コラム

企業の大きな資産に!良質なオウンドメディアを作るメリットと3つのSEO対策

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TMS編集部

「メディアのSEO対策っていったい何?」
「オウンドメディアのSEO対策って何から始めればいいの?」

多くの人がインターネットを使って情報を検索・活用している今、企業のビジネス戦略として決して欠かせないのがオウンドメディアのSEO対策です。

自社のオウンドメディアに強力な宣伝力を持たせるためには、Googleやユーザーに高い評価を持たれるメディアを作り育てることが重要です。

そこでここでは、良質なオウンドメディアの重要性とすぐに取り組みたい3つのSEO対策について解説していきます。

SEOに強いオウンドメディアを運営し、企業の認知拡大やブランディング、収益アップを目指しましょう。

SEO対策にオウンドメディアが重視される理由

企業のマーケティングの核となり、企業やその商品・サービスについての情報発信・顧客獲得にいまやなくてはならない存在となっているのがオウンドメディアです。

企業や団体がマーケティングを行う上で消費者との接点となるメディアを3つに分類した『トリプルメディア※』のうち、ここでは、上記3つの内なぜオウンドメディアこんなにも注目されているのかについて解説していきます

オウンドメディアが注目される3つの理由

  1. 広告費を大幅に抑えられる
  2. 自由に情報を発信でき、双方向性がある
  3. 情報の蓄積が自社の資産になる

今後もますます発展し、大きなウェイトを占めていくであろうオウンドメディアのSEO対策が企業にとっていかに重要かがわかるはずです。

※トリプルメディアとは、 自社のウェブサイト・ブログ・Facebookページ・Twitterなど自社で管理しているオウンドメディア(Owned Media)、宣伝広告(マス広告やインターネット広告)などお金で買うことができるペイドメディア(Paid Media) 、ブログやFacebook・Twitter・InstagramといったSNSなど第三者が運営主体となって信用や評判を獲得するためのアーンドメディア(Earned Media) の3つのメディアのことです。

広告費を大幅に抑えられる

1つ目のオウンドメディアが重視されている理由は、広告費を大幅に抑えられるからです。

これまで主流であったペイドメディア(マス広告・インターネット広告など)は不特定多数のユーザーの目に触れることができるというメリットがありましたが、コストがかかりすぎる・ターゲティングをしっかり行っていないとコストの無駄になるというデメリットがありました。

また、割り込み型・押しつけ型であるペイドメディアは見込客やユーザーから拒絶されることも増えたこともあり、ペイドメディアを使ったアプローチは年々縮小傾向にあります。

一方、オウンドメディアは自社で所有するメディアであるため広告費を抑えることができる上に、低コストで継続的に運営できるなど企業の広告コスト全体を抑えることが可能です。

大企業のようにテレビや雑誌などを使って大がかりな広告展開ができない・広告費をそれほどかけられない中小企業にとっても非常に助かるメディアといえます。

また、興味や関心を持つユーザーのほうからアプローチされるので拒否感を持たれづらいというのもオウンドメディアの大きなメリットといえるでしょう。

自由に情報を発信でき双方向性がある

2つ目のオウンドメディアが重視されている理由は、自由に情報を発信でき、双方向性があるからです。

オウンドメディアならば、自社のブランディング、経営理念、新商品・新サービスなどの情報を自分たちの言葉で正確かつ迅速、そしてダイレクトにユーザーに伝えることができます

また、双方向性もオウンドメディアの強みです。

オウンドメディアならばユーザーと直接つながることができ、ロイヤリティの向上や新規顧客の獲得など従来の一方通行のメディアでは成しえなかったアプローチを行うことが可能です。

また、会員登録などを行うことでいわゆる”囲い込み”や顧客データの入手などもしやすくなるというメリットもあります。

情報の蓄積が自社の資産になる

3つ目のオウンドメディアが重視されている理由は、情報の蓄積が自社の資産になるからです。

オウンドメディアには、過去の情報(記事や口コミなど)が蓄積されます。

CMやチラシ、ウェブ広告のように配布期間中・配信期間中に限定されたものではなく、投稿者が削除しない限り情報がインターネット上に永久的に残るため、保有しているだけで資産になります。

同時に、ユーザーも知りたい情報を過去にさかのぼって調べやすい上に、運営側も過去の情報を元に別のメディアに展開することも可能です。

つまり、自社とユーザーとで育てていくオウンドメディアは、その企業独自のカラーやイメージ形成に大いに役立つものとなり、オウンドメディアの蓄積された情報そのものが競合との差異化に有効なツールとなります。

中小企業・個人こそオウンドメディアが効果的

オウンドメディアは、今後ますます企業のビジネス展開に大きな影響を与えるメディアとなっていくのは間違いありません

そのため、オウンドメディアを立ち上げ、多くの人の目に触れやすくなるようにSEO対策を行うことは、企業の発展のために不可欠な戦略の1つです。

なぜなら、適切なSEO対策を施したオウンドメディアを運営し検索エンジンで上位表示されるようになれば、多くのユーザーの目に留まるようになります。

品質の良いオウンドメディアは自然とFacebookやTwitter、InstagramなどのSNS(アーンドメディア)でシェア・「バズる」機会も増え、被リンク(ナチュラルリンク)も増えることになります。

そこでさらに自社の情報が拡散されれば、莫大な広告費をかけなくても自社名や自社の商品・サービスなどの知名度・認知度をさらに高めることができ、新たなファン獲得や売上アップにもつながります

このように、企業がオウンドメディアにSEO対策を施し、育て、運営することは、大きな資産となるだけでなく企業の強力な武器となります。

そんなオウンドメディアを積極的に活用すべきなのは、資金力やブランド力に欠ける中小企業・個人です。

企業規模に関わらず、質の良いオウンドメディアを運営すれば大企業のように広告費をかけずとも競合と差異化ができるようになりますし、こちらからアプローチしなくても見込客のほうから自社を見つけて問い合わせてくれるなどニーズ潜在層の育成や関係構築も実現できます。

しかし、自社運営のウェブサイト等を開設すればだれでもすぐに良質なオウンドメディアを作れるというものではありません。

ユーザーだけでなくGoogleからも高い評価を受けるオウンドメディアのコンテンツを制作するには、適切なSEO対策を施す必要があります

良質なオウンドメディアを作るSEO対策3つのポイント

最後に、良質なオウンドメディアを作る3つのSEO対策ポイントを解説します

オウンドメディアのSEO対策として基本的かつ重要なポイントは以下の3つです。

SEO対策3つの重要ポイント

  1. 的確なキーワードの選定
  2. 良質なコンテンツ制作
  3. シンプルでわかりやすいサイトの構造

次に1つずつ解説していきます。

的確なキーワードの選定

1つ目のポイントは、オウンドメディアの掲載で上位表示を狙うキーワードを選定することです。

ペルソナを選定し、ターゲット層に刺さるマストキーワード(必ず1位をとらなければいけないキーワード)とサブキーワード(マストキーワードを構成する要素)を選定します。

その際、検索するユーザーの意図・目的をくみ取りつつ、自社のオウンドメディアに誘導しやすいキーワードを設定しましょう。

上位の競合サイトが獲得しているキーワードもチェックするとより適切なキーワード設定ができます。

良質なコンテンツ制作

2つ目のポイントは、良質なコンテンツを制作することです。

”良質”というのはあいまいで漠然としていますが、簡単に言えば、ユーザーニーズを満足させる内容のウェブサイト作りをすることです。

具体的には、正しい情報・新しい情報を常に発信する、ユーザーが知りたい情報を掘り下げて紹介する、ユーザーと積極的に交流するなどが挙げられます。

ちなみに、Googleのアナウンスによると、ユーザーが求めているコンテンツの定義を以下のように設定しています。

Google の定義

  • 有益で情報が豊富
  • 他のサイトより価値が高くて役立つ
  • 信頼性がある
  • 高品質
  • ユーザーを引き付ける

Google Search Consoleヘルプ 

上記のポイントを押さえたコンテンツ作りをすれば、Googleから高い評価を受けるとともに、ユーザーからも信頼されて自然にSNS等のシェア・ナチュラルリンク増加など被リンクの面でも高評価を受けることができます。

ここで注意したいのが、オウンドメディアは一度作ってしまえばそれで完成ではないということです。

オウンドメディアは、”育てる”ことが重要です。

検索順位で上位を獲得、そしてそれをキープするために、根気強く継続的にコンテンツのメンテナンス・改善をして、より良いものに”育て”ていきましょう

シンプルでわかりやすいサイトの構造

3つ目のポイントは、シンプルでわかりやすいサイトの構造にすることです。

Googleの順位は、Googleのクローラ(巡回)が関係しています。

そのため、サイトの構造をシンプルにすることでクローラの巡回を促し、サイト・ページの評価を受けるクローラビリティの最適化が必要です。

ユーザーにとっても、サイト階層が迷路のように深く複雑に組み込まれたサイトよりも浅くシンプルな構造のサイトのほうが親切であるし印象も良くなり、満足度も高くなります。

具体的には、トップページから3クリック以内ですべてのコンテンツを辿れるのがベストでしょう。

よりわかりやすくするために、サイト内でどの階層のページにいるのかを『>』マークを使って表示する『パンくずリスト』を設置するのもおすすめです。

また、サイトの表示スピードの向上やモバイル対応、常時SSL化(https化)なども効果的なSEO対策なので合わせて取り入れましょう。

まとめ

企業やサービスの認知度アップ・ブランディング・収益アップに欠かせないメディアの中でも、適切なSEO対策を施したオウンドメディアは企業の重要な資産となる重要なメディアです。

訪問者にとって価値がある情報を提供し、適切なSEO対策を行ってGoogleの評価の高いオウンドメディアを運営し保有することは企業にとって大きなアドバンテージになります。

そのため、企業が良質なオウンドメディアを保有することはビジネス戦略の最優先事項であるといっても過言ではありません。

今回紹介した3つのSEO対策のポイントを押さえて高品質なオウンドメディアを構築し、ビジネスの発展にぜひ役立ててください。

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TMS編集部
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京都のWebコンサルティング・制作会社TMS Partners株式会社のコラム編集部です。中小企業/個人事業主が取り組みやすいWebマーケティングや、SEO、Web広告、マーケティングオートメーションのknow-howをお届けします。