【ジャンル別19選】企業Instagram動画事例から学ぶ成功のコツと運用ポイント


「Instagramの企業アカウントで、どんな動画を投稿すれば良いかわからない」
「具体的にバズった企業のInstagram動画はどんなもの?」
Instagramの動画コンテンツは、企業のブランディングや集客において重要な役割を果たしています。
適切な動画戦略により、フォロワー数の増加やエンゲージメント率の向上、最終的には売上アップまで期待できるでしょう。
この記事では、成功している企業のInstagram動画事例19選を業界別に紹介し、動画制作のコツや運用ポイントについて詳しく解説しています。
最後まで読むことで、自社のInstagram戦略を改善し、効果的な動画コンテンツを制作できるようになるでしょう。
1.【ジャンル別】企業のInstagramの動画事例19選
Instagram動画を活用した企業マーケティングは、ジャンルごとに異なるアプローチが必要となります。
本記事では、以下のジャンルごとにご紹介します。
- フード
- ヘルスケア・エクササイズ
- コスメ・美容
- 旅行
- アパレル・ファッション
- インテリア
- アウトドア
- 育児・ペット
- 家電
各業界の特性を活かした効果的な動画事例を分析することで、自社に適した戦略のヒントが見つかるでしょう。
(1)フード
食品業界では、視覚的な魅力と実用性を両立させた動画が効果を発揮しています。
例えば、料理の工程や完成品の美しさを伝えることで、商品への購買意欲を高めることが可能です。
- 味の素
- Tastymade
順に見ていきましょう。
#1:味の素
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味の素のInstagramでは、自社商品の調理方法を簡単に解説する動画を投稿しています。
短時間で作ることができる料理の工程を分かりやすく見せることで、商品の利便性を伝えるだけでなく、調理の手順をわかりやすく説明している動画です。
調理過程のテンポが良く、完成した料理の美味しそうな見た目が印象的で、視聴者に「今度買ってみよう」と思わせる良い事例といえるでしょう。
#2:Tastymade
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Tastymadeはライフスタイルメディアであり、特に料理動画をInstagramやYouTubeで配信して、多くの人から支持を得ています。
特に人気を集めているものは、俯瞰のアングルでの調理工程から出来上がりまでを撮影した料理動画です。
テンポを意識しながらも分かりやすく調理工程を説明する良質な動画は、料理ができない人にも好評を博しています。
音楽とカット割りのリズムが絶妙にマッチし、見る人を飽きさせない工夫が施されているところもポイントです。
(2)ヘルスケア・エクササイズ
ヘルスケア分野では、実際の使用感や効果を視覚的に伝える動画が重要となります。
- 24/7workout
- SIXPAD
ユーザーの変化や改善点を具体的に示すことで、商品・サービスへの信頼性を高めることができるでしょう。
#1:24/7workout
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パーソナルジム24/7workoutの投稿では、トレーナーがダイエットの知識を共有する動画が人気です。
ダイエットの専門家であるトレーナーが情報発信を行うことで、視聴者が正しいダイエットの知識をつけることができ、意義のある動画といえます。
このほかにもダイエット中のお悩みに回答する動画を多数公開しており、パーソナルジムに通いたい潜在ユーザーの興味を引く構成となっている点も特徴的です。
#2:SIXPAD
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SIXPADでは、EMS機器の使用方法と効果を分かりやすく紹介する動画を投稿しています。
製品装着時の様子と筋肉への刺激を視覚化し、商品の特徴を効果的に伝えることで、まだ商品を使ったことがない人に対して「筋肉が鍛えられそう!」と思わせる動画となっています。
(3)コスメ・美容
美容業界では、ビフォーアフターや使用感の変化を見せる動画が高い効果を発揮します。
実際の変化を視覚的に証明することで、商品への信頼性と購買意欲を同時に高めることができるでしょう。
- YA-MAN
- rom&nd
順に見ていきましょう。
#1:YA-MAN
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美容機器メーカーYA-MANの動画では、美容機器を一人の女性の日常に落とし込む構成の動画を投稿しています。
高級品である美容機器を1日のルーティンに組み込み、動画を見た人に美容機器を自分ごととして捉えてもらう構成は見事です。
また、動画内で機器の使い方の簡単さや手軽さを伝え、また使用後の変化を映し出すことでユーザーに「商品を使ってみたい!」と思わせます。
その後に、YA-MAN製品を使えるショップのお知らせを挟み込み、ユーザーの心理の動きとCTAがうまく連動するような構成となっています。
#2:rom&nd
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韓国コスメブランドrom&ndでは、自社のメイク製品を紹介する動画投稿が多いです。
まるでコスメインフルエンサーが作ったような動画に作りで親しみやすく、かつ商品の使用前後の変化がわかりやすい構成になっています。
商品の質感や発色の良さが、映像を通して鮮明に伝わることで、多くのユーザーに効果的に商品を宣伝しています。
(4)旅行
旅行業界では、現地の魅力や体験の価値を映像で伝えることが重要です。
- JTB
- HIS
実際の観光地や宿泊施設の雰囲気を動画で紹介し、旅行への憧れを喚起できます。
#1:JTB
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大手旅行会社JTBでは、国内外の魅力的な観光スポットを美しい映像で紹介しています。
息をのむような絶景や現地の文化を感じることができる映像、現地のグルメなどをテンポよく組み合わせた動画で、短時間で旅をしたい気持ちを想起させる構成が見事です。
旅先で楽しめるグルメ情報を複数盛り込むことで、情報提供動画としても役割も果たしており、旅の情報を探している人の興味も引くような構成となっています。
#2:HIS
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HISの投稿では、リーズナブルな価格で楽しめる旅行プランの魅力を紹介しています。
例えば、紹介した動画では高速バスでリーズナブルかつスムーズに移動ができるプランを紹介しています。
実際にバスに乗っている女性を映すことでその快適さや利便性をうまくアピールすることができている動画といえるでしょう。
(5)アパレル・ファッション
ファッション業界では、商品の着用感やコーディネート例を動画で紹介することが効果的です。
実際の着こなしやスタイリングのバリエーションを見せることで、ユーザーが購入後のイメージを具体化することができます。
- fifth
- Classical Elf/クラシカルエルフ
#1:fifth
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プチプラファッションブランドfifthでは、トレンドを取り入れた着回しコーディネートを紹介しています。
1つのアイテムを複数のスタイリングで見せることで、商品の汎用性をアピールしている点が特徴です。
手頃な価格設定と流行への敏感さが、ターゲット層に強く響く内容となっています。
#2:Classical Elf/クラシカルエルフ
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クラシカルエルフでは、カジュアルからモダンまで幅広い商品を扱うアパレルブランドです。
Instagram動画では、注文した商品の着回しコーデを動画で紹介しています。
動画内では気温に合わせた着回しを提案しており、季節の変わり目である秋ごろのコーデ選びに悩むターゲットに寄り添っています。
さらに、その中で自然とブランドの服を紹介することで、ユーザーに広告感なく服の宣伝をすることにも成功している好事例です。
(6)インテリア
インテリア業界では、商品を実際の生活空間に配置した様子を動画で紹介することが重要です。
家具や雑貨が作り出す空間の雰囲気を映像で伝え、ユーザーが購入後の生活をイメージしやすくなります。
- LAWYA
- ニトリ
- IKEA
順にご説明します。
#1:LAWYA
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インテリアブランドLAWYAでは、リーズナブルながらおしゃれな家具を販売する通販サイトで、最近は実店舗も展開するほど勢いがあります。
LAWYAのインスタグラムでは、イチオシ商品を実際にお部屋と合わせてコーディネートし、使用している様子を写す動画が人気です。
家具単体ではなくランプなどを一緒に写し込むことで、インテリアのヒントを提供するとともに、自社商品をPRしています。
#2:ニトリ
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家具量販店ニトリは、インフルエンサーとのタイアップ動画を活用しています。
紹介した動画ではフォロワー2.4万人のインフルエンサー「ぴちこ」さんとコラボし、自社のデスクをPRしています。
ニトリのユーザー層と近いフォロワーを持つインフルエンサーを的確に選んだタイアップで、自社のフォロワー以外にも商品を宣伝している成功例です。
#3:IKEA
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世界的家具ブランドIKEAでは、テレビCMのような雰囲気のオシャレな動画を投稿しています。
動画の中で登場した商品にはキャプションで商品名と価格を表示させ、ユーザーに「購入しやすさ」を伝える仕組みが採用されています。
生活の一部としてIKEA商品を溶け込ませる演出も見事で、自社の世界観と商品PRをうまく融合させた事例といえるでしょう。
(7)アウトドア
アウトドア業界では、実際の使用シーンや自然環境での商品パフォーマンスを映像で伝えることが効果的です。
キャンプやハイキングなどの体験価値を動画で共有し、アウトドアライフへの憧れを呼び起こすことができるでしょう。
- コールマン
- WAQ OUTDOOR
#1:コールマン
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アウトドア用品メーカーコールマンでは、自社で扱っているキャンプの便利グッズをインスタグラム動画で紹介しています。
例えば、夏のお悩みの1つである「虫」を防止するシェードを女性二人で組み立てて使用する動画は、簡単に組み立てられることを強調しているだけでなく、快適にキャンプができることをイメージさせています。
自然の中での楽しい時間を演出し、アウトドア体験への興味を高める内容となっているところもポイントです。
#2:WAQ OUTDOOR
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新進気鋭のアウトドアブランドWAQ OUTDOORでは、革新的な機能を持つ商品の特徴を紹介しています。
自社の自慢の商品の使い勝手をレビューする形式の動画で、ユーザーに「その商品を買うかどうか」の検討材料を提供しています。
品質の高さと使い勝手の良さが、映像を通して効果的に伝わってくる作りで、購買意欲を効果的に掻き立てている動画事例といえるでしょう。
(8)育児・ペット
育児・ペット関連では、商品の安全性や利便性を実際の使用シーンで証明することが重要です。
子どもやペットとの生活の質向上につながる商品価値を、映像で分かりやすく伝えることができます。
- エルゴベビー
- コノコトトモニ
#1:エルゴベビー
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抱っこ紐ブランドエルゴベビーは、ママインフルエンサーとのタイアップ動画を活用しています。
ママインフルエンサーで人気の「さやさん」とのタイアップでは、実際にエルゴベビーの最新モデルを使用する様子を装着時点から撮影しています。
これにより、エルゴベビーの使いやすさ、赤ちゃんが安定している様子を見せてママたちの購入前の不安を解消するような動画となっているのです。
#2:コノコトトモニ
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ペットフードメーカーのコノコトトモニは、ペットのしつけや飼育についての悩みに寄り添う動画を投稿しています。
専門家ならではの知見を共有するタイプの動画で、潜在ユーザーとなる「ペットを飼育したい人」や「ペット飼育をしたいが、〇〇が不安で踏み出せない人」などをうまく取り込むことに成功しています。
さらに、動画内でペットに対しての専門性をアピールすることで、自社ペットフードへの信頼も高めるような構成の動画となっていることもポイントです。
(9)家電
家電業界では、商品の機能性や使い勝手を実際の使用シーンで紹介することが効果的です。
新機能の説明や従来品との比較により、購入価値を具体的に伝えることができます。
- アイリスオーヤマ
- Dyson
#1:アイリスオーヤマ
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生活家電メーカーアイリスオーヤマは、インスタグラムでもショート動画で自社商品をPRしています。
テンポよくおすすめの商品ランキングを紹介する動画が特に人気で、実際の使用動画を見せることでユーザーの購買意欲を掻き立てます。
商品紹介には適宜テキストで補足と特に便利なポイントを入れることで、商品の特徴を上手に伝えている動画です。
#2:Dyson
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高級家電ブランドDysonでは、独自技術による革新的な性能を映像でアピールする動画に定評があります。
紹介した動画ではアングルを固定することで、スリムなヘッドが回転する様子を視覚的に表現しています。
さらに、棚の下などの隙間もスムーズに掃除する様子を見せて、ユーザーに「便利そう!」と思わせることに成功しています。
2.Instagramの動画事例からわかる成功のコツ
成功している企業のInstagram動画には、共通するいくつかのポイントが存在します。
これらの要素を理解し、自社の動画制作に活用することで、エンゲージメント率の向上が期待できるでしょう。
効果的な動画制作のための7つの重要なコツは、以下の通りです。
- 広告ではなく通常投稿として動画を制作する
- 冒頭で動画の趣旨がわかるよう工夫する
- ミュートでも動画の内容が分かるようにする
- ユーザーに行動を促すCTAを入れる
- ターゲット属性の「知りたい」に答える
- ビジュアルで商品の使用感を伝える
- プロフィールやハイライトで情報を補足する
順にご説明します。
(1)広告ではなく通常投稿として動画を制作する
Instagram動画で高いエンゲージメントを獲得するためには、広告色を抑えた自然な投稿作りが重要です。
Instagramユーザーは明らかな広告や宣伝に対して嫌悪感を持つことが多いので、一般的な投稿に馴染む形の情報発信がおすすめです。
例えば、アスペクト比を一般投稿と合わせてタイムラインで違和感を持たせないことが重要となります。
さらに、過度に自社のろごや商品名を連呼するのではなく、動画の中で自然な流れで商品をPRする工夫が重要です。
(2)冒頭で動画の趣旨がわかるよう工夫する
Instagram動画では、最初の3秒間でユーザーの注意を引きつけることが勝負となります。
多数のリール動画から自社動画に注目してもらうためには、冒頭部分で動画の内容と価値を明確に示す必要があります。
サムネイルにあたる画像を印象的なものにしたり、タイトルを大きなフォントで入れて注目してもらえるように工夫しましょう。
さらに、動きの激しいシーンや鮮やかな色彩を冒頭に配置することで、視覚的なインパクトを与えることもできます。
ユーザーが「続きを見たい」と思えるような工夫を冒頭3秒に集約させましょう。
(3)ミュートでも動画の内容が分かるようにする
Instagram動画では、ミュートでも動画の内容がわかるように調整しましょう。
ユーザーが通勤中などの音が出せない環境でInstagram動画を閲覧する可能性があるからです。
まず重要なのが字幕テロップで、音声情報を視覚化することで、音が出せない状況でも動画の内容を理解してもらうことができます。
ただし、全てのセリフを動画化する必要はないので、特に重要なポイント(商品名など)に絞って配置すると良いでしょう。
メリハリをつけた字幕配置によって、視聴者の注意を適切に惹きつけることができます。
また、字幕の代わりにイラストやグラフを入れるなどの方法も、ユーザーに動画の理解を促すのに効果的です。
(4)ユーザーに行動を促すCTAを入れる
Instagramの動画の最後には、ユーザーに行動を促すCTAを入れましょう。
動画の最後にCTAを入れていない場合には、ユーザーが単に視聴するだけで終わってしまい、コンバージョンに繋がらない可能性があるからです。
動画を視聴したあとにユーザーにどんな行動をとってほしいのかを、明確に言語化して誘導文として設置しましょう。
例えば、「詳細はプロフィールリンクから」や「ストーリーズで続きをチェック」というように、なるべく具体的に記載するのがコツです。
さらに、CTAは動画内のテキストだけでなく、キャプション部分でも強調することが重要です。
これらの工夫によってユーザーの動画視聴後のアクションを促し、さらにそのアクション率が高まればInstagramのアルゴリズムからの評価も集まりやすくなります。
(5)ターゲット属性の「知りたい」に答える
企業が運営するInstagramアカウントの動画の多くは、ターゲット属性の「知りたいこと」に答える構成になっています。
まず商品の宣伝をするのではなく、自社の商品を使うであろうユーザーの悩みに応えることで企業としての信頼性を上げて、結果的に商品に誘導する導線を意識しましょう。
そのためにはまず、市場調査やユーザーインタビューを通じて、顧客の真のニーズを把握することが重要です。
例えば、「このような悩みを解決したい」や「こんな使い方ができたら便利」といったユーザーの声を動画で具現化しましょう。
また、質問や悩みに答える際はプロフェッショナル目線で、論理的かつ分かりやすい説明を心がけることも大切です。
企業としてユーザーの悩みを解決する姿勢を見せることで、信頼を獲得できるでしょう。
(6)ビジュアルで商品の使用感を伝える
Instagram動画を投稿する際は、商品の使用感やビフォーアフターなど、言語化しづらい情報をメインに投稿しましょう。
例えば、美白美容液などで「メラニンの生成を抑制して〜」などと効能をテキストで伝えても、実際に使用してどうなったかの結果はユーザーに伝わりません。
そのような場合には、実際に使用し続けた結果、肌がどのように変化したのかを見せた方が、ユーザーに商品の効果を正確に伝えることができます。
また、商品のデモンストレーションで実際に使っている様子を見せることで、ユーザーに商品購入後のイメージを持たせる工夫も重要です。
例えば、アイリスオーヤマの事例のように、商品を使っている様子を撮影して「どんなふうに使うか」や「自分だったらどう使うか」をイメージさせることで、さらに購買意欲を高めることができるでしょう。
(7)プロフィールやハイライトで情報を補足する
Instagramの動画は短尺のものが多く、詳細な情報を全て伝えることはできません。
そのため、動画で補完できない情報はプロフィールやハイライト機能を活用して補足するようにしましょう。
Instagramのアカウント内で情報を回遊させることで、ユーザーがアカウントの他の投稿やハイライトの商品情報を閲覧する機会を作ることができます。
そのためにはプロフィールのリンクを充実させたり、動画で紹介した商品は個別にハイライトを作るなどの工夫が必要です。
また、「商品紹介」や「使い方動画」、「お客様の声」といった分類により、ユーザーが求める情報に素早くアクセスできます。
動画投稿と連動したストーリーズコンテンツにより、より深い情報提供ができるように、Instagramのアカウントページの使い勝手も工夫しましょう。
3.企業のInstagram運用を成功させるポイント
Instagram動画の制作技術だけでなく、総合的な運用戦略も必要となります。
企業のInstagram運用を成功に導く重要なポイントには、以下のようなものが挙げられます。
- 動画と静止画を用途別に使い分ける
- リール動画だけでなくストーリーズ動画も活用する
- UGCを活用してユーザーの声を伝える
- アルゴリズムに評価されやすいよう投稿頻度を保つ
順に見ていきましょう。
(1)動画と静止画を用途別に使い分ける
Instagramを運用する際は、動画と静止画を用途に合わせて使い分けましょう。
動画コンテンツは商品の動きや変化、使用方法の説明に最適です。
例えば、料理の工程やメイクのビフォーアフター、エクササイズの動きなど、時系列で変化を見せたい内容に活用するのがおすすめです。
一方、静止画は商品の詳細や美しさを伝えるのに効果的です。
高品質な商品写真やライフスタイル画像により、ブランドの世界観を構築できるでしょう。
(2)リール動画だけでなくストーリーズ動画も活用する
リール動画とストーリーズ動画の違いを理解して、どちらも活用するようにしましょう。
リール動画は拡散性が高く、新規フォロワー獲得に効果的といえます。
発見タブに表示される機会が多いため、ブランド認知度向上を目的とした際に積極的に活用するのがおすすめです。
一方でストーリーズ動画は既存フォロワーとの関係を深化させることに適しています。
24時間で消える性質を活かし、リアルタイムな情報や舞台裏コンテンツの配信に活用しましょう。
さらに、アンケート機能や質問スタンプを組み合わせることで、フォロワーとの双方向コミュニケーションも可能です。
両方の機能を組み合わせた統合的なコンテンツ戦略により、総合的なエンゲージメント向上を目指しましょう。
(3)UGCを活用してユーザーの声を伝える
UGC(User Generated Content)の活用によって、Instagramを通じて商品の口コミが共有されます。
実際の利用者による生の声は、企業からの一方的な宣伝よりも高い説得力をもつので、積極的に活用しましょう。
具体的には、顧客による商品レビュー動画や使用シーンの投稿を積極的に収集し、リポスト機能を使って紹介するのがおすすめです。
なお、一般ユーザーが投稿した口コミを活用する際は使用許諾が必要なので、DMなどで連絡を取り、許可を得てから使用するようにしましょう。
(4)アルゴリズムに評価されやすいよう投稿頻度を保つ
Instagramのアルゴリズムは、アカウントのアクティビティレベルを評価指標の1つにしています。
そのため、継続的な投稿を維持することでアルゴリズムからの評価を得ることができるでしょう。
具体的には週に2〜3回以上は定期的にコンテンツを投稿することが重要といえます。
投稿頻度を上げるのが難しい場合は、週に1回や月に2回など、規則的に投稿することがおすすめです。
不規則な投稿よりも、少ない頻度でも継続性のある投稿の方がアルゴリズムから高い評価を受けることができます。
4.Instagram動画の制作は外注もおすすめ
Instagram動画の品質を維持しながら継続的に投稿していくためには、外注も検討しましょう。
特に初めて動画制作に挑戦する場合は、クオリティを担保してInstagramの投稿ノウハウを蓄積する意味でも、プロとの協働がおすすめです。
Instagramは特に画質や動画のクオリティが求められるプラットフォームなので、自社リソースによる内製では更新が追いつかなくなるリスクがあります。
プロに依頼すれば、最新トレンドを反映した動画をスピーディに制作してもらえるのはもちろん、Instagram投稿の運用についてのアドバイスも受けることが可能です。
初期投資は必要ですが、品質の高いInstagram動画のためにも、一度は外注を検討してみてください。
動画制作の費用相場や外注する際の着目ポイントなどについては、以下の記事で詳しく解説しています。
まとめ
Instagram動画を活用したマーケティングを成功させるためには、業界特性の理解と戦略的なアプローチが不可欠です。
今回紹介した19の成功事例から分かるように、業界ごとの違いはあるものの、Instagramの動画の基本は「ユーザーの知りたい情報を動画にすること」です。
また、広告感のない自然な投稿や冒頭での興味喚起、ミュート対応、適切なCTA配置など、共通する成功要因を自社の動画制作に活かしていきましょう。
継続的に質の高いコンテンツを制作することにより、Instagram動画マーケティングの成果を最大化することにもつながります。
Instagramの動画制作や運用にお悩みなら、TMS Partners株式会社へご相談ください。
TMS Partners株式会社はWebマーケティングを得意とする会社で、SNS運用についても強みをもっています。
動画制作からSNSの運用代行、広告の運用まで幅広いサポートが可能です。
