コラム

【初心者向け】SEOに強いタイトルの付け方とは?具体的事例も紹介

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TMS編集部

「SEO的に記事タイトルは非常に重要と聞いたが、つけ方がわからない」
「記事タイトルを変更すべきか迷っている」

記事タイトルはSEOだけでなく、ユーザーのクリック率にも影響します。

タイトルを適当につけていると、読まれる記事になりません。

この記事では、SEOにおけるタイトルの役割とタイトルの付け方、ユーザーにクリックされるタイトル、そしてタイトルに使える5つのテクニックと注意点、そしてタイトル変更をするタイミングについて説明します。

最後まで読めばSEOに強いタイトルの付け方を基礎から学べるでしょう!

SEOにおいてタイトルが担う役割

SEOにおいてタイトルが担う役割を3つ紹介します。

  1. 検索アルゴリズムの評価を得る
  2. ユーザーの興味をひきクリック率を高める
  3. 記事の内容を的確に伝える

なぜSEOでタイトル付けが重要なのかを理解した上で、効果的なタイトルをつけるようにしましょう。

1つずつ説明します。

検索アルゴリズムの評価を得る

コンテンツのタイトルは、SEOで評価される要素の1つです。

内容が分かりやすく、またキーワードを適切に配置したタイトルをつけることで、検索順位が上昇しやすくなります。

Googleなど検索エンジンのクローラーロボットは、テキストを読み取ってそのコンテンツの内容を把握する仕組みです。

そのため、タイトルに適切なキーワードが入っていなければ、該当コンテンツの内容を判別できません。

以上の理由から、キーワードを配置した適切な文字数のタイトルをつけることで、SEO評価が上がります。

ユーザーの興味をひきクリック率を高める

タイトルの付け方を工夫すれば、ユーザーの興味をひいてよりクリック率を高められます。

検索結果はテキストが一覧で表示されるため、特に関心をひくタイトルがない限り、ユーザーは一番上のサイトから閲覧する傾向にあります。

例として、Googleで「ワインの飲み方」を検索した際のYouTube動画の検索結果一覧を見てみましょう。

ワインの飲み方講座はたくさんありますが、【】を用いて動画を発信しているのが誰なのか?を伝えているものもあります。

このように検索で1番上に表示されていなくても、動画の特徴を目立たせるように表記すれば、クリック率が上がるでしょう。

記事の内容を的確に伝える

検索を実施したユーザーは、コンテンツを開く前にタイトルで自分が知りたい情報を得られるかどうかを判断します。

ユーザーはインターネットの検索を使い、情報を得る時間を短縮したいと思ってます。

例えば、ワインの飲み方について検索をしたとしましょう。

悪い例:ワインって何?美味しい?おすすめのワイン情報まとめ

良い例:ワインの美味しい飲み方とは?初心者におすすめの方法3選

ユーザーがタイトルを見たときに、ワインの飲み方が書いてある記事であることが瞬時に判別できなければなりません。

悪い例はワインの情報がまとめてあることはわかるのですが、飲み方について書いてあるか不明確です。

ユーザーのクリック率を高めるために、狙っているキーワードと知り得る情報をタイトルにまとめましょう。

SEO効果があるタイトルの付け方のポイント

SEO効果があるタイトルの付け方のポイントを4つ紹介します。

  1. 狙っているキーワードをタイトル前半につける
  2. 対策キーワードは1つのみ入れる
  3. タイトルの文字数は32文字以内に収める
  4. 関連キーワードを入れる

コンテンツタイトルにお悩みの方は、4つの点を意識してつけてみてください。

狙っているキーワードをタイトル前半につける

SEOの基本として、タイトルで狙っているキーワードは前半につけましょう。

適切な文字数は32文字とされていますので、16文字の中にコンテンツのメインキーワードを配置してください。

検索結果に表示されるのはタイトルの前半28文字程度です。

図のように検索結果上では、タイトルが途切れる形となります。

そのため、前半にタイトルを配置してユーザーに適切にコンテンツが伝わるようにしなければなりません。

対策キーワードは1つのみ入れる

タイトルにキーワードを複数入れ込むと、検索エンジンからスパム判定されることがあります。

キーワードを多く詰め込むだけの悪質サイトは、情報量が少なく質が悪いコンテンツと判断されるからです。

例えば「ワインの飲み方」でタイトルをつけるとしましょう。

悪い例:ワインの飲み方とは?初心者向けワインの飲み方とおすすめのワイン

良い例:初心者向け!ワインの飲み方と飲みやすいおすすめワイン

悪い例ではワインの飲み方が2回登場しており、スパム判定の危険があります。

また、同じキーワードを繰り返すことで、文章が冗長に見えてしまうのもデメリットです。

対策キーワードは1つだけ、スッキリまとめましょう。

タイトルの文字数は32文字以内に収める

コンテンツのタイトル文字数は32文字以内に収めましょう。

こちらの画像の通り、タイトルは28文字前後までしか表示されません。

32文字以上の文字数のタイトルをつけても、ユーザーが閲覧できないからです。

長いタイトルは冗長な印象を与え、また情報量が多すぎて検索エンジンの評価が下がる可能性もあります。

関連キーワードを入れる

タイトルをつける際は、メインのキーワード以外に関連キーワードを入れましょう。

検索を実施するユーザーの潜在的なニーズを汲み取り、その他知りたい情報が掲載されていると記載してください。

例えばワインの飲み方で検索を行うと、上のようにサジェストキーワードが表示されます。

つまりユーザーは飲み方の他に、アレンジの方法やタイミング、マナーを知りたいということです。

これらのキーワードを入れ込むことで、検索エンジンからユーザーが知りたい情報を網羅的に紹介しているコンテンツと評価されます。

ユーザーが思わずクリックするタイトルの付け方

ユーザーがクリックしてしまう魅力的なタイトルの付け方を3つ紹介します。

  1. ユーザーが得られる知識・記事を読むベネフィットを入れる
  2. 誰向けの記事なのかを記載する
  3. 競合と比べて魅力的なタイトルをつける

クリック率を高めて、より読まれるコンテンツにしましょう。

1つずつ説明します。

ユーザーが得られる知識・記事を読むベネフィットを入れる

ユーザーはタイトルを見て、自分が知りたい情報を得られるか?記事を読むベネフィットを判断します。

ベネフィットとは、直訳すれば利益という意味です。

記事を読んでどのような恩恵・効果が得られるかを記載しましょう。

ベネフィットの具体例

  • 悩みを解決できる
  • 知らなかった情報を得られる
  • 欲しい商品を購入できる

例えば”ワインの飲み方”についてのタイトルなら、以下のようにベネフィットを示すことができます。

タイトルの具体例

  • 悩みを解決できる…ワインの飲み方を初心者向けに解説!美味しく飲めるアレンジ方法
  • 知らなかった情報を得られる…ワインの飲み方と基礎知識!おすすめのワイン5選
  • 欲しい商品を購入できる…ワインの飲み方5選!安く購入できるネットショップも紹介

このように、具体的に記事を読むとどんな利益が得られるかタイトルで明確に示しましょう。

誰向けの記事なのかを記載する

タイトルをつける際には、誰に向けたコンテンツなのかをタイトルに入れましょう。

検索を実施しているユーザーは、膨大なコンテンツの中から「自分に向けた記事だ」と感じたものをクリックするからです。

例えばこのタイトルでは、「初心者・苦手な人」を対象者として限定しています。

ターゲットを明確にすると、狙ったターゲット層に読まれるタイトルをつけることができます。

競合と比べて魅力的なタイトルをつける

タイトルをつける際は、競合をリサーチしてより魅力的でキャッチーなタイトルをつけましょう。

検索エンジンの検索結果はテキストの一覧表示であり、他サイトに埋もれるとクリックしてもらえません。

キャバ嬢・メイクで検索した結果を例として紹介します。

【客ウケ】とキャッチーな言葉をカッコで強調したり、「整形級」というキーワードで魅力を高める工夫がされているのがわかるでしょう。

このように、ライバルサイトに負けないように読まれるタイトルをつけてください。

タイトルに付けるとクリック率が向上する5つのテクニック

タイトルに付けるとクリック率が上がる5つのテクニックを紹介します。

  1. 数字を入れる
  2. ポジティブな言葉を使う
  3. あえてデメリットを提示する
  4. 地域を限定する
  5. ユーザーニーズを明確にする

検索結果上位に表示されても、クリックされなければコンテンツを発信している意味がありません。

この5つのテクニックを実践し、クリック率が高く読まれるコンテンツを作りましょう。

数字を入れる

コンテンツのタイトルには数字を入れましょう。

ネットユーザーは具体的なものを好み、曖昧な表現を使ってもコンテンツをクリックしようと思わないからです。

  • 東京都内の美味しいレストラン5選
  • 東京都内の美味しいレストランまとめ

この2つを比べた際に、どちらかが具体的だと感じますか?

当然「5選」だと思います。

また、ユーザーのベネフィットを時間で示すのも有効です。

  • たったの1分!
  • これで売上が2割上がる!
  • 〜で成功するたった3つのポイント

このように数字を入れたタイトルは魅力的に見えるので、ぜひ活用しましょう。

ポジティブな言葉を使う

タイトルに前向きな表現を用いると、ユーザーがクリックしたくなる効果があります。

  • 予算1000!激安でワインを美味しく飲む方法4選
  • 安いワインを美味しく飲む方法

このように、ユーザーにとってメリットとなるポジティブワードを使いましょう。

人はハードルが高いことよりも、簡単に始められることに惹かれる傾向があります。

  • 誰でもできる
  • 今日からできる
  • 初心者必見
  • 5分で理解できる

このように前向きかつハードルを下げる文言を入れると、クリック率を高める効果があるので使ってみましょう。

あえてデメリットを提示する

タイトルにあえてデメリットを提示し、ユーザーの関心を引く方法もあります。

人間の脳は本来ネガティブな文言に反応しやすく、あえてデメリットを書くことで気になってついついクリックしてしまうからです。

また他のサイトがポジティブワードばかり使用している場合は、デメリットの提示で個性を出せます。

  • レストランのお食事マナー10選
  • レストランで絶対にやってはいけない食事マナー10選

他サイトのタイトルと比較し、あえてデメリットを提示するテクニックも活用しましょう。

地域を限定する

地名をタイトルに入れることで、SEO的な効果が得られます。

特にユーザーが「行きたい」「したい」というニーズで検索を行なっている場合、当然ユーザーの近所のエリアの情報が知りたいはずです。

例えば「ワインショップ」で検索した場合、地域を指定しなければ全国のショップやネットショップが出てきます。

あえて「大阪 ワインショップ」などと指定することで、より狙っているユーザーに自社コンテンツをアピールできるので、地域名を入れ込んでみましょう。

ユーザーニーズを明確にする

ユーザーのニーズを明確にするキーワードをタイトルに入れましょう。

検索を実施したユーザーはタイトルを閲覧し、自分のニーズを満たすコンテンツか判断しています。

大まかにユーザーニーズは以下の4つです。

ユーザーニーズと対応したタイトルの例

  • 知りたい(Know)…「〇〇とは?」
  • 行きたい(Go)…「〇〇(観光地など)とは?周辺おすすめグルメ5選」
  • Do(したい)…「〇〇する方法」
  • Buy(買いたい)…「おすすめの〇〇(商品ジャンル)5選と購入方法」

ユーザーが何を知りたいかを明確に把握し、タイトルをつけてください。

ページタイトルをつける時に注意すべきこと

ページタイトルをつける時に注意すべきことを4つ解説します。

  1. キーワードを繰り返し何度も使用しない
  2. ページ内容と記事の内容に矛盾がある
  3. ページタイトルの文字数が長すぎないようにする
  4. 頻繁にタイトルを変更しない

ページタイトルをつける際は、この4つのポイントに注意してつけましょう。

キーワードを繰り返し何度も使用しない

タイトルに何度もキーワードを繰り返さないようにしましょう。

検索エンジンからスパム判定を受け、またユーザーに冗長な印象を与えます。

キーワードはタイトルに1つにし、その他のキーワードは関連キーワードを入れましょう。

ページ内容と記事の内容に矛盾がある

タイトルに嘘の情報を入れるのは絶対にやめましょう。

ユーザーに不親切ですし、タイトルと内容の矛盾はSEO評価を下げてしまいます。

例えばタイトルには「〇〇の方法」と書いてあるのに、実際に読んでみたら商品の紹介しか書かれていないようなタイトルは適切ではありません。

コンテンツの内容を集約したタイトルをつけてください。

ページタイトルの文字数が長すぎないようにする

SEO的にもタイトルは32文字以内が適切です。

タイトルが長すぎるとユーザーが読みづらく、SEO評価が下がる可能性があります。

コンテンツの中で入れたい情報を絞り込み、タイトルに入れ込むようにしてください。

頻繁にタイトルを変更しない

SEOの効果が現れるには、数ヶ月〜半年程度は様子を見る必要があります。

アクセス数が上がらないからと言って、すぐにタイトルを変えるのはやめましょう。

コロコロタイトルを変えていると、検索エンジンの評価が下がる可能性があります。

よく精査してタイトルを決めたら最低でも半年程度は様子を見てください。

ページタイトルを変更すべき時とは

ページタイトルを変更すべきタイミングを2つ紹介します。

  1. 検索上位に表示されているのにクリック数が非常に低い
  2. 検索上位に何ヶ月も表示されない

SEO的にも頻繁なタイトル変更はおすすめしませんが、以上2つのケースではタイトル変更が必要な場合があります。

1つずつ説明するので、自社コンテンツのクリック率・検索順位変動がない場合は試してみましょう。

検索上位に表示されているのにクリック数が非常に低い

検索上位に表示されていても、クリック率が極端に低い場合はタイトル変更をしてみるとクリック率が上がる可能性があります。

もちろんタイトル変更により、順位が落ちる可能性もあるため変更は慎重に判断してください。

クリック率の目安は以下の通りです。

検索順位とクリック率の目安

  • 検索順位1位:20〜30%
  • 2位:15%
  • 3位:10%前後

検索順位1位であっても、クリック率は20〜30%程度、1ページ目に表示されていても、10番目ならクリック率は1.5%と言われています。

この数字を目安に、クリック率が著しく低いようならタイトルを見直してみるのも良いでしょう。

検索上位に何ヶ月も表示されない

コンテンツをアップロードしたのに、検索上位に何ヶ月も表示されない場合もタイトル変更が有効な可能性があります。

特にコンテンツの網羅性や文章を作り込みしている場合は、タイトルを変えると良いでしょう。

ライバルサイトをリサーチし、競合が使っているキーワードを入れたり、関連キーワードを入れ込むようにしてください。

タイトルの変更だけで、検索順位が一気に1ページ目へ上がるケースもあります。

ページタイトルを工夫してSEO評価もクリック率も上げましょう!

SEO的にページタイトルは非常に重要です。

タイトルの内容にはキーワードとユーザーのベネフィットを入れ込み、記事を読むメリットを伝えてください。

記事内で紹介したテクニックや注意点を守り、タイトル付けにコミットすればより読まれるコンテンツを作れます!

この記事の投稿者
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京都のWebコンサルティング・制作会社TMS Partners株式会社のコラム編集部です。中小企業/個人事業主が取り組みやすいWebマーケティングや、SEO、Web広告、マーケティングオートメーションのknow-howをお届けします。