コラム

結果が全て!コストメリットを謳う成果報酬型SEOの特徴や報酬を解説

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TMS編集部

「成果報酬型SEOっていったいどんなシステムなの?」
「成果報酬型SEOはどれくらいの費用が掛かるものなの?」

いまや誰もが検索エンジンを使って情報収集をする時代です。

その検索エンジンの検索結果でどれだけ上位に表示されるかは、ユーザーの目に触れる機会に直結する重要な問題であるため、ほとんどの企業が積極的にSEO対策に取り組んでいます。

今回は、SEO対策の中でも導入しやすいと人気の高い成果報酬型SEOの定義や特徴など中心に、費用の相場について解説したいと思います。

”結果がすべて”の成果報酬型SEOに興味のある方は是非最後までご覧ください。

成果報酬型SEOとは

まず、成果報酬型SEOについて解説していきます。

成果報酬型SEOとは

  1. ウェブサイトの運命の分かれ目・SEOとは
  2. 導入のハードルが低い成果報酬型SEOとは

次に1つずつ解説していきます。

ウェブサイトの運命の分かれ目・SEOとは

SEO(Search Engine Optimization・検索エンジン最適化)とは、ユーザーがある特定のキーワードを検索した際、自社で運用するウェブサイトが検索上位に表示されるようにすること、そしてSEO対策はそのために具体的な対策をとることを意味します。

なんでも検索エンジンで調べる現代において、Googleなどの検索エンジンで上位表示されるかどうかは、ユーザーの目に触れるかどうかの運命の分かれ目・ウェブサイトの死活問題といっても過言ではありません。

よりユーザーへのアピール力を高めるために自社でSEO対策ができればよいのですが、Googleなどの検索エンジンで上位に表示されることは簡単なことではありません。

Googleが公式に発表しているSEO対策の「品質に関するガイドライン」を見れば、Googleが推奨するウェブサイトがクローラーにインデックスされやすくなる手法やペナルティ対象になるウェブサイトのガイドラインの基準も記載されているため、自前でSEO対策を行うことは可能です。

しかし、検索上位に表示されるためには専門的なSEOテクニックやノウハウ、ウェブサイト構築に関する知識が必要であるため、外部の専門業者に依頼する場合が多いです。

導入のハードルが低い成果報酬型SEOとは

ウェブサイトのSEO対策を外部のSEO専門業者に頼み、対策キーワードが目標検索順位に到達した場合に報酬を支払うサービス形態を『成果報酬型SEO』といいます。

一般的な成果報酬型SEOの場合、対策キーワードが10位以内に入り、その順位を維持し続けた日数で費用を算出するSEO業者が多いです。

初期費用は別にかかりますが、成果が出ない間は費用が発生しないので導入ハードルが低いSEO対策といえます。

後述しますが、費用相場として1キーワード10位以内の表示で一日あたり500円~1万円に設定されているものが多く、成果が出なければ0円、成果が出た場合は月額数万円~数十万円が相場の価格帯となっています。

成果報酬型SEOの4つのポイント

次に、成果報酬型SEOについて知っておきたい4つのポイント解説します

知っておきたい4つのポイント

  1. 成果が出るまで追加費用が掛からない
  2. 初期費用が高額になる場合がある
  3. 長期的・安定的な集客が難しい
  4. Googleからペナルティを受けるリスクがある

成果報酬型SEOを行うSEO業者の傾向として、時間と手間のかかる内部施策よりも、手軽に行える外部対策を中心に実施するサービスが多いです。

次に1つずつ成果報酬型SEOの特徴に解説していきます。

成果が出るまで追加費用がかからない

成果報酬型SEOの1つ目のポイントは、成果が出るまで追加費用がかからないことです。

成果報酬型SEOは、初期費用が最初にかかりますが、それ以降はSEOの結果が出るまで費用が発生しないのが最大の特徴です。

成果報酬型SEOと似たシステムとして『月額固定型SEO』がありますが、こちらは成果があらわれていない期間も依頼したSEO業者に毎月決まった固定金額を支払うサービス形態です。

SEO対策は、対策を実施したらすぐに成果が表れるものではなく、腰を据えて行う中長期戦です。

成果があらわれるにはどうしてもある程度の時間がかかってしまうものであり、一般的にみると数カ月~1年程度をみておくとよいでしょう。

月額形態の場合はその期間中も費用が発生しますが、成果報酬型SEOは、”上位表示された場合”にのみ費用が発生するため、SEO対策の結果が出ない間はSEO業者に支払う費用は発生しません。

成果が出るまで無駄な費用を押さえつつSEO対策を行いたい企業が導入しやすいSEO対策といえます。

また、検索上位を獲得できなければ無駄な投資になってしまうおそれもある『月額固定型SEO』の不安を払拭できるという点も成果報酬型SEOの大きなメリットです。

初期費用が高額になる場合がある

成果報酬型SEOの2つ目のポイントは、初期費用が高額になる場合があることです。

成果報酬型SEOを行うSEO業者は、成果報酬をリーズナブルな設定にしているものが多い一方、初期費用を高額に設定している場合があるので注意が必要です。

最初にウェブサイト設計を見直すための初期費用が高額になっているパターンも多いです。

成果報酬型を採用するSEO業者に依頼する場合は、SEOの成果報酬だけでなく初期費用もチェックしましょう。

長期的・安定的な集客が難しい

成果報酬型SEOの3つ目のポイントは、長期的・安定的な集客が難しいことす。

本来のSEOは、ウェブサイト自体の品質を高めて多くの人に見てもらえる良質なサイト・Googleから評価されやすいサイト構造を作り上げることにあります(コンテンツSEO)。

しかし、成果報酬型SEOを行う業者の場合、簡単・迅速に検索結果上位に入るために被リンク対策などの外部対策に頼ることが多いため、内部対策を充実させるコンテンツSEOのような長期安定的な集客が難しい傾向があります。

例えるなら、被リンク施策など外部対策に重点を置いたSEO対策は、いわゆる”一発芸””出オチ”のようなものです。

キーワードを入力して検索上位に表示されたウェブサイトを閲覧したものの、そこで欲しい情報が得られなかった場合、検索の目的を果たせなかったユーザーが再度そのサイトを訪れることまずありません。

つまり、成果報酬型SEOの導入で検索上位に表示されたとしても、何度も訪れるリピーター・ファンなどを獲得できず、安定・長期的な集客力を得ることは難しいということです。

また、外部対策に力を入れる成果報酬型SEOを行うSEO業者は、契約後に外部からのリンクを外してしまうことも多いのも長期的な集客が見込めない理由の1つです。

外部リンクで評価を得ていたウェブサイトの場合、被リンクがなくなれば、当然のことながら評価も下がり、さらに検索順位は低下してしまうおそれがあります。

これらの理由により、成果報酬型SEOは、SEO業者との契約終了後に検索順位が一気に低下したりすることも多いので注意が必要です。

Googleからペナルティを受けるリスクがある

成果報酬型SEOの4つ目のポイントは、Googleからペナルティを受けるリスクがあることです。

成果報酬型SEOは”結果がすべて”です。

SEO業者側からみても、成果を出さなければ利益が上がらないため、早く検索順位を上げるために安易な被リンク対策を行う悪質なSEO業者も残念ながら存在します。

確かに被リンク対策は効果的なSEO対策の1つではありますが、品質の悪いリンク施策ばかりだと自作自演の悪質ウェブサイトとしてGoogleからペナルティを受けるリスクが高くなります。

すべてのSEO業者が結果を出せる質の高いサービスを提供できるわけではありません。

口コミ等も参考にして、信頼できるSEO業者を選ぶことが重要です。

成果報酬型SEOの相場

最後に、成果報酬型SEOの相場について解説していきます

成果報酬型SEOの価格・料金については業者によってかなり幅があるため、大まかな目安として参考にしてください。

初期費用 50,000~200,000円
成果報酬

(10位以内に表示された場合)

  • キーワード難易度・低:1,000円/日~
  • キーワード難易度・中:3,000円/日~
  • キーワード難易度・高:12,000円/日~

報酬 =キーワード難易度もしくは順位別料金×上位化している日数

初回にウェブサイトの内部施策指示書の提案等に費用が掛かりますが、そのあとはキーワードで成果が発生した場合のみ費用が発生します。

例えば、キーワード難易度・高が検索ランキングの10位以内に10日間入った場合、12,000×10=120,000円の費用を支払うことになります。

また、順位計測の効果測定環境についても、SEO業者によって異なってくるのでその点も契約前にご確認ください

それから、成果報酬型SEOの場合は、月額固定型SEOのように分析やフィードバック、フォローなどが丁寧に行われないことがあるため、契約前に必ず確認をするようにしましょう。

まとめ

成果報酬型SEOは、簡単に言えば、手段を問わずとにかく「検索順位を上げる」という結果だけを重視して行われることが多いSEO対策です。

初期費用は掛かりますが、成果が出ていない間のランニングコスト(固定費用)を抑え、結果を出した時だけ費用が発生するというシステムは確かに魅力的ではあります。

しかし、内部施策を重視する月額固定型と異なり、成果報酬型SEOは即効性を重視し被リンク対策など外部対策にウエイトを置きやすいことからGoogleによるペナルティを受けるリスクもあります。

また、長期安定的に閲覧してもらえるウェブサイトや企業の資産になるウェブサイトを作るという点から見ても成果報酬型SEOは適してはいないといわざるをえません。

しかし、短期的かつコストを抑えて自社サービスや商品の知名度アップや売上アップ、ブランディングを行いたい場合に成果報酬型SEOの導入は大きなメリットがあります。

そのため、成果報酬型SEOを導入する場合は、良質なSEO対策を提供している信頼できるSEO業者を慎重に選ぶようにしましょう。

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京都のWebコンサルティング・制作会社TMS Partners株式会社のコラム編集部です。中小企業/個人事業主が取り組みやすいWebマーケティングや、SEO、Web広告、マーケティングオートメーションのknow-howをお届けします。