コラム

Instagramのストーリーズ広告とは?初心者でも成功する出稿方法と運用テクニック

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最終更新日:
TMS編集部

「Instagramのストーリーズ広告ってどんなもの?」
「ストーリーズの広告は本当に効果があるの?予算がないので、費用対効果を確認したい」

全画面表示で視認性が高く、ユーザーの目を引きやすいストーリーズ広告は、若年層を中心とした幅広いターゲットにリーチできる強力なマーケティングツールです。

しかし、「どうやって始めればいいの?」「どんなクリエイティブが効果的?」といった疑問をお持ちの方も多いのではないでしょうか。

本記事では、Instagramストーリーズ広告の基本から実践的な運用テクニックまで、初心者でも理解できるよう詳しく解説していきます。

適切な形式選択から効果的なクリエイティブ作成まで、成功に必要な情報をすべて網羅しているので、ぜひ最後までお読みください!

以下の記事では、Instagram広告について網羅的に解説していますので、あわせてご覧ください。

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目次

1.Instagramストーリーズ広告の基本概念

Instagramストーリーズ広告とは、Instagramのストーリーズ機能内に表示されるフルスクリーン形式の広告です。

通常のストーリーズコンテンツは投稿から24時間で自動的に消えてしまいますが、広告として配信する場合は設定した期間中ずっと表示され続けます。

ユーザーがストーリーズを閲覧している際に、友人や知人の投稿の合間に自然な形で表示されるため、高い視認性とエンゲージメントが期待できます。

Instagramストーリーズ広告の基本概念

  1. フルスクリーン表示で視認性が高い
  2. 通常投稿と違って24時間で消えない
  3. ユーザーの閲覧フローに溶け込む自然な広告体験

(1)フルスクリーン表示で視認性が高い

ストーリーズ広告は、スマートフォン画面全体を使った縦型フルスクリーン表示となります。

ユーザーの視界を独占できるため、メッセージやビジュアルを効果的に伝えられます。

フィード広告のように他の投稿と競合することがなく、視認性の高さがストーリーズ広告の最大の特徴です。

(2)通常投稿と違って24時間で消えない

通常のストーリーズ投稿は24時間で自動的に消えてしまいますが、広告として配信する場合は設定した期間中継続して表示されます。

広告主が設定した予算と期間に応じて、ターゲットとなるユーザーに何度も表示することが可能です。

これにより、限られた時間内でも十分なリーチと認知度向上を図ることができます。

(3)ユーザーの閲覧フローに溶け込む自然な広告体験

ストーリーズ広告は、ユーザーが友人や知人のストーリーズを閲覧している最中に、それらのコンテンツの間に表示されます。

このように自然な形で表示されるため、広告感が薄く、ユーザーに受け入れられやすい傾向があります

ただし、「Sponsored」(スポンサー)表示がつくため、広告であることは明示されているため、広告とわからないわけではありません。

2.Instagramストーリーズ広告で得られる5つのメリット

Instagramストーリーズ広告を活用することで、企業は多くのメリットを得ることができます。

ここでは、ストーリーズ広告の主な5つのメリットについて詳しく解説します。

ストーリーズ広告の5つのメリット

  1. 全画面表示による高い視認性
  2. 詳細なターゲティングオプション
  3. リンクスタンプ機能を活用したWebサイトへの誘導
  4. カスタマイズ可能なCTAボタン
  5. 自然に宣伝が可能

(1)全画面表示による高い視認性

ストーリーズ広告はスマートフォンの画面全体を使った縦型フルスクリーン表示となります。

ユーザーの注意を引きつけやすく、メッセージやビジュアルを効果的に伝えることができるでしょう。

また視認性が高いので記憶に残りやすく、繰り返し広告を見ることでザイオンス効果が形成され、コンバージョンにつながる可能性も高まります。

他の広告フォーマットと比較しても、視聴者の視界を独占できるため、ブランドメッセージの伝達力が非常に高いです。

特に動画コンテンツを活用する場合、音声と動きによる表現力が最大限に発揮されます。

(2)詳細なターゲティングオプション

Instagramストーリーズ広告では、Facebook広告プラットフォームの持つ強力なターゲティング機能を活用できます。

年齢、性別、居住地といった基本的な属性だけでなく、興味関心、行動履歴、購買意欲などの詳細な条件でターゲットを絞り込むことが可能です。

例えば、「ヘルスケアに興味がある20代後半の女性」や「スポーツに興味を持つ大阪在住の30代男性」など、非常に具体的なペルソナに向けた広告配信ができます。

ターゲティングの精度が高いため、広告費用対効果を最大化し、無駄な配信を減らすことが可能です。

(3)リンクスタンプ機能を活用したWebサイトへの誘導

ストーリーズ広告では、画面を上にスワイプするだけでWebサイトや商品ページに直接アクセスできる「リンクスタンプ」機能が利用できます。

この機能により、興味を持ったユーザーを簡単にランディングページやECサイトに誘導することが可能です。

ユーザーの行動障壁を下げ、コンバージョン率向上に直結するため、販売促進に非常に効果的な機能といえるでしょう。

(4)カスタマイズ可能なCTAボタン

ストーリーズ広告には、目的に合わせてカスタマイズできるCTA(Call To Action)ボタンを設置できます。

「詳細を見る」「購入する」「今すぐ予約」「お問い合わせ」など、ユーザーに促したい行動に合わせたボタンを選択することが可能です。

明確なCTAを設置することで、ユーザーの次のアクションを促し、コンバージョン率を高めることができます。

また、ボタンのデザインはInstagramによって最適化されているため、視認性が高く、タップしやすい形状になっているのも特徴です。

(5)自然に宣伝が可能

ストーリーズ広告は、ユーザーのストーリーズ閲覧フローに自然に溶け込む形で表示されます。

友人や知人のストーリーズを見ている最中に広告が表示されるため、ユーザーにとって違和感が少なく受け入れられやすいのが特徴です。

特に通常のストーリーズに近い自然な見た目や内容の広告は、ユーザーから好意的に受け取られる傾向があります。

この「ネイティブ広告」的な特性により、広告であってもユーザーに嫌悪感を与えにくく、ブランドに対するポジティブな印象を維持しながら情報を伝えることができるのです。

3.Instagramストーリーズ広告の4種類と特徴

Instagramストーリーズ広告には、目的や表現方法に応じて選べる4つの種類があります。

それぞれの特徴を理解し、最適な形式を選ぶことが成功の鍵となります。

Instagramストーリーズ広告の4種類と特徴

  1. 画像広告:5秒表示の静止画形式
  2. 動画広告:最大60秒の動画表現
  3. カルーセル広告:最大3枚の画像・動画を連続表示
  4. コレクション広告:カバー画像と複数商品を組み合わせた形式

(1)画像広告:5秒表示の静止画形式

画像広告は最もシンプルな形式で、1枚の静止画像を使用したストーリーズ広告です。

表示時間は5秒間で、その間にユーザーの注意を引き、メッセージを伝える必要があります。

制作のハードルが低く、短時間で準備できるのが大きなメリットです。

特にブランド認知を目的とした単純明快なメッセージや、視覚的にインパクトのある画像を使用する場合に効果的です。

(2)動画広告:最大60秒の動画表現

動画広告は、最大60秒までの動画を使用したストーリーズ広告です。(※ストーリーズ広告として配信される際は、15秒ごとの分割表示となる場合があります。)

動きのある表現により、ユーザーの注目を集めやすく、より多くの情報や感情を伝えることができます。

製品の使い方や魅力を詳しく紹介したい場合や、ストーリー性のある内容を伝えたい場合に適しています。

ただし、一般的にはユーザーの視聴持続時間は短いため、15秒以内で核心となるメッセージを伝えるように設計しましょう。

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(3)カルーセル広告:最大10枚の画像・動画を連続表示

Screenshot

カルーセル広告は、最大10枚(ストーリーズでは3枚)までの画像または動画を連続して表示できる形式です。

ユーザーは画面を左にタップすることで次の画像や動画を見ることができるため、より多くの情報を順序立てて伝えることが可能です。

複数の商品を紹介したい場合や、ステップバイステップの説明が必要な場合に非常に効果的な形式となります。

各カード(画像・動画)は個別にリンクスタンプを設定できるため、多様な導線を用意できる点も特徴です。

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(4)コレクション広告:カバー画像と複数商品を組み合わせた形式

コレクション広告は、メインとなるカバー画像または動画と、その下に複数の商品画像を組み合わせた形式です。

ユーザーが広告内のリンクをタップすると、Instagram内で開く全画面のカタログビュー(インスタントエクスペリエンス)に遷移し、最大50点以上の商品を閲覧可能です。

ただし、ストーリーズ広告内で直接表示される商品点数は限られており、通常は10点前後となります。

そのため、ユーザーがスムーズに詳細ページへ移動できる導線設計が重要です。

Eコマースやリテール事業に特に適した形式で、豊富な商品情報を訴求しながら、購入までの導線を短縮できるのが大きな特徴です。

4.Instagramストーリーズ広告の出稿方法

Instagramストーリーズ広告を出稿するには、いくつかの方法があります。

ここでは、初心者でも理解できるよう、ステップバイステップで出稿方法を解説します。

ストーリーズ広告の出稿方法

  1. 既存のストーリーズコンテンツを活用する方法
  2. Meta広告マネージャーを使った専用広告の作成
  3. アカウント連携とプラットフォーム設定
  4. キャンペーン目的と広告セット
  5. 予算と配信期間の戦略的な決定ポイント
  6. 広告審査の流れと承認までの注意点

(1)既存のストーリーズコンテンツを活用する方法

すでに投稿したストーリーズコンテンツを広告として活用する方法は、初心者にとって最も手軽なスタート方法です。

この方法のメリットは、すでに反応の良かったコンテンツを活用できる点と、新たに広告素材を用意する必要がない点にあります。

Instagramのインサイトから「あなたがシェアしたコンテンツ」を開き、過去に投稿したストーリーズを表示します。

過去のストーリーズからプロモーションしたい投稿を選んで「プロモーション」ボタンをタップし、目的・ターゲット・予算・期間を設定するだけで、簡単に広告出稿が可能です。

(2)Meta広告マネージャーを使った専用広告の作成

より詳細な設定や高度なターゲティングを行いたい場合はMeta広告マネージャーを使用した広告作成がおすすめです。

Meta広告マネージャーにログインし、「広告の作成」から新しいキャンペーンを開始します。

配置のタブはデフォルトでは「Adcantage+」となっており、自動的にリールやフィードなどに広告が出稿される仕組みです。

ストーリーズだけでなく、リールなどにも広告を表示させたいならその設定のままクリエイティブを設定してください。

ストーリーズにのみ広告を表示させたいのであれば、「手動配置」を選択します。

上記のように配信面を指定できるので、ストーリーズとルールを選びましょう。

あとは配信したいクリエイティブを選択またはアップロードして、公開すれば設定完了です。

(3)キャンペーン目的と広告セット

広告作成の最初のステップは、キャンペーン目的の選択です。

目的 詳細
認知 リーチ
ブランドの認知度アップ
動画再生数アップ
店舗所在地の認知度を上げる
トラフィック リンクのクリック
ランディングページビュー
Instagramプロフィールへのアクセス
Messenger・Instagram・WhatsApp
通話
エンゲージメント Messenger・Instagram・WhatsApp
動画の再生数アップ
投稿のエンゲージメント
コンバージョン
通話
リード インスタントフォーム
Messenger・Instagram・WhatsApp
コンバージョン
通話
アプリの宣伝 アプリのインストール
アプリイベント
売上 コンバージョン
カタログ販売
Messenger・Instagram・WhatsApp
通話

キャンペーン目的によって、向いているキャンペーンが異なるので、上記の表を参考にして自社の目的に適うものを選びましょう。

(4)予算と配信期間の戦略的な決定ポイント

予算と配信期間の設定は、広告パフォーマンスに大きく影響します。

予算には「1日の予算」と「キャンペーン全体の予算」の2種類があり、自社の状況に合わせて選択します。

初めて出稿する場合は、少額から始めてパフォーマンスを見ながら予算を調整するのがおすすめです。

配信期間については、短期集中型と長期継続型のどちらが目的に合っているかを検討し、最適な期間を設定しましょう。

すでに認知度が高くイベントの告知をしたいなら短期集中を、認知度が低いサービスなどであれば、長期継続型で徐々に認知を増やすのがおすすめです。

(5)広告審査の流れと承認までの注意点

広告設定完了後、Facebook/Instagramの広告審査プロセスが始まります。

Metaの広告審査は主にAIによる自動チェックで行われ、必要に応じて人間による確認も行われます。

審査には通常24時間程度かかりますが、混雑状況によっては数日要することもあるので、早めにキャンペーンを作成した方が良いでしょう。

なお審査ではFacebook広告ポリシーへの準拠が確認され、違反があると広告は否認されてしまいます。

特に画像内のテキスト量、特定カテゴリーの広告(健康、金融など)、著作権、誇大表現などには注意が必要です。

5.効果的なストーリーズ広告クリエイティブの作成ポイント

効果的なストーリーズ広告を作成するためには、フォーマットに合わせた適切なクリエイティブが不可欠です。

ここでは、高いパフォーマンスを実現するための具体的なポイントを解説します。

効果的なクリエイティブの作成ポイント

  1. ストーリーズ広告の推奨規格を守る
  2. 最初の1秒で視聴者の注目を集める
  3. 音声有無どちらの環境でも再生できるように工夫する
  4. テキストやスタンプの最適な配置とバランス
  5. シンプルでインパクトのあるメッセージを入れる
  6. ブランド要素を取り入れて統一感を出す

(1)ストーリーズ広告の推奨規格を守る

ストーリーズ広告のクリエイティブを作成する際は、推奨の規格を守ることが基本です。

ストーリーズの推奨アスペクト比は9:16(1080 x 1920ピクセル)で、全画面表示に最適化されたサイズとなっています。

画像ファイルはJPGまたはPNG形式、動画ファイルはMP4またはMOV形式が推奨されています。

動画の場合、ファイルサイズは4GB以下で長さは最大60秒までとなっていますが、効果的なメッセージ伝達には15秒以内が理想的です。

最大60秒の動画もアップは可能ですが、ストーリーズの仕様上分割される可能性が高いので、短めの動画にしておいた方が良いでしょう。

(2)最初の1秒で視聴者の注目を集める

ストーリーズは次々とコンテンツが切り替わるため、最初の1秒で視聴者の注目を集めることが極めて重要です。

冒頭で視覚的にインパクトのあるビジュアルや動きを入れたり、興味を引くようなテキストを表示したりするとよいでしょう。

特に動画広告では、最初の数秒でユーザーの興味を引くことができなければ、スキップされてしまう可能性が高まります。

例えば、鮮やかな色使い、意外性のある映像、感情に訴えかける画像などを冒頭に使用することが効果的です。

(3)音声有無どちらの環境でも再生できるように工夫する

多くのユーザーはInstagramを音声オフの状態で閲覧しています。

そのため、音声がなくても内容が理解できるよう、テキストやキャプションを効果的に活用しましょう。

動画広告の場合は、字幕やテキストオーバーレイを追加することで、メッセージの理解度を高めることができます。

一方で、音声がオンの場合にも魅力的に感じられるよう、効果的な音楽やナレーションを選ぶことも大切です。

(4)テキストやスタンプの最適な配置とバランス

テキストやスタンプを使う場合は、適切な配置とバランスを考慮することが重要です。

画面の中央部分に主要なメッセージを配置し、上下のエリアには重要な情報を置かないようにしましょう。

上部にはアカウント情報、下部にはリンクの案内が表示されるため、これらの領域はクリエイティブの一部が隠れてしまうからです。

また、テキストの量は最小限に抑え、読みやすいフォントサイズと色のコントラストも考えて整えましょう。

(5)シンプルでインパクトのあるメッセージを入れる

ストーリーズ広告では、ユーザーの注目時間が短いため、シンプルでインパクトのあるメッセージが効果的です。

複雑な情報や長文は避け、一目で理解できる簡潔なコピーを心がけましょう。

特に重要なのは、ユーザーに次のアクションを促す明確なCTAを含めることです。

「詳細はこちら」「今すぐチェック」「タップで購入」など、直感的に行動を促すフレーズを使用するとよいでしょう。

(6)ブランド要素を取り入れて統一感を出す

広告内にはロゴやブランドカラーなどの要素を取り入れ、ブランドの一貫性と認知度向上を図りましょう。

広告の最初か最後に必ずブランドロゴを表示することで、ユーザーに企業やブランドを印象づけることができます。

ただし、ロゴの表示は押し付けがましくならないよう、自然な形で組み込むことがポイントです。

また、他のマーケティング施策やSNS投稿と統一感のあるデザインを使用することで、ブランドイメージの構築に役立ちます。

6.ストーリーズ広告の費用対効果を高める運用テクニック

ストーリーズ広告の費用対効果を最大化するためには、適切な運用戦略が欠かせません。

ここでは、ROI(投資収益率)を高めるための実践的なテクニックを紹介します。

費用対効果を高める運用テクニック

  1. 予算設定の考え方
  2. ターゲットオーディエンスを絞り込む
  3. A/Bテストによる継続的な改善を続ける
  4. パフォーマンスデータを分析する
  5. 広告クリエイティブのローテーションを取り入れる

(1)予算設定の考え方

ストーリーズ広告の費用対効果を高めるにはまず、適切な予算を設定しましょう。

初めての場合は少額から始めて効果を見ながら、徐々に予算を上げていくのがおすすめです。

ただし、少額すぎるとほぼリーチを獲得できないことがあるので、最低でも500円以上の予算設定がおすすめです。

例えば、日予算500〜1,000円程度から始め、効果を見ながら徐々に予算を調整していくと良いでしょう。

また、競合が多い時期や曜日は入札単価が上昇する傾向があるため、時期による予算配分の調整も検討しましょう。

(2)ターゲットオーディエンスを絞り込む

広告の効果を高めるには、適切なターゲットオーディエンスを設定してください。

ターゲットを絞り込みすぎると到達できるユーザー数が限られてしまいますが、広すぎると無関心なユーザーにも配信されてしまいます。

カスタムオーディエンス(自社サイト訪問者やメールリストなど)や類似オーディエンスを活用すると、興味関心の高いユーザーにアプローチできます。

特にデータがない場合は大まかなオーディエンスを設定し、視聴データをもとにして精度を高める方法もおすすめです。

(3)A/Bテストによる継続的な改善を続ける

A/Bテスト(比較テスト)は、広告パフォーマンスを向上させるための効果的な方法です。

異なるクリエイティブ、コピー、CTAボタン、ターゲットオーディエンスなどを比較し、最も効果的な組み合わせを見つけ出せます。

テストの際は、一度に1つの要素のみを変更し、その影響を正確に測定することがポイントです。

継続的なA/Bテストを実施すれば時間の経過とともに広告パフォーマンスを着実に向上させることができるでしょう。

(4)パフォーマンスデータを分析する

広告運用では、データに基づいた意思決定が重要です。

Meta広告マネージャーのレポート機能を活用して、インプレッション数、リーチ数、クリック数、CTR(クリック率)、CPM(千人あたりの表示単価)などの指標を定期的に分析しましょう。

特に、自社の広告目的に最も関連する指標(コンバージョン率、獲得単価など)に焦点を当てた分析を行います。

データ分析の結果を基に、予算配分や広告内容、ターゲティングの調整を行うことで、継続的な改善が可能になります。

(5)広告クリエイティブのローテーションを取り入れる

一般的に、同一広告の効果は2〜3週間程度で徐々に低下するといわれています。

これは同じ広告を何度も何度も見ていると、視聴者が「広告疲れ」してしまい、嫌悪感を感じるようになるからです。

そのため、長期間同じ広告を表示し続けるのはおすすめしません。

定期的に新しいクリエイティブを投入し、ローテーションさせることが重要です。

複数のクリエイティブバリエーションを用意し、様々な訴求ポイントからアプローチすることで、ターゲットユーザーの関心を維持し、広告効果の持続につなげることができるでしょう。

7.ストーリーズ広告運用を任せられるサービスとは

ストーリーズ広告の運用を自社で行うことが難しい場合は、外部のサービスを活用する選択肢もあります。

ここでは、ストーリーズ広告の運用を任せられる主なサービスについて解説します。

ストーリーズ広告運用を任せられるサービスとは

  1. Webコンサルティング会社
  2. 広告代理店
  3. フリーランスのInstagramコンサルタント

(1)Webコンサルティング会社

Webコンサルティング会社は、Webにおける集客や広告運用を幅広くサポートする会社です。

SNS運用のノウハウを持ち、最新のアルゴリズム変更や広告トレンドに精通しているため、効果的な広告運用が期待できます。

また、SEOやWebサイト改善など、他のデジタルマーケティング施策と連携した総合的な支援を受けられる点も大きなメリットです。

特に中長期的なマーケティング戦略を立てたい企業や、複数のデジタルチャネルを活用したい企業にとって、最適な選択肢といえるでしょう。

(2)広告代理店

広告代理店は、広告運用に特化した会社であらゆる広告配信や運用を代行します。

大手代理店から特定分野に特化した中小規模の代理店まで、様々な選択肢がありますが、Web広告に特化した企業を選ぶのがおすすめです。

代理店の強みは、豊富な運用実績とデータに基づいた戦略立案ができること、さらにクリエイティブ制作能力が高いことです。

ただし、コスト面では比較的高額になる傾向があるため、予算と期待する成果のバランスを考慮して企業を選びましょう。

(3)フリーランスのInstagramコンサルタント

フリーランスのInstagramコンサルタントは、個人で活動するSNSマーケティングの専門家です。

メリットとしては、大手代理店などと比較して費用が抑えられる可能性がある点や、担当者が固定されるため密なコミュニケーションが取りやすい点が挙げられます。

一方で、個人の能力やリソースに依存するため、サービスの品質や安定性にはばらつきがあることも事実です。

経験や実績は個人差が大きく、選定の際には過去の実績やポートフォリオを十分に確認してから依頼をかけましょう。

フリーランスのInstagramコンサルタントへの依頼は小規模なプロジェクトや、限られた予算の中で特定の専門知識を活用したい方におすすめの方法です。

まとめ

Instagramストーリーズ広告は、全画面で視認性が高く、また広告感も薄いことから多くの企業が取り入れている配信形式です。

基本的な4種類の広告形式から目的に合ったものを選び、適切なターゲティングとクリエイティブで配信することで、ブランド認知からコンバージョンまで様々な目標達成に貢献します。

1枚の画像からカルーセルまで幅広い配信形式を選べるので、自社ターゲットに最も刺さる形式を選んで配信しましょう。

自社でのリソースやノウハウが不足している場合は、Webコンサルティング会社や広告代理店、フリーランスコンサルタントなどの外部サービスを活用することも1つの選択肢です。

なかでもおすすめなのは、Webに精通した「Webコンサルティング会社」の利用です。

TMS Partners株式会社では、Instagram広告を含むSNSマーケティング全般のコンサルティングや運用代行サービスを提供しています。

専門知識を持ったコンサルタントが、お客様のビジネス目標に合わせた最適な戦略立案から実施、分析、改善までをトータルでサポートいたします。

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この記事の投稿者
TMS編集部
TMS編集部
京都のWebコンサルティング・制作会社TMS Partners株式会社のコラム編集部です。中小企業/個人事業主が取り組みやすいWebマーケティングや、SEO、Web広告、マーケティングオートメーションのknow-howをお届けします。