LINE公式アカウントの選択肢付きメッセージとは?活用の方法を紹介!
「LINE公式アカウントの選択肢付きメッセージはどのように送る?」
「選択肢付きメッセージの活用方法を知りたい」
企業の経営者やマーケティング・営業担当者の中にはこのような疑問をお持ちの方もいらっしゃると思います。
LINE公式アカウントの選択肢付きメッセージは、ユーザーに選択肢を提示して回答を促し、情報を収集するシステムです。
選択肢付きメッセージを利用すれば、ユーザーの情報やニーズを把握できるため、サービス内容の向上や商品開発に活かすことができます。
選択肢付きメッセージと一口に言っても様々なタイプや使い方があるので、ノウハウを把握しておくことが大切です。
本記事では、LINE公式アカウントの選択肢付きメッセージの使い方や特徴などについて解説します。
本記事を読めば、LINE公式アカウントの選択肢付きメッセージの詳細が分かり、業績アップにつなげられるでしょう。
1.LINE公式アカウントの選択肢付きメッセージとは
LINE公式アカウントの選択肢付きメッセージとは、ユーザーに選択肢を提示して回答を促すメッセージのことです。
LINE公式アカウントで選択肢付きメッセージを配信すれば、選択肢をタップするだけで、簡単に回答できます。
ユーザーの情報を蓄積したり、有用な情報を配信したりするのに役立ちます。
また、ユーザーに選択肢をタップしてもらえば、ユーザーに欲しい情報のみを配信できるステップ配信を行うことも可能です。
ユーザーが有用な情報を受け取ることができれば、ブロックされるリスクも抑えられるでしょう。
ただし、LINE公式アカウントの機能では、選択肢の設定数に制約があるほか、回答者の特定ができません。
そのため、詳細なユーザー情報の収集・分析まではできない場合がるため注意が必要です。
詳細な情報収集・分析を行うためには、外部サービスとの連携が必要になります。
おすすめの外部サービスについて、以下の記事で取り扱っています。
より詳細な情報収集・分析を行うことを検討している方は、ぜひ参考にしてみてください。
2.LINE公式アカウントの選択肢付きメッセージの機能
LINE公式アカウントの選択肢付きメッセージには、複数の種類があります。
利用する機能によって配信できるメッセージが異なるので、状況に合わせて適したものを選びましょう。
LINE公式アカウントの選択肢付きメッセージの機能について解説しますので、参考にしてみてください。
- リッチメッセージ
- カードタイプメッセージ
- リサーチ
(1)リッチメッセージ
リッチメッセージは、テキストのみならず、画像や動画を送信できるメッセージです。
画像や動画が入ると、発信できる情報の幅も広がり、情報も伝わりやすくなります。
また、画像にURLなどの情報を取り入れておくことで、別ページに誘導しやすくなります。
さらに、クーポンを配布することもできるので、ユーザーに興味を持たれやすいでしょう。
商品ページなどへのアクセスを誘導できるようなメッセージにするのがポイントです。
最大6分割までのエリア設定ができるので、自由に組み合わせを変えることができるため、リンクやクーポン設置のレイアウトを考えましょう。
ただし、誰がどの画像をタップしたか、どの画像のタップ数が多いかなどの詳細な情報収集・分析はできません。
リッチメッセージは、情報を視覚的に伝えるのに有用ですので、ぜひチェックしてみてください。
(2)カードタイプメッセージ
カードタイプメッセージは、複数の内容をカード形式で配信できる機能です。
カードタイプメッセージには、以下の4つがあります。
- プロダクト
- ロケーション
- パーソン
- イメージ
1枚のカードにタイトルやテキスト、画像などを組み合わせられるので、ユーザーに質問を投げかけるなど、メッセージのバリエーションが広がります。
最大9枚のカードを設置できるので、幅広い情報を配信できるのが魅力です。
商品やサービスを複数案内したい場合にも、活用してみると役立つでしょう。
カードに情報を記載しきれない場合は、URLを記載し、その他のページへ誘導するのもおすすめです。
ただし、リッチメッセージの場合と同様に、ユーザーの詳細な行動把握や分析ができないことに注意が必要です。
カードタイプメッセージは様々な使い方があるので、用途に合わせて利用方法を工夫しましょう。
(3)リサーチ
リサーチは、アンケートや投票などを含むメッセージを配信できる機能です。
アンケートや投票などで、ユーザーの意見を集めたい場合に便利です。
質問内容は、規定の性別、年齢、居住地以外に、7つまで設定できます。
選択肢は最大10個設置できるので、幅広く情報収集することも可能です。
認証済アカウントであれば、自由記述形式を利用できるのもポイントです。
ユーザーの回答内容を分析すれば、サービスの向上や商品開発などに役立ちます。
ただし、URLへ誘導することはできないので、商品ページなどへの誘導は別メッセージで行う必要があります。
なお、誰が回答したかなどの詳細は把握できないため注意が必要です。
ユーザーからの情報を入手したい場合は、リサーチ機能を利用してみましょう。
3.選択肢付きメッセージを活用する方法
選択肢付きメッセージは、ユーザーの情報やタイプを把握するのに有用です。
顧客情報を把握し有用な情報を配信できれば、企業の業績アップにもつながります。
選択肢付きメッセージは、欲しい情報を入手しやすいので便利です。
以下で、選択肢付きメッセージを活用する方法をご紹介します。
- ユーザー情報の収集に役立てる
- ユーザーのタイプを把握する
- ニーズに合う情報を配信する
- リッチメニューを工夫する
(1)ユーザー情報の収集に役立てる
選択肢付きメッセージを活用すると、ユーザー情報を収集できます。
選択肢付きメッセージでは、性別や年齢、居住地以外にも、様々な質問を投げかけることで、情報収集ができます。
回答方法はタップするだけなので、ユーザーに回答してもらいやすいのもポイントです。
友だち追加したタイミングで選択肢付きメッセージを配信すれば、ユーザー情報を把握でき、必要な情報の配信につながります。
欲しい情報を配信できれば、ユーザーが離れることも防げるでしょう。
(2)ユーザーのタイプを把握する
選択肢付きメッセージは、ユーザーのタイプを把握するのに有用です。
とくに、診断コンテンツが有用であり、ユーザー情報の詳細を把握できます。
質問内容を工夫すれば、ユーザーのタイプを絞り込め、有用な情報配信につながります。
ユーザーが興味を持つ内容であり、その後の情報配信につながるコンテンツを投げかけるのが重要です。
たとえば、ファッションメーカーであれば、好みのカラーやテイストなどの情報が有用です。
ユーザーのタイプを把握できるよう、効果的な選択肢付きメッセージを配信しましょう。
(3)ニーズに合う情報を配信する
選択肢付きメッセージは、ニーズに合う情報を配信するのに有用です。
選択肢付きメッセージで顧客情報や属性、行動の特徴が分かれば、ユーザーがどんな情報を必要としているかを把握できます。
LINE公式アカウントのみでは情報が限られていますが、より詳細な情報があれば、営業活動などに活用できるでしょう。
ニーズに合う情報を配信できれば、ブロックされるのを防ぐこともできます。
(4)リッチメニューを工夫する
選択肢付きメッセージでは、選択肢に合わせてリッチメニューを工夫するのがおすすめです。
また、ユーザーがタップした選択肢によってリッチメニューを切り替える機能もあります。
たとえば、「ファッション雑貨に興味のあるユーザーに商品関連のリッチメニューを表示する」、「賃貸物件に関心のあるユーザーに関連情報のリッチメニューを表示する」など様々な方法があります。
年齢や性別、居住地に合わせて、表示するリッチメニューを調整することも可能です。
リッチメニューを工夫すれば、適切な情報を設定できるので、ユーザーからも好感を持たれるでしょう。
なお、リッチメニューの概要や活用事例などについては以下の記事も参考になります。
4.LINE公式アカウントの選択肢付きメッセージの活用例
LINE公式アカウントの選択肢付きメッセージを活用すれば、興味のある商品へ誘導したりアンケートに活かしたりと、さまざまなメリットがあります。
必要な情報を効率的に把握し、サービス内容の改善や商品開発に活かすこともできます。
LINE公式アカウントの選択肢付きメッセージの活用例をご紹介しますので、参考にしてください。
- ユーザーの興味のある商品へ誘導する
- アンケートに活用する
- 個人情報を取得する
- 診断ゲーム形式で配信する
(1)ユーザーの興味のある商品へ誘導する
選択肢付きメッセージは、ユーザーが興味を持つ商品へ誘導するのに有効です。
選択肢付きメッセージを配信すると、ユーザーが興味のある項目をタップするので、ユーザーのニーズも把握しやすいでしょう。
メッセージの内容によって、リッチメッセージやカードタイプメッセージなど、使いやすい配信方法を選びましょう。
ただし、リッチメッセージやカードタイプメッセージは、誰がどの選択肢をタップしたかを確認することができません。
(2)アンケートに活用する
選択肢付きメッセージは、アンケートに活用するのもおすすめです。
アンケートとして活用するには、リサーチ機能を利用します。
ユーザーのニーズや商品開発に役立つ情報を収集したい場合に有効です。
ただし、誰がどの選択肢を選んだかを把握することはできません。
把握したい情報がある場合に、利用しましょう。
(3)個人情報を取得する
選択肢付きメッセージは、個人情報を取得するのに有用です。
たとえば、アンケートを利用すれば、ユーザーに関する詳細情報を把握できます。
また、リッチメッセージやカードタイプメッセージなど様々な機能を活用することで、ユーザー情報を幅広く収集でき、ニーズに合う情報配信につながります。
ただし、LINE公式アカウントの機能のみでは制限があるため、配信設定によっては、外部サービスの利用が必要になります。
選択肢付きメッセージを有効活用し、情報収集に役立てましょう。
(4)診断ゲーム形式で配信する
選択肢付きメッセージは、診断ゲーム形式で配信することもできます。
商品購入に関連する複数の質問を診断ゲーム形式で投げかけ、診断結果に合わせたメッセージを配信すると、効率的に商品をアピールできます。
たとえば、体質の悩みや利用頻度、目的などに関連する質問を作成し、商品やサービスのアピールにつなげましょう。
また、ユーザー情報の収集もできるので、商品開発やサービス内容の改善にも活かすことができます。
ただし、質問内容が多すぎるとユーザーが負担になるので、内容や量を調整することが大切です。
診断ゲーム形式はユーザーの情報収集や、商品やサービスのアピールに活用できるため、ぜひ、チェックしてみてください。
5.LINE公式アカウントのメッセージ配信効果を高めるポイント
LINE公式アカウントのメッセージ配信効果を高めるには、配信頻度や時間を調整したり、見やすさにこだわったりと工夫することが大切です。
LINE公式アカウントのメッセージ配信効果を高めるポイントについて解説しますので、参考にしてください。
- 配信頻度を調整する
- 配信時間を工夫する
- 画像を活用して見やすくする
- 親しみある表現を使用する
(1)配信頻度を調整する
LINE公式アカウントのメッセージ配信効果を高めるには、配信頻度を調整することが大切です。
業界や提供するサービス、取り扱う商品などによっても、適切な配信頻度は異なります。
ユーザーへの配信頻度が少ないと十分な情報を提供できないですが、多すぎるとブロックされる可能性があります。
同じ業界の公式アカウントの配信頻度をチェックすると、参考になることもあるでしょう。
配信頻度を適宜調整し、ユーザーとのコミュニケーションに活かしましょう。
(2)配信時間を工夫する
LINE公式アカウントを使用する際は、配信時間も重要です。
ユーザーがメッセージを見やすい時間帯、提供するサービスや商品購入に適したタイミングに合わせるようにしましょう。
たとえば、飲食店であればランチの時間帯や夕食前に配信すると、ユーザーに見てもらえるケースが多いです。
クーポンなどを配信すると、利用者を増やすことにもつながるでしょう。
また、ファッション関連商品の販売などは、休日や夕方のタイムセール時に配信するのがおすすめです。
ユーザーが情報を必要としている時間帯を予測し、メッセージを配信しましょう。
(3)画像を活用して見やすくする
メッセージを配信する際は、画像を活用して見やすくしましょう。
文字ばかりのメッセージは読み飛ばされて流れることもありますが、視覚的に分かりやすい画像付きのメッセージは見てもらえる可能性が高くなります。
また、画像の中にURLを入れ込むなど工夫すると、より効果的に情報を発信することが可能です。
画像を活用し、ユーザーの目をひくメッセージを作成しましょう。
(4)親しみある表現を使用する
メッセージの配信では、親しみある表現を意識しましょう。
LINE公式アカウントはLINEアプリとは異なる特性がありますが、親しみを持ってもらうことがユーザー離れを防ぐポイントです。
不特定多数の人へのメッセージなので、一定のマナーは守る必要がありますが、読みやすいメッセージを心がけることが大切です。
絵文字や記号を活用したり、口調を柔らかくしたりと、親しみやすい工夫をしましょう。
6.LINE公式アカウントで送信できるその他のメッセージ
LINE公式アカウントでは、選択肢付きメッセージ以外にも、様々なメッセージがあります。
状況に合わせてメッセージのスタイルを選ぶことで、効率的に配信できるでしょう。
LINE公式アカウントで送信できるその他のメッセージをご紹介します。
- リッチビデオメッセージ
- LINEチャット
- 自動応答メッセージ
- あいさつメッセージ
- ステップ配信
- 複数の吹き出しを使用したメッセージ
(1)リッチビデオメッセージ
リッチビデオメッセージは、自動で再生される動画を配信するメッセージです。
リッチビデオメッセージは、通常の動画とはサイズが異なり、形も縦型や横型、正方形など様々です。
サイズの大きい動画を配信したい場合は、縦型を選択しましょう。
動画終了時に商品ページやホームページなどに誘導することもできるので、営業活動にも効果的です。
ただし、リッチビデオメッセージを作成できるのはパソコンのみであり、アプリでは作成できないことに注意しましょう。
リッチビデオメッセージはインパクトがあるので、ぜひ利用してみてください。
(2)LINEチャット
LINEチャットは、個別でメッセージのやり取りをできる機能です。
LINE公式アカウントにて友だち追加したユーザーからメッセージがくると、個別にチャットできるようになります。
LINE公式アカウントは1対複数人でのチャットなのに対し、LINEチャットは1対1でメッセージのやり取りを行います。
一度に多くのユーザーへ情報配信することはできないものの、個別にコミュニケーションを取ることができるので、顧客を獲得しやすくなるでしょう。
また、個別に要望や質問などに対応する際も便利です。
なお、LINE公式アカウントは、プランによって配信するメッセージ通数に上限がありますが、LINEチャットであれば無料で何度でもメッセージを送信することができます。
美容院やエステの予約受付や個別に配信したい情報がある場合は、LINEチャットの活用も検討してみましょう。
(3)自動応答メッセージ
自動応答メッセージは、ユーザーからのメッセージに自動で応答する機能です。
自動メッセージを事前に設定しておくと、自動で送信できる仕組みです。
自動応答メッセージには、一律応答とキーワード応答があります。
一律応答は、配信されたメッセージに一律で送信する機能であるのに対し、キーワード応答は、配信されたメッセージが事前に設定したキーワードに合う場合に送信する機能です。
自動応答メッセージであれば、営業時間外や対応できない時間帯でも、メッセージを配信できるのがポイントです。
応答メッセージとリッチメニューを組み合わせるなど工夫することで、より効果的なメッセージ配信ができます。
(4)あいさつメッセージ
あいさつメッセージは、友だち追加時に送られるメッセージです。
あいさつメッセージは友達追加後すぐに配信され、印象に関わるので重要です。
あいさつメッセージの中に、今後どのような情報を配信するか伝えると、ユーザーに興味を持ってもらえます。
また、メッセージを送ってもらうなど、次のアクションにつながる内容にすると、より効率的にコミュニケーションを取ることができます。
あいさつメッセージ配信後にユーザーからメッセージを送ってもらえれば、個別でチャットできるようになるのもポイントです。
あいさつメッセージは無料で配信できるので、有効活用しましょう。
(5)ステップ配信
ステップ配信とは、条件を設定しておき、条件に合うユーザーを絞り込んでメッセージを自動で配信するシステムです。
たとえば、「友達追加7日経過後のユーザーにクーポンを配信する」などと条件を設定すれば、複数のユーザーに効率的にメッセージを配信できます。
ただし、メッセージは課金対象としてカウントされるので、効率的に配信できるよう工夫しましょう。
ステップ配信の設定をすれば、メッセージの内容や配信先は自動で設定できるので、手間もかかりません。
定期的にクーポン情報などを配信できるので、顧客の獲得にもつながるでしょう。
(6)複数の吹き出しを使用したメッセージ
LINEでは、複数の吹き出しを使用してメッセージを送信することが可能です。
メッセージ送信画面にある「+追加」を利用すると、吹き出しを増やすことができます。
テキスト、スタンプ、画像など様々なものを吹き出しで増やせるので、アイデア次第で効果的なメッセージになるでしょう。
クーポンやお得情報も配信できるので、ユーザーの目をひくメッセージにすることで、顧客獲得にもつながります。
効率的に多くの情報を配信したい場合は、ぜひ利用してみてください。
7.LINE公式アカウントの選択肢付きメッセージの作り方
LINE公式アカウントの選択肢付きメッセージは、以下のような手順で作成します。
- LINE公式アカウントの管理画面で「メッセージを作成」をクリックする
- リッチメッセージ・カードタイプメッセージ・リサーチのいずれかを選ぶ
- テキストや画像、選択肢などを入れてメッセージを作成する
- 配信タイミングや条件などを設定する
- メッセージ配信を実行する
以上の手順で、選択肢付きメッセージを作成・配信することができます。
あらかじめ取り入れるテキストや画像、選択肢などを準備しておくとスムーズに配信することができるでしょう。
メッセージ作成の手順はそれほど多くないので、ぜひチャレンジしてみてください。
8.LINE公式アカウントの選択肢付きメッセージをより有効活用する方法
選択肢付きメッセージをさらに活用するには、顧客情報の管理やユーザーの悩みの把握につなげることが大切です。
LINE公式アカウントの選択肢付きメッセージをより有効活用する方法をご紹介します。
- 顧客情報を管理する
- ユーザーの悩みを把握する
(1)顧客情報を管理する
LINE公式アカウントの選択肢付きメッセージをより有効活用するには、顧客情報を管理することが大切です。
選択肢付きメッセージでは、性別や年齢のほか、居住地などの基本情報以外に、選択肢を工夫することでより詳細な情報を入手できます。
収集した情報を、サービス内容の改善や商品開発などに活かして業績アップを目指すには、顧客情報の管理も重要です。
選択肢付きメッセージでは、収集できる情報の内容はもちろん、情報の活かし方も工夫し、有効活用しましょう。
LINE公式アカウントを活用した顧客情報管理やCRMツールとの連携については、以下の記事でも解説していますので、合わせてご参照ください。
(2)ユーザーの悩みを把握する
選択肢付きメッセージでは、ユーザーの悩みを把握することが大切です。
選択肢付きメッセージでは、診断コンテンツも配信できるので、うまく活用すればユーザーの悩みを把握できます。
選択肢付きメッセージでユーザーのタイプを絞り込み、有用な情報を配信しましょう。
たとえば、健康食品の販売では、食事のタイミングや体質などの情報を把握することで、ユーザーの興味のある商品やサービスを提供することができます。
ただし、正直に回答してもらえないと意味がないので、ユーザーの悩みに寄り添いつつ、コミュニケーションを取りやすいものにするのがポイントです。
ユーザーの悩みを把握できれば、より良いサービスや商品を提供できるでしょう。
9.LINE公式アカウントのメッセージ配信コストを抑える方法
LINE公式アカウントで選択肢付きメッセージを多くのユーザーに配信すれば、サービス内容の向上や商品開発などにつながる有用な情報を手に入れられますが、無料で配信できるメッセージ数には限りがあります。
LINE公式アカウントには3つのプランがあり、1か月に無料でメッセージを配信できる回数には上限があります。
最上位の「スタンダードプラン」であれば、メッセージ上限に達しても課金すれば、追加でメッセージを送ることができます。
しかし、「コミュニケーションプラン」と「スタンダードプラン」では追加メッセージを配信することができません。
不特定多数の人にメッセージを送ると、配信コストがかかってしまう場合があるため注意が必要です。
また、ターゲットを絞り込まずにメッセージを配信すると、自社商品やサービスに興味・関心がない場合、ブロックされる可能性もあります。
LINE公式アカウントの費用を抑える方法についても把握しておくと、より効率的に利益を得られるでしょう。
- メッセージの種類を調整する
- LINEチャットを活用する
(1) メッセージの種類を調整する
メッセージの種類を調整することで、メッセージ配信コストを抑えられます。
以下のメッセージは、1か月のメッセージ通数にカウントされません。
応答メッセージ
あいさつメッセージ
応答メッセージとは、ユーザーから送信されたメッセージに対して自動で返信を行う機能であり、「キーワード応答」と「一律応答」の2種類があります。
機械的に回答できる内容のメッセージを送る場合は、応答メッセージを活用するのがおすすめです。
応答メッセージは、業務負担を軽減できるのも魅力です。
あいさつメッセージは、友だち追加したタイミングで配信できるメッセージで、限定クーポンなども配信できます。
1回の配信に対して5つの吹き出しまで送ることができるので、お得に情報を配信したい場合におすすめです。
配信したい内容によっては、無料で配信できるメッセージを活用しましょう。
(2)LINEチャットを活用する
LINEチャットとは、友だち追加しているユーザーと個別にやり取りする機能です。
LINEチャットで個別にやり取りするには、ユーザーからメッセージを送信してもらう必要があります。
あいさつメッセージなどで、ユーザーからスタンプなどのアクションを促す工夫をすることが大切です。
また、個別であれば、ユーザーに合わせて内容を調整できるので、必要な情報をピンポイントで配信できます。
自分あてに個別に配信されたメッセージは、より反応してもらいやすいのもポイントです。
LINEチャットであれば、無料メッセージの配信回数にカウントされないので、ぜひ、利用してみてください。
(5)絞り込み配信をする
絞り込み配信とは、ユーザーの属性で絞り込んでメッセージを配信することです。
LINE公式アカウントの選択肢付きメッセージは、無料で配信できる数に上限があります。
不特定多数の人に配信すると、メッセージ配信にコストがかかってしまう場合があるため注意が必要です。
性別、年齢、エリアなどで絞り込んでメッセージを配信することで、効率が高まります。
ユーザーを絞り込むことで無駄を防げることに加え、ユーザー離れを防ぐことができるのもポイントです。
まとめ
選択肢付きメッセージは、ユーザー情報やユーザーの悩みの把握に有効です。
選択肢付きメッセージをうまく活用することで、ユーザーが求めている情報を配信することができ、顧客の獲得やブロックの防止にもつながります。
様々なタイプ選択肢付きメッセージがあるので、配信したい内容に合わせて適したものを選択するのがおすすめです。
選択肢付きメッセージを取り入れ、効率的な情報配信につなげましょう。