LINE公式アカウントは無料で利用できる?主な機能や有料プランの特徴についても解説
「LINE公式アカウントは無料で利用することはできる?」
「有料プランとの違いは何?」
「プラン変更をする際の注意点について知っておきたい」
企業の経営者やマーケティング・営業部門の担当者の中には、このようなお悩みをお持ちの方もいらっしゃるかと思います。
LINE公式アカウントは、企業や店舗が情報発信をする際に活用できるビジネス用のLINEアカウントです。
アカウントの開設は無料で行うことができますが、プランによっては無料で運用を行うことも可能です。
もっとも、無料プランにはメッセージ配信数に制限が設けられているため、ビジネスの規模やメッセージの配信頻度などを考慮した上で利用するのがおすすめです。
本記事では、LINE公式アカウントの費用体系や無料プランで利用できる機能について解説します。
また、ビジネスの規模に合わせたプラン変更の注意点についても解説しますので、LINE公式アカウントを活用した集客や売り上げの拡大に関心をお持ちの方はぜひ参考にしてみてください。
1.LINE公式アカウントの費用体系
LINE公式アカウントを開設する際には費用がかかりません。
もっとも、利用を行うにあたっては、無料のプランのほか、有料のプランも用意されています。
それぞれには、メッセージの配信通数に制限があるほか、上限を超えてのメッセージ配信が行えるかについて違いが見られます。
以下では、それぞれのプランの特徴について解説します。
また、LINE公式アカウントの料金プランの詳細については、以下の記事でも取り上げていますので合わせてご覧ください。
(1)無料プラン(コミュニケーションプラン)
コミュニケーションプランと呼ばれるプランでは、月額費用の負担なく利用・運用が可能です。
もっとも、1か月に配信できるメッセージ通数に制限があり、200通までとなっています。
また、追加でメッセージを配信することもできないため、1か月に200通以上のメッセージ配信を行うことを検討している場合には注意が必要です。
例えば、メッセージ配信を活用したメルマガやDMなどのメールマーケティングを行う際には、顧客の属性やニーズに合わせて配信数を絞るなどの工夫をすることによって、1か月の配信通数の上限を超えないようにする必要があります。
しかし、友だち追加をするユーザーが増えた場合やビジネスの規模拡大を目指す場合には、そのような配信を行ったとしても配信通数の上限を超過する可能性があります。
メールマーケティングやステップ配信などを活用して、顧客との良好な関係性の構築やリード(見込み顧客)の育成を目指す場合には、後述する有料プランへの変更を検討するのがおすすめです。
また、月単位でプラン変更を行うことも可能であるため、メッセージ配信数の予測を立てられる場合には、月ごとにプランを変更するなどの柔軟な運用もできます。
そのため、無料プランは、はじめてLINE公式アカウントを導入する際などの限定的な場合に利用を検討することをおすすめします。
なお、LINEのメッセージ機能を利用することで実行できるメールマーケティング施策の具体例やメリットについては、以下の記事も参考になります。
(2)有料プラン
LINE公式アカウントには、有料プランとして以下のものがあります。
- ライトプラン
- スタンダードプラン
それぞれの費用や特徴についてご説明します。
#1:ライトプラン
ライトプランでは、月額利用料として5,500円(税込)がかかります。
無料のコミュニケーションプランとは異なり、メッセージの配信通数は1か月に5,000通まで配信することが可能です。
そのため、規模感を大きくしたメールマーケティングや顧客とのコミュニケーション創出のためにメッセージ配信数を確保することができます。
中小規模の企業などで活用するのが適していると言えます。
もっとも、コミュニケーションプランと同じく、1か月の上限に追加でメッセージ配信を行うことはできないため注意が必要です。
本格的なメールマーケティングや顧客との関係性強化などを目指して、売り上げや収益の増加、事業規模の拡大を念頭に置く場合には、後述するスタンダードプランを運用するのが望ましいでしょう。
#2:スタンダードプラン
スタンダードプランの月額利用料は、16,500円(税込)です。
1か月の配信通数はすべてのプランの中で最も多く、30,000通までは無料で配信することができます。
そのため、大規模なメールマーケティングやアンケートなどによる情報収集・分析にも活かすことができ、事業規模の大きな企業でも運用・活用することができるでしょう。
また、追加料金を支払うことによって、配信通数の上限を超えたメッセージ配信を行うことも可能です。
2.メッセージ通数の考え方
それぞれのプランでは、1か月に無料で配信できるメッセージ通数に違いが見られます。
もっとも、LINE公式アカウントを利用して配信するすべてのメッセージがこの通数にカウントされるとは限りません。
そのため、メッセージ通数に含まれるものとそうでないものの違いを把握することで、各プランの費用対効果を高めた運用を行うことも可能です。
以下では、メッセージ通数のカウントの方法や通数に含まれるメッセージと含まれないメッセージについてご説明します。
(1)通数のカウント方法
各プランにおける無料メッセージの配信通数は、以下のようにカウントされます。
- ターゲットリーチ数×メッセージ配信回数
ターゲットリーチ数とは、実際にメッセージが配信される数を指します。
基本的には友だち登録者数を基準として算出できますが、自社や店舗のLINE公式アカウントをブロックしているユーザーにはメッセージが届かないため、ブロックしている友だちの数はターゲットリーチ数に含まれないことに注意が必要です。
また、友だち登録者の中で属性やニーズなどで絞り込み配信を行う場合は、絞り込んだ後の友だち数がターゲットリーチ数です。
例えば、友だち登録者数が100人いる場合にそれぞれのユーザーに対して1か月に2回の頻度でメッセージ配信を行うと、100×2=200通となります。
これに対して、100人のうち、50人に対して1か月に3回の頻度で配信を行うと、50×3=150通となります。
このように、メッセージ配信を行う対象のユーザー数と配信頻度について方針を立てることで、1か月の配信通数を予測することができます。
そのため、メッセージ通数のカウント方法を把握しておくことは、自社や店舗でLINE公式アカウントを運用する際に最適なプランを選択する上で有益です。
(2)カウントされるメッセージ
メッセージの配信回数に含まれるのは、友だち登録者に対してメッセージを配信した場合です。
例えば、友だち登録者全員に一斉配信した場合はもちろん、絞り込み配信やステップ配信を行った場合にもメッセージ通数としてカウントされます。
ステップ配信とは、ユーザーの具体的な行動をトリガーとして段階的に配信を行う手法です。
あらかじめ設定したタイミングに従って自動で配信されるため、メッセージ配信の手間を省いて業務を効率化することにつながりますが、メッセージ通数としてカウントされることに注意が必要です。
そのため、手動でのメッセージ配信と並行してステップ配信を行う際には、設定した内容も踏まえて1か月のメッセージ通数を考える必要があります。
(3)カウントされないメッセージ
友だち登録者に対してメッセージ配信を行っても、1か月の上限である配信通数に含まれないものもあります。
具体的には、以下のものです。
- チャット
- あいさつメッセージ
- 自動応答メッセージ
特定のユーザーとの1対1のチャットで配信されたメッセージは、1か月の配信通数には含まれないため、回数制限なく配信を行うことができます。
また、あいさつメッセージや自動応答メッセージもメッセージ通数に含まれません。
あいさつメッセージとは、LINE公式アカウントを友だち追加した際に送られるお礼のメッセージを指します。
自動応答メッセージは、あらかじめ設定したキーワードをユーザーがメッセージ配信した際に自動的に返信するものです。
例えば、営業時間など頻繁にされる質問などを集約し、キーワード設定とそれに対する回答を用意すれば、自動的に回答が行われ、メッセージの返信に関する手間を省くことができます。
そのため、これらの機能を効果的に用いることで、メッセージ配信通数の無駄を削減し、重要度の高い情報配信やメールマーケティングにメッセージ通数を確保することが可能です。
3.無料プランで利用できる主な機能
LINE公式アカウントは無料プランと有料プランがありますが、利用できる機能に制限はなく、どちらのプランであっても以下の機能を一通り利用することができます。
- メッセージ配信機能
- LINEコール機能
- チャット機能
- 自動応答機能
- ステップ配信機能
- リッチメニュー機能
- リッチメッセージ機能
- プロフィール機能
- クーポン発行機能
- ショップカード機能
- リサーチ機能
- 分析機能
これらの機能の概要について、順に解説します。
(1)メッセージ配信機能
友だち追加をしたユーザーに対してメッセージを配信する際に利用します。
なお、メッセージでは、3つの吹き出しまでが1つのメッセージとしてカウントされることを押さえておきましょう。
そのため、テキストだけでなく、スタンプや画像も一緒に配信することで、ユーザーの視認性を高めて興味や関心を引く内容にすることを意識しましょう。
また、メッセージ配信では、クーポンなどを配信することも可能です。
LINEのメッセージは通常のメールよりも開封に対する心理的抵抗が低いため、開封されやすく、店舗の利用や商品・サービスの購入を促進する効果も期待できます。
(2)LINEコール機能
LINEコールは、友だち登録をしているユーザー側からLINE公式アカウントに対して直接電話ができる機能です。
LINEユーザーも公式アカウント側も無料で利用できることがメリットと言えます。
主に緊急性の高い問い合わせやチャットでは伝えづらい用件などを話す場合に利用されることが多いです。
もっとも、LINE公式アカウント側から個別にユーザーへ電話で連絡をとることはできないため、注意が必要です。
なお、LINEコール機能はビデオ通話にも対応しているため、対面での対応が必要な場合にも活用することができます。
(3)チャット機能
LINE公式アカウントの友だち登録者と個別にチャットができる機能です。
主に企業に対する問い合わせや店舗の来店予約などのやりとりの際に活用されます。
電話とは異なり、対応時間に制限がなく、24時間365日対応ができるのが大きなメリットです。
もっとも、利用に当たっては、友だち登録者からメッセージやスタンプなどの反応をもらうことが前提となります。
そのため、友だち追加をしたものの、1度もやりとりをしたことがないユーザーに向けてLINE公式アカウント側からメッセージを送ることはできません。
チャット機能を利用する際には、ユーザーが友だち追加をした時点で、スタンプの送信などユーザー側からのアクションを促す文言をあいさつメッセージに盛り込むなどの工夫が必要です。
また、ユーザーごとにステータスやタグを設定することができるため、どのユーザーの対応が完了していて、どのユーザーが未対応なのかがすぐに把握できます。
これらの機能も活用すれば、対応の漏れや重複対応などのミスを大きく減らすことにもつながり、ユーザーの満足度を高める効果も期待できます。
(4)自動応答機能
ユーザーからの問い合わせやメッセージに対して、自動的に返信を行う機能です。
店舗の営業時間や商品・サービスの利用料など、よくユーザーから寄せられる問い合わせや質問に対して、自動応答機能が活用されています。
個別の内容について自動的に返信が行われるため、返信作業の手間を省くことができます。
また、ユーザーにとっても、タイムラグが生じることなく知りたい情報を手に入れることができるため、ストレスを軽減することが可能です。
自動応答機能を利用する際には、あらかじめキーワードを設定し、それに対応する返信内容を作成する必要があります。
そして、友だちがキーワードを含むメッセージを送信した場合にどのような内容のメッセージを返信するかの設定を行いましょう。
なお、ユーザーからのメッセージ送信に対する応答機能としては先ほど紹介したチャット機能もありますが、チャット機能と自動応答機能を同時に使うことはできません。
そのため、時間帯によってチャット機能と自動応答機能を切り替えるなどの設定が必要となることに注意が必要です。
具体的には、日中はチャット機能でユーザーの対応を行い、営業時間終了後は自動応答機能に切り替えるといった運用がおすすめです。
(5)ステップ配信機能
ステップ配信とは、友だち登録をしているユーザーのアクションを起点として、段階的に内容の異なる配信を行うことです。
具体的には、友だち追加を行ってから数日後に無料クーポンを配信し、既読がつけばさらにその数日後に商品・サービスの案内を送るといった活用が行われています。
配信のタイミングや内容については、あらかじめ設定することで、自動的に配信が行われるため、配信業務を効率的に行うことができます。
また、配信のタイミングや内容についても設定することができるため、ユーザーの属性やニーズに合わせて最適なタイミングと適切な内容の配信を行うことで、商品・サービスの購入や来店を促す効果が期待できます。
もっとも、ステップ配信は1か月のメッセージ配信通数に含まれるため、配信頻度が高ければプランによってはすぐに上限に達する可能性があります。
このほか、ユーザーの行動に合わせた詳細な分岐ができないほか、1つのステップ配信で最大10通までしかメッセージを設定できないというデメリットもあります。
そのため、ステップ配信を行う際には、シナリオ設計や内容についての検討が重要となることを押さえておきましょう。
(6)リッチメニュー機能
リッチメニューとは、トーク画面の下部に表示されるメニューのことを指します。
アイコンを並べて表示させることができるため、ユーザーの視認性が高く、興味や関心を引いてタップされやすいというメリットがあります。
問い合わせ画面や企業・店舗情報など、掲載できるメニューは自由にカスタマイズすることができます。
また、LINE公式アカウント内へのリンクだけでなく、自社サイトやECサイトなど外部のサイトへのリンクを設定することも可能です。
そのため、訴求したい内容を表示させることによって、ユーザーの具体的なアクションを効果的に促進できることが大きなメリットと言えるでしょう。
画像やキャッチコピーに工夫をこらしたメニュー表示を行うことによって、メッセージ通数を消費することなく効果的な情報発信ができるため、ぜひ活用してみましょう。
(7)リッチメッセージ機能
リッチメッセージは、画像や動画を用いたメッセージ配信機能です。
テキストのみの配信よりもインパクトがあり、ユーザーの印象に残りやすいことから、タップやクリックをしてもらえる可能性を高めることができます。
また、配信にリンク先を設定することで、タップしてもらうと自動的にリンク先へ遷移することも可能です。
リッチメッセージ機能を利用する際には、事前に画像や動画データを作成しておく必要があります。
また、訴求内容やポイントについても簡潔にまとめておくことをおすすめします。
(8)プロフィール機能
LINE公式アカウントのプロフィール画面では、名前や住所、営業時間などの基本情報を登録できるだけでなく、画像や予約フォームなども表示することができます。
ユーザーが友だち追加する際に表示される画面であるため、デザイン性や掲載内容は特に工夫をこらしましょう。
認証済アカウントを取得することで、キーワード検索の検索結果に表示させることができるため、自社や商品・サービスに興味・関心が薄い潜在層ユーザーにも訴求できます。
また、ステータスメッセージにユーザーが検索しそうなキーワードを盛り込むことで、より露出度を増やしてアカウントの認知度や知名度を高めることが可能です。
そのため、新規の友だち追加数を増やしたい場合には、プロフィールの情報量を充実させることがおすすめです。
LINE公式アカウントの友だち追加数を増やすメリットや方法については、以下の記事でも解説していますので、ぜひご覧ください。
(9)クーポン発行機能
店舗などで利用することができるクーポンもLINE公式アカウント上で発行・配信することができます。
紙のクーポンを発行すると、印刷費用や配布に関する人件費など、様々なコストがかかります。
LINE上で発行することで、そのようなコストを削減し、発行自体も無料で行うことが可能です。
また、クーポンの内容も無料クーポンのほか、割引クーポンなどを作成・発行することができます。
なお、発行したクーポンは実店舗はもちろん、オンライン店舗でも利用ができるため、商品・サービスやユーザーの属性や行動特性に合わせて柔軟な活用が可能です。
(10)ショップカード機能
ショップカードは、LINE上でポイントカードを発行できる機能です。
店舗などでポイントを付与するQRコードを掲示し、ユーザーに読み取ってもらうことでポイントの付与・加算が行われる仕組みとなっています。
発行枚数に制限がなく、ポイントがすべて貯まったユーザーに対しては自動的に新たなショップカードが表示されます。
そのため、紙やプラスチックのポイントカードとは異なり、在庫切れや発行コストなどの不安要素がないことが大きなメリットです。
また、ポイントが付与される条件や特典付与のポイント数、ショップカードの有効期限など、詳細な設定を行うことができます。
ショップカードの利用状況に関するデータの収集・分析もできるため、ショップカードがどの程度機能しているのかについて把握することも可能です。
(11)リサーチ機能
リサーチ機能は、投票やアンケートによってユーザーの意見を集約できる機能です。
友だち登録しているユーザーのニーズを把握したい場合に活用される場合が多く、商品やサービスの質向上などの参考とすることができます。
もっとも、回答内容を商品やサービスの品質向上に活かすためには、統計的に有意な回答数を確保する必要があります。
そのためには、ユーザーが投票やアンケートに回答するメリットを感じるような施策を並行して行うことが重要です。
具体的には、回答者に無料クーポンやショップカードのポイント付与を行うなどの施策があります。
クーポンやポイント付与を行うことによって、商品・サービスのリピート購入や利用、店舗への再来店を促すことにもつながるでしょう。
なお、LINE公式アカウントの機能を補うツールであるLステップでもアンケートフォームの作成・集計を行うことができます。
Lステップを活用したアンケート施策のメリットや方法については、以下の記事をご参照ください。
(12)分析機能
分析機能では、LINE公式アカウントの各種数値データを分析することができます。
具体的には、友だち追加数やブロック数、メッセージ通数やユーザーの属性情報など、幅広いデータの分析が可能です。
データの分析を行うことで、各種施策の効果測定ができ、改善案の立案や実行に活用することができます。
また、友だち登録者の属性やニーズを把握でき、行動特性に合わせたアプローチなどを行うことができ、より効果的な施策を進めていくことができるでしょう。
4.無料プランを利用するのがおすすめな企業の特徴
LINE公式アカウントは、無料プランでも必要な機能を一通り利用することができます。
もっとも、1か月に無料で配信できるメッセージ通数には200通という上限が設けられているため、以下のような企業で運用を行うのがおすすめです。
- 運用方針が定まっていない
- 友だち登録者数をこれから増やしていく
- 1か月のメッセージ配信通数が少ない
それぞれについて見ていきましょう。
(1)運用方針が定まっていない
LINE公式アカウントを初めて事業に活用する場合には、具体的な運用方針が定まっていない場合もあります。
そのような場合には、無料プランから利用を始めるのがおすすめです。
無料プランであっても、利用できる機能に制限はないため、これらの機能を無料で活用しながら効果が出るかを判断するのもよいでしょう。
また、運用を行う中で自社や店舗の課題が見えてくる場合も少なくありません。
課題の解決を図るためにメッセージ配信を活用することを検討するならば、その時点で有料プランへの変更を行うなどの柔軟な対応を行うことが有効でしょう。
(2)友だち登録者数をこれから増やしていく
新たにLINE公式アカウントを開設する場合は、友だち登録者数をこれから増やしていくことになります。
LINE公式アカウントからメッセージの配信ができるのは、友だち追加してくれたユーザーのみとなるため、友だち数を増やしてから配信を行わなければなりません。
友だち数が増えると、配信を受け取る人が多くなり、自社商品・サービスの認知度や集客効果が高まります。
友だち登録者数が増えるまでは無料のプランで運用を行い、友だち追加が徐々に増えてきたタイミングで有料プランに変更することを検討しましょう。
(3)1か月のメッセージ配信通数が少ない
1か月のメッセージ配信回数が少ない場合は、無料プランから利用を始めることがおすすめです。
無料プランであっても、上記でみたようにメッセージ配信通数が200通を超えるまで、すべての機能を無料で利用することができます。
1か月に1回メッセージを配信する場合は、200人のユーザーにメッセージを配信することができます。
また、1か月に2回メッセージを配信する場合は、100人のユーザーにメッセージを配信することが可能です。
これ以上の配信回数になると、メッセージを配信できる回数が減ってくるため、ステップ配信を行うか有料プランに変更することを検討しましょう。
5.プランを変更する際の注意点
LINE公式アカウントの料金プランを変更する場合、アップグレード・ダウングレードで変更後のプランが反映されるタイミングが異なります。
そのため、プラン変更を行う場合は、反映されるタイミングに注意して手続を行うことが重要です。
- アップグレードする場合
- ダウングレードする場合
これらについて、料金プランが適用される時期を解説していきます。
(1)アップグレードする場合
アップグレードをした場合、月の途中からでも即日で適用されます。
変更前と変更後のプランの料金差額を支払うことで、差分のメッセージ通数が付与される仕組みです。
そのため、友だち登録者数が予想以上に増え、配信数が足りなくなっても、変更手続を行うことで即日メッセージ通数を確保することができます。
もっとも、月の途中でアップグレードすると変更後の料金が即日反映されるため、毎月の予算を組んでいる場合は、予算超過となる可能性があるため注意が必要です。
(2)ダウングレードする場合
ダウングレードする場合は、翌月から適用されます。
アップグレードは即日適用されますが、ダウングレードは即日適用とならないため、注意が必要です。
当初の想定より友だち登録者数が増えない場合や費用対効果が見込めないと判断した場合には、翌月からダウングレードを検討してみるのもよいでしょう。
配信数が足りなくなった場合はアップグレードは即日行えるので、下位プランを利用することで費用を最小限に抑えることができます。
まとめ
本記事では、LINE公式アカウントの費用体系や無料プランで利用できる機能について解説しました。
LINE公式アカウントは無料で始めることができますが、プランによってメッセージ配信回数が異なります。
無料プランであっても、上記で見たように利用できる機能に制限はないため、これらの機能を無料で活用しながら効果が出るかを判断するのがおすすめです。
カウントされないメッセージを最大限活用すれば、費用を最小限に抑えることができます。
メッセージ配信回数が足りない・多すぎると感じたときは、プランの変更を行いましょう。