コラム

ショート動画を活用したマーケティングとは?活用方法やポイントを解説

投稿日:
最終更新日:
TMS編集部

「ショート動画を作成しても、マーケティングへの活かし方が分からない」
「ショート動画のマーケティングは、自社の商品の売り上げ増加は期待できるのか」
「ショート動画のマーケティングを行う上でのポイントについて知りたい」

企業の経営者やマーケティング担当者の中には、このような疑問やお悩みをお持ちの方もいらっしゃるかと思います。

ショート動画を効果的に活用できれば、商品やサービスの認知度拡大や売上の増加が期待できます。

もっとも、具体的にどのような活用方法が最適か判断が難しい場合もあるでしょう。

ショート動画をマーケティングに効果的に活用するためには、動画の内容や構成を検討する必要があります。

本記事では、ショート動画マーケティングのメリットやデメリット、具体的な活用方法について解説します。

また、ショート動画マーケティングの成果を上げるためのポイントについても解説をしています。

1.ショート動画を活用したマーケティングの概要

ショート動画は従来、個人が個人に向けて発信するコンテンツという側面がありました。

しかし、近年では、企業が消費者または他の企業に向けて情報を発信するマーケティング手法へと活用の幅が広がっています。

ショート動画マーケティングについて押さえておきたい基本事項は以下の通りです。

ショート動画を活用したマーケティングの概要

  1. ショート動画マーケティングとは
  2. 長尺の動画マーケティングとの違い
  3. 主なプラットフォーム

順に見ていきましょう。

(1)ショート動画マーケティングとは

ショート動画マーケティングとは、短時間で視聴できるショート動画を活用して、商品やサービスの認知度向上、購入・利用などにつなげるマーケティング手法です。

YouTubeやTikTok、InstagramなどのSNS・動画プラットフォームを通じて動画を発信し、ユーザーとの接点を創出します。

現代ではタイムパフォーマンスが重視され、必要な情報を短時間で効率的に得たいというニーズが高まり、ショート動画を活用したマーケティングを多くの企業が実践しています。

HubSpotが2024年に公開した調査によると、消費者の62%が商品・ブランドを知るために、商品デモやレビュー、FAQなどの動画コンテンツを視聴したことが明らかになりました。

また、37%の消費者が商品を探す手段としてTikTokやInstagram Reelsなどのショート動画を好むと回答していることも調査で示されました。

このような背景から、企業が自社の商品やサービスをPRする手段として、ショート動画を活用することは有効な選択肢の一つです。

(2)長尺の動画マーケティングとの違い

長尺の動画を用いるマーケティングと比較して、ショート動画マーケティングは、限られた時間の中で商品やサービスの要点を簡潔に伝えることができるのが特徴です。

長尺の動画は、商品やサービスの情報を詳細に説明できる一方、情報量が多くなりやすく、視聴者が途中で離脱する可能性があります。

これに対して、ショート動画は、短時間で商品やサービスの要点を伝えることができ、ユーザーに最後まで視聴してもらいやすい点が特徴です。

また、ショート動画は、専用のフィードを通じてユーザーに動画を届けられるため、自社の商品やサービスを知らないユーザーとの接点を創出しやすいです。

(3)主なプラットフォーム

ショート動画を投稿できるプラットフォームは複数あります。

主なプラットフォームは以下の通りです。

主なプラットフォーム

  1. YouTube Shorts
  2. TikTok
  3. Instagram Reels

#1:YouTube Shorts

YouTube Shortsは、幅広い年代のユーザー層を対象とするプラットフォームです。

YouTube内の検索やフィード機能に加えて、Google検索からも動画を見つけてもらえる可能性があり、検索経由でユーザーにアプローチが可能です。

なお、YouTube Shortsの概要と作り方については、以下の記事で詳しく解説していますので、ぜひご覧ください。

2026.09.15

【最新版】YouTubeショートとは?投稿するメリットや活用のポイントについて解説

2026.09.16

YouTubeショート動画の作り方とは?事前準備や作成手順、ポイントを解説

#2:TikTok

TikTokは、エンタメ性が高い動画が多く、若年層を中心としたユーザー層でトレンドの発信源となっています。

なお、フォロワー数だけでなく、いいねやコメント、シェア、視聴などのユーザーの反応を含む複数の要素をもとに動画が表示されます。

そのため、フォロワー数が少ないアカウントでも動画が広く視聴される可能性がある点が特徴です。

#3:Instagram Reels

Instagram Reelsは、10〜40代の女性にも幅広く利用されており、ファッション・美容・グルメ・旅行・ライフスタイルなどの情報発信に適しています。

こうしたプラットフォームごとの特徴を理解することで、自社の商品やサービスに最適なプラットフォームを選択することができます。

2.ショート動画マーケティングのメリット

ショート動画は、短時間で商品やサービスの魅力を伝えられるため、企業のマーケティング活動に活用することで、以下のようなメリットがあります。

ショート動画マーケティングのメリット

  1. 多くのユーザーにリーチしやすい
  2. 商品やサービスの認知度向上につながる
  3. 短時間で情報を伝えることができる
  4. 継続的に発信しやすい
  5. 長尺動画より制作負担を抑えやすい

順に解説します。

(1)多くのユーザーにリーチしやすい

ショート動画は尺が短く、ユーザーが次々と動画を視聴できるため、自社の商品やサービスをより多くのユーザーに知ってもらう機会を創出しやすいです。

既存のフォロワー以外にも動画が表示される可能性があるため、十分なフォロワーを獲得できていない運用初期からでも、新規ユーザーからの再生数を獲得する機会につながります。

これは、ユーザーの視聴行動などをもとに動画が表示される仕組みが採用されているからです。

そのため、ターゲット層が関心を持つテーマの動画を発信することで、自社アカウントを知らないユーザーとの接点を増やす手段としても活用できるでしょう。

(2)商品やサービスの認知度向上につながる

ショート動画ならではの視聴体験をユーザーに提供することで、商品やサービスの認知度向上につなげることができます。

ショート動画は、スマートフォンの画面の全体に表示される縦型の動画が多く、商品の見た目・使用感・利用シーンなどを視覚的に分かりやすく伝えることが可能です。

また、ストーリー性や演出を取り入れ、商品やサービスに対する印象を短時間で記憶に残るようにすることもできます。

このような特徴を活かすことで、商品やサービスの魅力を視覚的に伝えながら、認知度の向上につなげられるでしょう。

(3)短時間で情報を伝えることができる

ショート動画は尺が短いため、1本の動画で伝える情報を絞り、特定のテーマに焦点を当てて発信しやすい点が特徴です。

そのため、情報を詰め込みすぎず、伝えたい内容を整理して要点を明確にすることで、短い時間でも視聴者に分かりやすく情報を伝えることができます。

また、限られた時間の中で情報を分かりやすく伝えるためには、映像やテロップ、音声などを効果的に組み合わせることが大切です。

例えば、新商品の使い方を紹介する場合、商品の特徴をすべて説明するのではなく、「基本的な使い方」にテーマを絞り、使用前の状態から実際に使用するまでの流れを映像で紹介することが効果的です。

さらに、重要なポイントをテロップで補足することで、短い動画でも商品の使い方を具体的に伝えることができます。

このように、伝える情報をあらかじめ整理し、映像やテロップなどを効果的に活用することで、限られた時間でも商品やサービスの要点を分かりやすく伝えられます。

(4)継続的に発信しやすい

ショート動画は、一つの商品についても、特徴・使い方・活用方法などテーマを分けて複数のショート動画にすることで、継続的な情報発信ができます。

ショート動画は、長尺動画ほど詳細な構成を考える必要がないため、短時間で企画を立てやすく、多くのショート動画を効率よく制作できます。

また、ショート動画では、一つの動画ですべての情報を伝えるのではなく、伝えたい内容を小さなテーマごとに分けて発信することが可能です。

例えば、飲食店であれば、提供しているメニューの紹介だけでなく、人気メニューの選び方や注文時によくある質問など、ユーザーが知りたい情報をテーマごとに動画にできます。

そのため、商品やサービスに関する情報を一度にまとめて発信するのではなく、複数の動画に分けて段階的に発信することで、継続的なコンテンツ展開ができるでしょう。

(5)長尺動画より制作負担を抑えやすい

ショート動画は長尺動画と比較して、1本あたりの制作時間を短くしやすく、制作にかかる負担を軽減しながら発信できる点もメリットです。

また、1本のショート動画を複数のSNSに展開することで、同じ動画を活用しながら効率的に情報を発信できます。

さらに、縦型・短尺という基本的なフォーマットに合わせて制作工程を整えることで、動画ごとの作業を効率化することも可能です。

動画の構成やテロップなどのテンプレートをあらかじめ用意しておけば、編集時の作業を簡略化しやすくなります。

加えて、長尺動画や過去に撮影した素材をショート動画として再編集することで、新たな撮影を行わずにコンテンツを制作できることもメリットの一つです。

このように、制作工程の効率化や既存素材の活用などによって、ショート動画の制作にかかる負担を抑えながら、効率的に情報を発信できるでしょう。

3.ショート動画マーケティングのデメリット

ショート動画マーケティングを行う上で、メリットのみならず、デメリットを把握しておくことも大切です。

ショート動画マーケティングのデメリットは以下の通りです。

ショート動画マーケティングのデメリット

  1. 短時間で情報を伝える工夫が必要
  2. 継続的な動画制作・投稿が必要
  3. 再生数が売上に直結するとは限らない
  4. 競合との差別化が難しい場合がある
  5. 効果が出るまで時間がかかる場合がある

(1)短時間で情報を伝える工夫が必要

ショート動画は、短時間で情報を伝えることができなければ、ユーザーに動画の内容を十分に理解してもらえない可能性があります。

そのため、1本の動画で、伝えるテーマを明確にすることが重要です。

具体的には、情報をテンポよく提示し、短時間で要点を分かりやすく示すようにしましょう。

商品やサービスの詳細な説明や専門的な内容などは、ショート動画だけでは十分に伝えきれない場合があります。

そのような場合は、必要に応じて長尺動画やWebサイトに誘導することも検討しましょう。

このように、伝える情報を整理して要点を明確にするとともに、必要に応じて長尺動画やWebサイトと組み合わせることで、ショート動画を効果的な情報発信の手段として活用できます。

(2)継続的な動画制作・投稿が必要

継続的にユーザーと接点を保ち続けるには、定期的な動画投稿が必要です。

投稿したショート動画が一度視聴されただけでは、その後も継続して自社アカウントの動画を視聴してもらえるとは限りません。

そのため、商品やサービスに関する新しい情報だけでなく、ユーザーの関心に合わせたコンテンツを定期的に発信し、継続して視聴してもらう工夫が必要です。

また、定期的に投稿するためには、動画の企画から撮影、編集、投稿までの工程を継続して行う必要があります。

投稿する動画のテーマを考えたり、必要な素材を用意したりするなど、人的リソースも必要になるでしょう。

特に、投稿頻度を高める場合には、それに応じて制作する動画の本数も増えるため、担当者の負担が大きくなります。

動画制作を担当する人員が限られている企業では、通常業務と並行して継続的に動画を制作することが難しくなる場合もあります。

ショート動画マーケティングでは、ユーザーとの継続的な接点を創出するために、定期的な動画制作・投稿を続ける運用体制の構築が求められるでしょう。

(3)再生数が売上に直結するとは限らない

投稿したショート動画が多く再生された場合でも、それに比例して売上の増加につながるとは限りません。

売上などの成果につながるかどうかは、商品・サービスの内容や購買層などの要因によって変動するからです。

例えば、消費者向け(toC)の商品やサービスは売上につながりやすい傾向があります。

消費者向けの商材は、個人の意思決定のみで購買につながりやすく、ショート動画を見て商品に興味を持ち、そのままECサイトで購入するといったケースもよく見られます。

これに対して企業向け(toB)商材は、消費者向けの商材と比較して、購買に至るプロセスが異なります。

企業における商品・サービスの購入は、個人の意思のみでは決まらず、複数の部署や部門にまたがって決定されることが一般的です。

そのため、ショート動画を見た担当者の意思決定のみでは成約に至らないことが多いといえます。

動画の視聴をきっかけとして問い合わせや商談につながり、社内での検討・決裁によって契約するというプロセスを経ることになります。

ただし、toB商材・toC商材を問わず、再生数が増加した場合でも、自社の商品やサービスのターゲットではないユーザーからの視聴が多ければ、売上につながりにくい可能性があります。

そのため、再生数だけではマーケティングの成果が判断できないことも理解しておきましょう。

(4)競合との差別化が難しい場合がある

ショート動画は、トレンドや人気のフォーマットが取り入れられることが多く、動画の内容が似通いやすい傾向があります。

そのため、トレンドを活用しながら、自社独自の情報や表現を組み合わせることが大切です。

また、ターゲットユーザーに合わせた企画の立案が重要となります。

例えば、化粧品を紹介するショート動画の場合、流行している動画の構成や演出を取り入れるだけでは、他社の動画と内容が似てしまう可能性があります。

そこで、ターゲットユーザーが抱える肌の悩みをテーマに設定し、自社商品の特徴や使用方法、実際の使用シーンなど、独自の情報を盛り込む方法が考えられます。

さらに、商品の魅力が伝わる表現や演出を加えることで、トレンドを取り入れながらも、自社ならではの動画に仕上げることができます。

このように、トレンドや人気のフォーマットをそのまま取り入れるのではなく、ターゲットのニーズを踏まえることが、競合との差別化につながるでしょう。

(5)効果が出るまで時間がかかる場合がある

ショート動画を公開してから、一定期間が経過しなければ、視聴数やユーザーからの反応などのデータが十分に蓄積されず、効果を判断することが難しい場合があります。

そのため、一度の投稿ではなく、中長期的に成果を確認しながら運用すると良いでしょう。

複数の公開動画を比較しながら、効果的な動画を判断することで、次回の動画制作に役立つ分析結果を得ることができます。

例えば、同じ商品を紹介する動画を複数投稿し、それぞれの再生数や視聴維持率、ユーザーからの反応を比較する方法があります。

比較した結果、特定の動画の視聴維持率が高かった場合は、その傾向を次回の動画制作に反映することが大切です。

このように、複数の動画から得られたデータを比較・分析してユーザーの反応が得られやすいテーマや構成を把握し、動画の内容を改善していくことが求められます。

4.具体的な活用方法

ショート動画マーケティングでは、様々な活用方法が存在し、自社に適した活用方法を見極めることが大切です。

具体的な活用方法は以下の通りです。

具体的な活用方法

  1. 商品やサービスの紹介
  2. How To・ノウハウの発信
  3. ユーザー参加型のコンテンツを発信
  4. キャンペーン・イベントの告知
  5. WebサイトやECサイトへの誘導

順に見ていきましょう。

(1)商品やサービスの紹介

自社の商品やサービスを動画内で解説・紹介し、魅力を発信する活用方法があります。

サイズ感、質感、デザイン、動きなど、文章や画像だけでは伝わりにくい情報を、動画で表現することで、視聴者の購買意欲を醸成します。

具体的には、使用前と使用後など、より具体的に商品やサービスの特徴・魅力を立てることで、視聴者が利用するメリットをイメージしやすくなります。

例えば、衣料品を紹介する場合、商品を着用した様子を撮影し、実際の着用感や動いたときのシルエットを動画で見せる方法も有効です。

ターゲットが抱える課題を起点に、商品やサービスによってどのような課題を解決できるのかを伝えることが重要です。

(2)How To・ノウハウの発信

How To・ノウハウの発信をする場合は、商品やサービスをどのように利用するのかを視覚的に解説することが求められます。

使用方法によって効果が変わる商品や、利用方法が複雑なサービスなどの場合に効果的です。

例えば、コーヒーメーカーを紹介する場合、コーヒー豆のセット方法や抽出量の設定、抽出までの手順などを動画で紹介する方法があります。

実際の操作を映像で見せることで、購入前のユーザーにも商品の使い方を具体的にイメージしてもらいやすくすることがポイントです。

また、家具の組み立て方や家電の設定方法など、手順が複数ある商品についても、工程ごとに分けて解説することで、購入後の利用方法を分かりやすく伝えることができるでしょう。

How To・ノウハウ動画を視聴してもらうことで、商品やサービスへの理解を深め、信頼感や安心感の醸成、購入・利用の促進につなげることが可能です。

(3)ユーザー参加型のコンテンツを発信

キャンペーンや質問、コメントを活用してユーザーとの接点を創出する活用方法もあります。

ユーザーが投稿したコメントや質問に反応・回答することで、ユーザーとコミュニケーションを図るきっかけにもなります。

また、ユーザーから寄せられた質問や意見をもとに新たな動画を制作することで、ユーザーの関心に合わせた情報発信につなげることが可能です。

他にも、ハッシュタグを活用し、ユーザーの投稿を促すことも効果的でしょう。

このように、ユーザーが動画に参加・反応できる仕組みを取り入れることで、企業とユーザーの接点を増やし、継続的なコミュニケーションにつながります。

(4)キャンペーン・イベントの告知

新商品の発売やキャンペーンの開催などの告知動画を発信することも有効です。

その際、イベントの雰囲気や過去の開催風景などを映像で紹介し、イベントへの興味・関心を高め、参加を促すことができるでしょう。

例えば、飲食店が期間限定のキャンペーンを開催する場合、対象メニューを実際に調理する様子や料理の画像、店内でのキャンペーン実施の様子などを動画で紹介する方法があります。

また、「9月30日まで」、「対象メニューを注文した方に限定グッズをプレゼント」など、開催期間や参加条件もテロップで伝えることも有効です。

動画をきっかけにキャンペーンへの興味・関心を高め、店舗への来店を促すことにつながるでしょう。

(5)WebサイトやECサイトへの誘導

ショート動画は短尺であるため、詳細な情報まで十分に伝えきれない場合があります。

動画では伝えきれない詳細な情報をWebサイトやECサイトで確認してもらうことで、商品やサービスへの理解を深め、購入や問い合わせなどの具体的な行動につなげることができます。

また、問い合わせフォームや資料請求ページへ誘導し、リード(見込み顧客)の獲得につなげることも可能です。

その際には、動画内や概要欄などに、遷移先を分かりやすく提示することが欠かせません。

ショート動画をWebサイトやECサイトへの入り口として活用することで、動画では伝えきれない情報を補いながら、問い合わせや資料請求などの具体的な行動につなげられるでしょう。

5.ショート動画マーケティングの成果を上げるためのポイント

ショート動画マーケティングの成果を上げるためには、5つのポイントがあります。

具体的には以下のポイントを押さえましょう。

ショート動画マーケティングの成果を上げるためのポイント

  1. ターゲットを明確にする
  2. 動画の目的を明確にする
  3. 動画の構成を工夫する
  4. トレンドを取り入れる
  5. データを分析して改善する

(1)ターゲットを明確にする

自社の商品やサービスの情報を、どのような層に届けたいのかを明確にし、視聴ターゲットを設定することが重要です。

ターゲットを明確にしなければ、動画で伝える情報や訴求内容が定まらず、商品やサービスを必要としているユーザーに適切な情報を届けにくくなる可能性があります。

視聴ターゲットを明確にするには、年齢・性別・職業・居住地域など、ターゲットの属性を具体化することが大切です。

さらに、ターゲットが抱えている悩みやニーズを整理し、ターゲットが利用するSNSや動画プラットフォームを確認することで、動画の内容や方向性を判断できます。

例えば、男性向けのビジネスバッグを紹介する場合、30〜40代の会社員をターゲットに設定し、「仕事で持ち歩く荷物が多い」、「パソコンや書類を整理して収納したい」といった悩みやニーズを整理します。

それを踏まえて、収納スペースやポケットの数、パソコンの収納方法などを中心に動画を構成することで、ユーザーのニーズに合わせた情報発信ができるでしょう。

(2)動画の目的を明確にする

ショート動画を発信する上で、認知度向上、商品やサービスへの興味喚起、購入・問い合わせなど、目的を具体的に設定し、動画を制作することが重要です。

さらに、動画の目的に応じて、達成したいユーザーの行動を適切に設定することも大切です。

例えば、商品やサービスの購入を目的とする場合は、ECサイトの商品ページへの誘導が着地点となるでしょう。

また、問い合わせを目的とする場合は、問い合わせフォームへのアクセスを着地点とするなど、目的に応じて促したい行動を設定します。

他にも、目的に応じて成果を測定する指標を設定することも重要です。

例えば、認知度向上を目的とする場合は再生回数やリーチ数、ユーザーの興味・関心を高めることが目的であれば視聴維持率やエンゲージメントなど、目的に応じて指標を設定します。

このように、ショート動画の目的を明確にし、促したいユーザーの行動と成果を測定する指標を設定することで、効果測定や施策の改善につなげやすくなります。

(3)動画の構成を工夫する

ショート動画は、ユーザーが共有することによって、より多くのユーザーに動画がレコメンド(おすすめ)されることもあるため、共有や拡散される動画を設計することが必要です。

PRを前面に押し出した動画や、広告色の強い動画は、視聴者に宣伝目的のコンテンツと受け取られ、離脱につながる可能性があります。

また、ショート動画は、音声をオフにして視聴するユーザーも少なくないため、大きなフォントや強調エフェクトなどを駆使して、分かりやすさを重視することが欠かせません。

ショート動画をPCで編集する場合も多いですが、視聴されるデバイスの大半はスマートフォンであるため、画角や映像のサイズ感を意識した構成を心がけましょう。

(4)トレンドを取り入れる

流行している音源や企画などを取り入れることで、動画がより多くのユーザーにリーチしやすくなります。

その際には、著作権や利用規約などに注意して音源や素材を利用するようにしましょう。

なお、トレンドを取り入れる際は、自社の商品やサービスとの関連性が低い企画や音源の使用は避けることが大切です。

例えば、飲食店が新メニューを紹介する動画を制作する場合、流行しているダンス企画を取り入れると、メニューの特徴や魅力が伝わりにくく、商品との関連性が低くなってしまいます。

一方で、流行している音源に合わせて料理を盛り付ける様子や完成したメニューを紹介するなど、自社の商品とトレンドを関連付けることで、トレンドを活用しながら商品を訴求できます。

ただし、トレンドを取り入れること自体を目的とせず、自社の商品やサービスの魅力を伝える手段として活用することが、ショート動画の効果を高めることにつながるでしょう。

(5)データを分析して改善する

ショート動画マーケティングは、PDCAサイクルを回しながら、動画の内容を継続的に改善することが求められます。

PDCAサイクルとは、「Plan(計画)」、「Do(実行)」、「Check(評価)」、「Action(改善)」の4つの段階を繰り返しながら業務や施策を継続的に改善していく手法です。

ショート動画マーケティングでは、動画を企画・制作して投稿した後、再生回数や視聴維持率などのデータを分析し、その結果を次回の動画制作や運用に反映することで、動画の改善につなげます。

データを分析する際、どの動画やテーマがユーザーから反応を得られたかを確認しましょう。

また、認知度向上が目的なら再生回数やリーチ、購入・問い合わせならクリック数やコンバージョンなどの、目的に応じたデータを確認することも大切です。

まとめ

本記事では、ショート動画を活用したマーケティングの活用方法やポイントなどについて解説しました。

ショート動画を効果的に発信することで、自社の商品やサービスの売上の増加、利用者増加を期待することができます。

もっとも、ショート動画は、発信するだけで成果につながるとは限りません。

ターゲットや動画の目的を明確にした上で、視聴者の興味を引く動画を制作し、運用状況を確認しながら改善を重ねることが、成果につなげるためのポイントです。

しかし、自社でどのようにショート動画を活用したマーケティングを行えば良いか分からない場合は、ノウハウを持つ会社への依頼も選択肢の一つです。

ショート動画について相談したい方は、TMS Partners株式会社へ問い合わせください。

TMS Partners株式会社は、ショート動画の効果的な動画の制作・投稿・運用まで幅広い支援を行っております。

問い合わせは無料なので、まずは以下の問い合わせフォームよりご相談をお寄せください。

お問い合わせはこちら

この記事の投稿者
TMS編集部
TMS編集部
京都のWebコンサルティング・制作会社TMS Partners株式会社のコラム編集部です。中小企業/個人事業主が取り組みやすいWebマーケティングや、SEO、Web広告、マーケティングオートメーションのknow-howをお届けします。