善で失敗しないための注意点
LP改善は正しいアプローチで取り組めば成果が出る施策ですが、やり方を間違えると工数だけがかかって効果が出ないケースもあります。ここでは、LP改善でよくある3つの失敗パターンと対策を解説します。
一度に複数箇所を変えない
LP改善で最もやりがちな失敗が、キャッチコピー・画像・CTAボタンなどを一度にすべて変更してしまうケースです。
複数の要素を同時に変えると、CVRが改善した場合も悪化した場合も、どの変更が原因なのかが特定できません。A/Bテストの原則は「1テスト1変数」です。変更箇所を1つに絞り、その効果を検証してから次の改善に進むことで、確実にLPの品質を積み上げることができます。
デザインだけの改善に終始しない
「LPをもっとかっこよくしたい」「他社のLPがおしゃれなのでリニューアルしたい」というデザイン起点の改善は、CVRの向上に直結しないことが多いです。
LP改善の目的はあくまでCVRの向上であり、デザインはそのための手段に過ぎません。ビジュアルの変更よりも、キャッチコピーのメッセージ変更やCTAの文言改善のほうがCVRへのインパクトが大きいケースは少なくありません。
LP改善では、見た目の好みではなく「データが示す課題」に対して施策を打つことが鉄則です。
広告の訴求とLPの内容を一致させる
広告で訴求している内容とLPの内容が一致していない場合、ユーザーは期待を裏切られたと感じて離脱します。
この問題はLP単体では解決できません。広告のキーワード・広告文・LPのファーストビューが一貫したメッセージになっているかを、広告運用チームとLP制作チームが連携して確認する必要があります。
TMS Partnersでは、広告運用とLP制作・改善を同一チームで担当しているため、広告とLPの訴求にズレが生じない一体運用が可能です。広告のクリック率は高いのにCVが出ないという課題を抱えている場合は、この「広告×LP」の一体改善が有効です。
LP改善を外注すべきか?判断基準と費用の目安
LP改善を自社で行うか外注するかは、社内のリソースと改善に求めるスピードによって判断が分かれます。ここでは、外注すべきケースの判断基準と費用感を解説します。
自社で改善できる範囲と外注が必要な範囲
LP改善のすべてを外注する必要はありません。以下の表を参考に、自社で対応できる施策と外注すべき施策を切り分けてください。
| 施策 | 自社対応可能? | 外注推奨の場合 |
|---|---|---|
| CTAボタンの文言変更 | CMSの操作ができれば可能 | – |
| キャッチコピーの変更 | コピーライティングの知見があれば可能 | ターゲット調査やABテスト設計まで必要な場合 |
| デザインの大幅修正 | デザイナーがいれば可能 | デザイナー不在の場合 |
| コーディング修正 | エンジニアがいれば可能 | フォーム改善やページ速度改善が必要な場合 |
| A/Bテストの設計・実施 | ツールの知見があれば可能 | テスト設計から効果測定まで一貫対応が必要な場合 |
| 広告とLPの一体改善 | 広告運用も自社なら可能 | 広告運用とLP制作が別会社の場合 |
LP改善の費用相場(部分修正・フルリニューアル別)
LP改善の費用は、修正範囲によって大きく異なります。
| 改善範囲 | 費用相場 | 期間の目安 |
|---|---|---|
| テキスト・画像の差し替え | 3〜10万円 | 1〜2週間 |
| デザインの部分修正 | 10〜30万円 | 2〜4週間 |
| A/Bテスト設計・実施(月額) | 10〜30万円/月 | 1〜3ヶ月 |
| LPフルリニューアル | 30〜100万円 | 1〜2ヶ月 |
| 広告運用+LP改善の一体運用(月額) | 20〜50万円/月 | 3ヶ月〜 |
費用対効果を考えると、まずは部分修正でA/Bテストを繰り返し、大きな改善が見込めないと判断した段階でフルリニューアルを検討するアプローチが合理的です。
LP制作の費用相場について詳しく知りたい方は、以下の記事をご覧ください。
▶ LP制作の費用相場は?価格帯別の料金目安と失敗しない選び方を解説
成果につながる外注先の選び方
LP改善の外注先を選ぶ際には、以下の3つの基準を確認してください。
1つ目は、LP制作だけでなく改善運用の実績があるかです。「作って終わり」の制作会社では、公開後の改善サイクルを回す体制がありません。
2つ目は、広告運用との連携ができるかです。LP改善は広告の入稿データと連動させることで効果が最大化します。広告運用とLP改善を別々の会社に依頼すると、コミュニケーションコストが増え、改善のスピードが落ちます。
3つ目は、数値レポートに基づいた提案ができるかです。「おしゃれなデザイン」ではなく「CVRが何%改善したか」で成果を報告してくれるパートナーを選ぶことが重要です。
LP制作会社の選び方について詳しくは、以下の記事で解説しています。
▶ LP制作会社の選び方ガイド|費用相場と失敗しない5つの基準とは
まとめ
LP改善(LPO)は、広告費を増やさずにCVRを向上させる費用対効果の高い施策です。
本記事では、LP改善の基本的な考え方から具体的な方法10選、ファーストビューやCTAの改善ポイント、失敗しないための注意点、外注の判断基準まで解説しました。
LP改善で成果を出すために重要なのは、以下の3点です。
- データに基づいて課題を特定する:感覚ではなくGA4やヒートマップの数値で判断する
- 1テスト1変数で検証する:複数箇所の同時変更は避け、効果を正確に測定する
- 改善を継続する:月1回のPDCAサイクルで着実にCVRを積み上げる
LP改善は一度やって終わりではなく、継続的な運用が求められます。しかし、改善の方向性がわからない、社内にリソースがないという場合は、外部のパートナーと連携することも有効な選択肢です。
TMS Partnersでは、広告運用とLP制作・改善を一体で支援しています。広告の入稿データとLPの改善を連動させることで、クリック率だけでなくコンバージョン率の最大化を実現します。LP改善について相談したい方は、お気軽にお問い合わせください。
よくある質問
LP改善(LPO)とは何ですか?
LP改善(LPO)とは、ランディングページの構成・デザイン・コピーなどを最適化し、コンバージョン率を向上させる取り組みです。広告費を増やさずに問い合わせや購入の件数を増やせるため、費用対効果の高い施策として多くの企業が取り組んでいます。
LP改善で最も効果が出やすい施策は何ですか?
一般的に、ファーストビューのキャッチコピー変更とCTAボタンの文言・配置の改善が最も効果が出やすい施策です。この2つはコーディングの大幅な修正が不要で、A/Bテストもしやすいため、最初に取り組むべき施策と言えます。
LP改善にかかる費用はどのくらいですか?
テキストや画像の差し替えであれば3〜10万円、デザインの部分修正で10〜30万円、フルリニューアルで30〜100万円が相場です。TMS Partnersでは、広告運用とLP改善を一体で提供しているため、広告の成果データに基づいた効率的な改善が可能です。
LPのCVR(コンバージョン率)の平均はどのくらいですか?
LPのCVR平均は業界や商材によって異なりますが、全体的には2〜3%が目安です。BtoBのホワイトペーパーダウンロードなら5〜10%、ECの商品購入なら1〜2%程度です。自社のCVRが業界平均を下回っている場合は、LP改善の余地があります。
LP改善は自社でもできますか?
CTAボタンの文言変更やキャッチコピーの修正など、軽微な改善は自社でも実施可能です。ただし、A/Bテストの設計やヒートマップ分析、広告との連動改善など、専門知識が必要な施策は外部パートナーへの依頼が効率的です。