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Zoho CRMとは?口コミ評判や特徴的な機能!活用事例まで紹介

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TMS編集部

「Zoho CRMは良いCRMなの?口コミ評判はどう?」
「Zoho CRMを実際に導入して活用した事例はある?」

Zoho CRMは世界的にシェアの高いCRMツールであり、日本でも多くの企業で活用されています。

しかし、世界的に有名でも自社にとって使いやすいCRMツールでなければ意味がありません。

この記事では、Zoho CRMの概要や特徴と機能一覧、料金プランや実際に導入した企業の活用事例を紹介します。

最後まで読めばZoho CRMを導入した後のイメージが持て、Zoho CRMが自社に適したツールなのか判断できるでしょう。

目次

1.Zoho CRMとは

ZohoCRMの概要を説明します。

Zoho CRMの概要

  1. インドで開発されたSFA/CRMツール
  2. Zoho CRMの運営会社情報

まずはツールの概要や運用会社の情報から解説します。

(1)インドで開発されたSFA/CRMツール

Zoho CRMとは、インドで開発されたSFA/CRMツールです。

SFAとは営業支援を意味し、CRMは顧客関係管理を意味します。

Zoho CRMは営業活動と顧客関係管理を一元管理できるツールとして、世界的にも高いシェアを誇っているツールです。

インドで開発されたツールですが日本語にも完璧に対応しており、サポートも丁寧なので日本でも愛用する会社が多いです。

(2)Zoho CRMの運営会社情報

Zoho CRMの運営会社情報を紹介します。

Zohoは日本にも会社を設立しており、サポート対応などは日本語で実施されています。

また、日本の銀行とも取引をしているなど安全性の高い企業といえます。

会社名 ZOHO Japan Corpration
(ゾーホージャパン株式会社)
所在地 〒220-0012
神奈川県横浜市西区みなとみらい三丁目6番1号 みなとみらいセンタービル13階
TEL:045-319-4611(総務部) / 045-225-8953(ManageEngine事業) / 0120-007-542(Zoho事業)
設立 2001年9月6日
許認可 電気通信事業者(総務省届出番号 A-04-19854)
取引銀行 三菱UFJ銀行
横浜銀行
公式HP https://www.zoho.co.jp/

2.Zoho CRMは使いにくい?口コミ評判

Zoho CRMを導入する前に、本当に使いやすいCRMなのか利用者の声を聞いてみましょう。

Zoho CRMへの主な口コミ

  1. Zoho CRMへの高評価の口コミ
  2. Zoho CRMへの低評価の口コミ

実際にZoho CRMを導入した企業の社員の口コミを紹介するので、導入の検討材料としてください。

(1)Zoho CRMへの高評価の口コミ

Zoho CRMについての良い口コミを3つ紹介します。

#1:サポート体制が非常に良い

高評価の口コミ①

zohoというCRMツールを使ってるんだけど、サポートの方のレスポンスの速さと、対応の的確さがとても良くていつも感心してる。

海外のツールではあるけど、日本の代理店(おそらく)が良い仕事してる!

— 岡 洋介 / YOSUKE OKA (@yosukeoka) September 2, 2022

こちらの利用者はZoho CRMについて、サポートのレスポンスと対応の的確さに高評価を送っていました。

海外のツールは日本では使いづらいケースが多いですが、Zohoは日本支社を設立しているだけに、サポートも充実していることがわかります。

CRM導入後に万が一のトラブルがあっても、即座に対応してもらえるのであれば、安心してZoho CRMを導入できそうです。

#2:レポートが非常に使いやすい

高評価の口コミ②

やっぱzohoCRMの新レポートめっちゃ良いよ。
最近触ってなかった人、ぜひ触ってみて。グループ化のところ秀逸だから。

— かねこ@工務店の集客 (@the_real_kane_) November 25, 2021

Zoho CRMを使っている方が、グループ化のレポートが非常に優秀であるとレビューしています。

CRMの醍醐味は顧客情報の集積と管理だけでなく、レポート抽出により分析をしやすくする点です。

見やすく使いやすいレポートを抽出できるのであれば、自社顧客の傾向やニーズの分析も容易となるでしょう。

#3:操作が直感的で扱いやすい

その他Zoho CRMは操作が直感的で、扱いやすいという口コミも多かったです。

CRMを使うにあたり操作性が悪いと社員にツールが定着せず、情報の統合管理や共有に支障が生まれます。

しかし、Zoho CRMのように多くの人から操作性が良いと評価されているツールであれば、社員に負担をかけずに導入が可能です。

また、社員も使いやすいツールであれば積極的に活用してくれるため、定着せずツールの運用が意味をなさないといった事態を避けられます。

(2)Zoho CRMへの低評価の口コミ

一方でZoho CRMを使った人の中で、あまり使い勝手について評価していない口コミも散見されました。

#1:日本語サポートが少ない

低評価の口コミ①

そもそもZohoって日本語でのサポートが少なすぎるんよね。まぁそんなマイナーツール使ってるこっちが悪いんやろけど#zoho#zohocrm

— naru (@f8000156853) March 3, 2023

Zoho CRMについて日本語サポートの少なさを指摘しているレビューが見つかりました。

一方で先ほど紹介した口コミのように「サポートが充実している」と評価している口コミもあります。

Zoho CRMはもともとインドで開発されたシステムであるため、日本産CRMと比べると使いにくい面もあるようです。

とはいえZoho CRMは世界的に利用されており、日本にも支社があるため日本語サポートは他の海外産ツールと比べると充実しています。

#2:UIが見にくく動作が重い

低評価の口コミ②

会社がZOHOで運営とか一元化してんだけど、2年以上毎日使ってんのに使いづらい。見づらい。わかりづらい。重いしすぐ固まるし。どうにかならんのか。。#ZOHO

— からしこ (@XdYWvLX5u4cGa1w) January 12, 2023

またZoho CRMについて、UIが見にくく動作が重いと評価している口コミもありました。

人によっては情報が見にくく感じ、また操作についても難しいと感じるようです。

また動作の重さについては、データ容量やプランが関係している可能性もあります。

悪い口コミも参考にして、自社の現場社員が使いやすいツールなのかを事前にトライアル版で確かめるようにしましょう。

3.Zoho CRMの特徴

Zoho CRMの特徴を5つ紹介します。

Zoho CRMの主な特徴

  1. 顧客管理と営業支援を1つのツールで実現
  2. 比較的安価に利用可能
  3. 連携できるツールが豊富
  4. マルチチャネルでのコミュニケーション
  5. ゲーミフィケーションでモチベーションアップ

Zoho CRMが他のCRMと異なる点や優れている点について、重点的に解説します。

(1)顧客管理と営業支援を1つのツールで実現

Zoho CRMは顧客管理と営業支援を1つのツールで実現できます。

Zoho CRMでは見込み客や取引先情報の管理はもちろん、商談管理や売り上げ予測、営業活動の記録を実施できます。

また、スタンダードプラン以上では顧客情報の定期レポートやグラフとKPIの自動比較など、分析に役立つ機能を搭載しています。

CRMとSFAを2つ導入する必要がなく、社内に複数のツールが乱立する状況を回避しやすいのもZoho CRMの特徴です。

(2)比較的安価に利用可能

Zoho CRMは他のCRMツールと比べて、比較的安価に利用でます。

スタンダードプランは月額1,680円(1ユーザー)から、最上位プランのアルティメットプランも月額6,240円から利用可能です。

同様に世界的にシェアの高いCRMである「Salesforce」の最低プランが月額3,000円からである点を考えると、かなり安価であることがわかるでしょう。

CRMツールの中でも高機能かつ安価に利用できるのは、Zoho CRMの大きな強みといえます。

(3)連携できるツールが豊富

Zoho CRMは連携できるツールが豊富で、既存システムと連携しやすい点も特徴です。

Google WorkspaceやSlackなどのチャットツールはもちろん、電子契約ソフトやリードフォローツールなどと連携できます。

Zoho CRMの高い連携性は、不足した機能を他のツールで補完したり、既存システムと連携させて情報を統合管理するのに便利です。

連携できるツールが豊富であるため、どのような会社でも比較的導入しやすい点がZoho CRMの特徴です。

(4)マルチチャネルでのコミュニケーション

Zoho CRMはマルチチャネルでのコミュニケーションにも適しています。

メールはもちろんLINEやFacebookなどのSNSとの連携も可能なため、多様化した顧客とのコミュニケーションにも1つのツールで対応できます。

複数の連絡手段をZoho CRMに統合できれば、顧客からの問い合わせの対応漏れもなく、素早く的確な対応ができるようになるでしょう。

オフライン・オンライン双方の問い合わせに対応できる点もZoho CRMの強みといえます。

(5)ゲーミフィケーションでモチベーションアップ

Zoho CRMはゲーミフィケーションを取り入れており、社員のモチベーションアップをサポートします。

ゲーミフィケーションとは、メンバーの目標達成の度合いに応じてポイントやバッジを付与するシステムです。

ユーザーはゲームをクリアする感覚で業務に向き合い、楽しみながら仕事を続けられます。

人はただ目標管理を実施するよりも、バッチの付与などわかりやすい目標やご褒美があったほうが、継続した努力を楽しみながら続けられるものです。

Zoho CRMは、社員がモチベーションを維持しながら働く仕組みをシステムに採用しています。

4.Zoho CRMの代表的な8つの機能

Zoho CRMの代表的な8つの機能を紹介します。

Zoho CRMの代表的な機能

  1. 顧客管理
  2. 営業支援
  3. 営業分析
  4. MA(マーケティングオートメーション)
  5. チームマネジメント・コラボレーション
  6. AIによるアドバイス
  7. レイアウト変更などのカスタマイズ
  8. ブループリント

Zoho CRMはCRMとSFA、MAの機能を備えた万能ツールです。

中でも顧客関係管理と関連性の高い機能について説明します。

(1)顧客管理

Zoho CRMでは顧客情報をリスト管理し、さまざまな部門で閲覧・更新ができます。

見込み客はもちろん、取引先の情報や既存顧客の情報などを一元的に管理可能で、顧客情報の抜け漏れを防げます。

また顧客管理画面では顧客とのやりとりや関連する商談の確認もできるため、部門に関係なく該当顧客と自社の取引状況が確認できる仕組みです。

(2)営業支援

Zoho CRMには営業支援機能も搭載されています。

例えば、営業部門で手動で実施していたメールでのリマインドをオートメーション化するワークフロー機能や、営業プロセス管理機能も実装しています。

また、見積書の作成などで上長に承認が必要な場合は、承認プロセスを自動化して業務効率化も可能です。

外出の多い営業部門に欠かせないスケジュール管理やタスク管理も可能で、Zoho CRM上で営業活動の全てを管理できるようになっています。

(3)営業分析

Zoho CRMでは顧客情報を分析し、セグメント化する機能を搭載しています。

顧客属性と分析によるセグメント化までを自動で行うため、分析にかかっていた時間を大幅に短縮できるでしょう。

また、リードスコアリングによる優先度の高い顧客のエスカレーションなども可能となり、営業の成績にも良い影響を与えます。

(4)MA(マーケティングオートメーション)

Zoho CRMはCRMとSFA以外にも、MA機能も有しています。

MAとはマーケティングオートメーションの略称で、マーケティング活動における業務を自動化する機能です。

例えば、リードを自社への関心度の高さでセグメント化し、ステップメールを自動配信するなどマーケティング活動を自動化できます。

さらに、実施したマーケティング施策の管理や分析も自動で実施できるため、マーケティングの費用対効果の分析にも役立ちます。

(5)チームマネジメント・コラボレーション

チームマネジメント・コラボレーションとは、営業部門のマネジメントとコラボレーションを実現するための機能です。

会社の組織図を取り込んで役職に応じたデータ共有範囲や閲覧権限を設定、管理できます。

また、営業担当者のモチベーションアップのためのゲーミフィケーションや上司とのコミュニケーション機能なども搭載しています。

また、営業チームの活動状況を共有し、他のメンバーが協力しあって問い合わせ対応をしたり、商談成功への協力をする体制を構築する機能も実装されています。

(6)AIによるアドバイス

Zoho CRMは人工知能を搭載しており、AIによるアドバイスを実施します。

さまざまなデータを蓄積しておけば、人の手を介さずともAIが自動的に情報を分析した上で、適切なアプローチのアドバイスや結果予測などを行います。

たとえば、活動ログや顧客情報から行動パターンを学習し、非効率な点やプロセス改善案の提案が可能です。

また、Zoho CRMの人工知能「Zia」を使えば、見込み客に関心の高そうな商品のピックアップやレコメンドが可能なため、マーケティングの際の商材探しも楽になるでしょう。

(7)レイアウト変更などのカスタマイズ

Zoho CRMはレイアウト変更をして見やすくダッシュボードを調整するなど、カスタマイズも可能です。

部門ごとによく使う機能は異なるため、統一されたダッシュボードでは使いたい機能がどこにあるかわかりません。

Zoho CRMではレイアウト変更なども自由にできるので、部門それぞれで使いやすいように自由に表示変更が可能です。

(8)ブループリント

Zoho CRMでは見込み客から商談アポイントを取るまでのプロセスを、自動化するブループリント機能が搭載されています。

商品やサービスに応じてブループリントで営業フローを可視化できるため、個人のスキルによるアポイント率の差を減らせます。

また、ブループリントでは各タスクに期限を設定することができ、万が一担当者がアクションを忘れた場合はアラートが発せられ、業務の抜け漏れを防ぐことも可能です。

作成した営業フローは実際の成果データと比較して図表化し、プロセスが適正かどうかの評価にも利用できます。

5.Zoho CRMのサポート体制

口コミでは賛否両論だったZoho CRMですが、実際のサポート体制は整っているのでしょうか。

Zoho CRMで提供しているサポートは以下の6つです。

Zoho CRMの主なサポート体制

  1. 製品カタログや事例集のダウンロード
  2. プランや製品選びのサポート
  3. 導入支援
  4. オンラインサポート
  5. マニュアル動画
  6. サポート窓口

Zoho CRMのサポート体制が十分かどうか確認しましょう。

(1)製品カタログや事例集のダウンロード

Zoho CRMでは製品カタログや事例集のダウンロードにより、導入前の検討もサポートします。

Zoho CRMで提供している製品シリーズの情報をカタログで閲覧できるため、自社に合う商品を探すのに役立つサポートです。

また、過去に導入企業がどのようにZoho CRMを活用したか事例集を参考にできるため、自社でのZoho CRMの活用方法もイメージしやすくなります。

Zoho CRMは導入前のサポートも充実しており、豊富な事例を用いて導入後のイメージを持たせやすくしているといえます。

(2)プランや製品選びのサポート

Zoho CRMでは導入前のプランや製品選びのサポートも実施しています。

冒頭で紹介したカタログや事例集だけでは、自社にあったプランや製品がわかりません。

そのため、Zoho CRMでは専任の担当者が導入を検討しているクライアントにヒアリングを行い、最適なプランや製品選びをサポートしているのです。

資料だけでは自社にあったプランや製品を選びきれないという方にも、Zoho CRMは丁寧なサポートを実施しています。

(3)導入支援

Zoho CRMは導入時のサポートも充実しています。

「コンサルティング&導入支援サービス」と「開発支援、オーダーメイドCRMの構築」の2つのサービスがあり、用途や会社の状況に応じて使い分けが可能です。

「コンサルティング&導入支援サービス」は、Zohoの認定パートナーがCRM導入から現場での定着までをサポートするサービスです。

「開発支援、オーダーメイドCRMの構築」とは既存システムとの連携や独自カスタマイズが必要な場合のサービスで、認定パートナーがZoho CRMのカスタマイズを代行します。

導入においても徹底的なサポートが付いているため、初めてZoho CRMのようなツールを導入する企業でも安心して利用できます。

(4)オンラインサポート

Zoho CRMではオンラインサポートも充実しています。

公式ホームページでのQ&Aはもちろん、ユーザー同士で知識を共有できるナレッジベースなども展開可能です。

業務中に操作方法がわからなくなってしまった場合でも、オンラインで問題をすぐに解決できるサービスを提供しています。

(5)マニュアル動画

Zoho CRMはマニュアル動画を公開しており、基本操作や設定を学べます。

マニュアル動画を利用して社内研修を実施したり、操作がわからなくなってしまった場合のマニュアルとして利用したりと自由に利用可能です。

基本操作はもちろん、カスタマイズ方法やデータ管理の方法など、色々なジャンルの動画が用意されています。

(6)サポート窓口

Zoho CRMではサポート窓口が用意されています。

Zoho CRMの無料プランを除く製品は日本語サポートの対象となっているため、日本語でのサポートが受けられます。

操作方法やエラーの排出など、自社ではどうしようもない疑問やバグなどの解消に役立つサポートです。

以上のようにZoho CRMは日本語サポートに対応しており、導入前から導入後までしっかりした支援制度を設けています。

6.Zoho CRMの料金体系

Zoho CRMの料金体系について解説します。

項目 無料プラン スタンダード プロフェッショナル エンタープライズ アルティメット
料金(税込/1ユーザー) 無料 月額2,400円
(年間契約の場合1,680円)
月額4,200円
(年間契約の場合2,760円)
月額6,000円
(年間契約の場合4,800円)
月額7,800円
(年間契約の場合6,240円)
主な機能 リード管理
顧客管理
タスクリマインダー
リード管理
顧客管理
タスクリマインダー
活動記録
顧客レポート
グラフとKPIの確認
一括メール送信
リード管理
顧客管理
タスクリマインダー
活動記録
顧客レポート
グラフとKPIの確認
リード管理
顧客管理
タスクリマインダー
活動記録
顧客レポート
グラフとKPIの確認
一括メール送信
一括メール送信予約
リード管理
顧客管理
タスクリマインダー
活動記録
顧客レポート
グラフとKPIの確認
リード管理
顧客管理
タスクリマインダー
活動記録
顧客レポート
グラフとKPIの確認
一括メール送信
一括メール送信予約
人工知能「Zia」の利用
リード管理
顧客管理
タスクリマインダー
活動記録
顧客レポート
グラフとKPIの確認
リード管理
顧客管理
タスクリマインダー
活動記録
顧客レポート
グラフとKPIの確認
一括メール送信
一括メール送信予約
人工知能「Zia」の利用
モバイルアプリ 対応

(1)無料

Zoho CRMの無料プランは、ユーザー上限3名までの制限があるものの、基本的な営業支援ツールを使えます。

顧客情報の管理や商談記録、標準レポートやキャンペーン管理機能は無料版でも利用可能です。

メールの送信数などの制限はありますが、Zoho CRMの基本機能を試すのには最低限の機能が揃ったプランといえます。

まずはZoho CRMの顧客管理画面の使い勝手を試したい方、小規模事業でCRMを導入したい方は無料プランから利用すると良いでしょう。

(2)スタンダード

Zoho CRMのスタンダードプランは、年間契約であれば月額1,680円から利用できます。

基本的な営業支援ツールはもちろん、顧客情報をもとにしたレポートやKPIの抽出が可能です。

また、1日250通の件数制限があるものの、メールの一括送信機能などのMAツールも利用できます。

(3)プロフェッショナル

Zoho CRMのプロフェッショナルプランは、スタンダードプランよりもより高度なSFAとCRM、MAツールを利用できます。

スタンダードプランの機能に加えて、500通までの一括メールの送信や10件までの一括メール送信予約機能が追加されます。

さらにプロフェッショナル機能では、商品や価格表などの見積もりに利用できる情報の管理が可能です。

(4)エンタープライズ

エンタープライズプランでは、プロフェッショナルプランの機能に加えてAIアシスタント「Zia」を利用できます。

「Zia」にある売り上げ予測や戦略アドバイス、ワークフロールールなどの分析と提案など、高度なアドバイスを利用して自社の営業効率を上げられます。

さらに月間10万人までのWebフォームの分析が可能になるなど、顧客行動の分析に役立つ機能も追加可能です。

(5)アルティメット

アルティメットプランは、膨大な顧客データを処理したい企業におすすめのプランです。

データ容量の上限が上がり、Zoho CRMの全ての機能が解放されます。

中小規模の企業ではトゥーマッチになる可能性があるため、顧客数の多さや必要な機能の種類に応じてプランを決めると良いでしょう。

アルティメットプランには「Zia」はもちろん、Zoho Analyticsなどの分析ツールなども搭載されています。

日本語・英語双方の言語に対応したサポートも利用できるので、国際的に展開している企業にもおすすめのプランです。

7.Zoho CRMを活用して業務を効率化した企業の事例

Zoho CRMを活用して業務を効率化させた企業の事例を3つ紹介します。

Zoho CRMを活用して業務効率化を成功させた企業の事例

  1. 株式会社ecbeing
  2. ニチコン株式会社
  3. 株式会社マークス

Zoho CRMの導入によりどのような業務を効率化できるのか参考にしてください。

(1)株式会社ecbeing

株式会社ecbeingはECソリューションを提供する会社です。

顧客情報集約ができないという課題を解決するために、Zoho CRMを導入しました。

Zoho CRMのユーザビリティの高さのほか、追加コストなしでカスタマイズできる点に魅力を感じ、情報を入力しやすい環境構築に成功しました。

3か月のトライアルを重ねて本導入した後は、今までエクセル管理で効率が悪かった情報管理や更新がスピーディになり、現場からも「使いやすい」と高評価を得ています。

結果的に正しい情報をCRMに集約できるようになり、データ活用の基盤を作れたことを実感されています。

(2)ニチコン株式会社

ニチコン株式会社は、V2H機器の開発をはじめとした電子機器の開発を行っている企業です。

Zoho CRM導入前は顧客情報をエクセルで管理しており、タイムラグで情報や業務が遅滞していました。

導入後はZoho CRMの直感的なUIも手伝ってスムーズに運用を開始でき、全ての情報をCRM内に集約することに成功しました。

メールマガジンやWebからの集客など、多様な流入経路も管理できるようになり、煩雑な管理業務がなくなりました。

(3)株式会社マークス

株式会社マークスは、ガソリンスタンドの経営者をメインとした広告代理店事業を運営しています。

これまでの営業管理は全てエクセルを用いており、顧客情報の検索や見積書、請求書の管理に問題を感じていました。

Zoho CRMの導入によりファイルを一元管理できるようになり、所定ファイルを見つけ出すまでの時間や共有効率が上がったそうです。

まとめ

Zoho CRMはインドで開発されたCRMで、世界中でシェアの高い顧客関係管理ツールです。

1つのツールで顧客関係管理と営業支援、マーケティングオートメーションを実装しており、複数部門の業務を統合、効率化できます。

Zoho CRMは豊富な機能を実装しながら、月額1,680円から利用できる価格帯も魅力です。

スモールスタートでCRMを始めたいと考えている企業にはおすすめのCRMなので、ぜひ記事の内容や活用事例を参考にして導入を検討してみるとよいでしょう。

この記事の投稿者
TMS編集部
TMS編集部
京都のWebコンサルティング・制作会社TMS Partners株式会社のコラム編集部です。中小企業/個人事業主が取り組みやすいWebマーケティングや、SEO、Web広告、マーケティングオートメーションのknow-howをお届けします。