コラム

【2024年最新】SEOコンサルの役割や重要性とは?費用相場や成果の出るコンサルの選び方

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TMS編集部

「SEOコンサルを依頼したいけど、どんなサービスなのか分からない」
「本当に効果のあるSEOコンサル会社の選び方を知りたい」

SEOは施策数が多く、専門的な領域であるため、初めのうちはコンサルに頼るのがおすすめです。

しかし、コンサルといってもサービス内容が不明瞭かつ効果が出なければ無駄な出費になると心配している方も多いでしょう。

この記事では、SEOコンサルティングの基礎知識から選定方法、契約時の注意点まで、詳しく解説していきます。

最後まで読めば、SEOコンサルの概要や利用メリットがわかり、自社と伴走するSEOコンサルを見つけられるでしょう。

目次

1.SEOコンサルとは

SEOコンサルティングは、企業のWebサイトの検索エンジン最適化を戦略的に支援するサービスです。

事業目標の達成を見据えた包括的な支援を提供します。

SEOコンサルとは

  1. SEOコンサルタントの役割と必要性
  2. SEOコンサルと代行・制作会社の違い
  3. 主なサービス内容と支援範囲
  4. 依頼が向いている企業の特徴

(1)SEOコンサルタントの役割と必要性

SEOコンサルタントは、クライアント企業のWebサイトの検索順位を向上させるための戦略立案と実行支援を行う専門家です。

具体的には、サイトの技術的な改善点の洗い出しから、コンテンツ制作のディレクション、さらには社内体制の構築まで、包括的なアドバイスを提供します。

そのため、SEOの専門知識を活かしてクライアントのビジネス成長をサポートすることが、SEOコンサルタントの重要な役割です。

(2)SEOコンサルと代行・制作会社の違い

SEOコンサルタントは、クライアントに戦略的なアドバイスを提供し、施策の方向性を示すことに特化しています。

一方、SEO代行会社は実作業の代行を、制作会社はサイトの制作や改修を主なサービスとしています。

したがって、SEOコンサルタントは「何をすべきか」の指針を示し、代行会社や制作会社は「実際の作業」を担当するという役割の違いがあります。

SEO対策が初めてで、何をすべきかわからないならSEOコンサルを、作業を外注したいなら制作会社を利用しましょう。

(3)主なサービス内容と支援範囲

SEOコンサルのサービス内容と支援範囲は、以下のようなものです。

SEOコンサルの主なサービス内容

  • サイト分析と改善提案
  • キーワード戦略の立案
  • コンテンツマーケティング計画の策定
  • 技術的SEO対策の指導
  • 競合分析とベンチマーキング

このように、SEOコンサルは包括的な支援を行います。

サイトの現状分析から始まり、具体的な改善施策の提案、さらには実施後の効果測定までをカバーするなど対応範囲は幅広いです。

なお、支援範囲は契約内容によって異なるため、事前に詳細を確認しましょう。

(4)依頼が向いている企業の特徴

SEOコンサルへの依頼が向いている企業とは、以下のような企業です。

依頼が向いている企業の特徴

  • 自社にSEO対策担当者が置けない
  • 初めてのSEO対策で自社内にノウハウがない
  • 予算はあるがSEO対策の方法がわからない
  • SEO内製のサポートをしてほしい

SEO対策を担当できるリソースの余裕がない方は、コンサルを入れて集客支援をしてもらうと良いでしょう。

成果が出て利益が確保できたら徐々に人員を増やし、内製へ舵を切るようにしてください。

また、SEO対策についての知見がなく、なかなかSEOを利用した集客ができない企業もコンサルの利用がおすすめです。

最初のうちはコンサルの手を借りてSEO対策をし、自社でもノウハウを貯めることで、内製へ切り替える方法がおすすめです。

2.SEOコンサルの種類と特徴

SEOコンサルティングサービスは、提供する企業によって特徴が大きく異なります。

自社のニーズに合った最適なタイプを選ぶために、それぞれの特徴を理解しておきましょう。

SEOコンサルの種類と特徴

  1. 総合マーケティング支援型のSEOコンサル
  2. SEO専門特化型のコンサルティング
  3. Web制作会社のSEOコンサルサービス
  4. 選定時の基準と評価ポイント

(1)総合マーケティング支援型のSEOコンサル

大手広告代理店や総合マーケティング会社が提供するSEOコンサルは、包括的なマーケティング戦略の一環としてSEO支援を行います。

このタイプの最大の特徴は、広告運用との連携や他のマーケティング施策との統合的な提案が可能な点です。

豊富な運用実績とノウハウを持つ一方で、比較的高額な費用設定となることが一般的です。

このような特徴から、複数のマーケティング施策を同時に展開したい大規模企業との相性が特に良いと言えます。

(2)SEO専門特化型のコンサルティング

SEOに特化した専門企業やコンサルタントは、最新のSEOトレンドや技術的な知見を活かした支援を提供します。

具体的には、サイトの技術的な改善から、コンテンツ戦略の立案、さらには社内チームの教育まで、SEOに関する専門的なアドバイスを行います。

また、特定の業界や規模の企業に特化しているケースも多く、業界特有のSEO課題に対する深い理解があるのが特徴です。

このような専門性の高さは、特に自社でSEO施策を内製化したい企業や、特定の課題に焦点を当てた改善を進めたい企業にとって大きな魅力となります。

(3)Web制作会社のSEOコンサルサービス

Web制作会社が提供するSEOコンサルは、サイトの設計・構築段階からSEOを考慮した支援が可能です。

技術的SEOへの深い知見を持ち、サイト構造の最適化提案から実装まで、一貫した支援を提供できることが強みです。

制作チームとの円滑な連携により、実装を考慮した現実的な提案が可能となります。

このような特徴から、サイトリニューアルやリプレイスを検討している企業にとって、特に有効な選択肢となります。

(4)選定時の基準と評価ポイント

適切なSEOコンサルを選ぶためには、まず過去の支援実績と成功事例を丁寧に確認することが重要です。

次に、担当者の経験と専門性、提案内容の具体性について評価を行います。

また、プロジェクト進行中のコミュニケーション体制や、費用対効果の透明性についても慎重に確認する必要があります。

特に重要なのは、自社の課題やゴールに対する理解度です。

これらを正確に理解した上で、具体的な解決策を提示できる会社を選ぶことが、成功への近道となります。

SEOコンサルの選定は、単なるサービス内容の比較ではなく、自社のビジネス目標達成のためのパートナー選びという視点で行うことが大切です。

3.SEOコンサルの料金体系と相場

料金体系

SEOコンサルティングの料金は、支援内容や契約形態によって大きく異なります。

適切な予算設定のため、一般的な料金体系と相場を確認していきましょう。

SEOコンサルの料金体系と相場

  1. 月額報酬型のSEOコンサル料金相場
  2. 成功報酬型のSEOコンサル料金体系
  3. スポット支援のSEOコンサル費用
  4. 追加料金が発生するケースと対策

(1)月額報酬型のSEOコンサル料金相場

月額報酬制のSEOコンサルとは、毎月定額を支払う形の料金体系です。

固定報酬なので予算を立てやすく、長期的な施策を実施しやすいのがメリットとなります。

料金相場はコンサルのレベルによりますが、総合コンサルティングの場合は月額50〜100万円程度、内部対策・外部対策などスポットのみの依頼の場合は10〜40万円程度が費用相場です。

(2)成功報酬型のSEOコンサル料金体系

成功報酬型は、設定した目標の達成度に応じて報酬が変動する契約形態となっています。

特定キーワードで上位表示され、コンバージョン率の改善目標を達成したときなど成果条件が決まっており、それに応じて費用が発生します。

費用相場は月額2〜数十万円が相場となっており、成果目標の大きさによっては数百万円の費用が発生することもあるでしょう。

(3)スポット支援のSEOコンサル費用

一時的なアドバイスや特定の課題解決を目的としたスポット型コンサルの場合は、依頼内容によって費用が変わります。

スポット支援の料金例

  • サイト診断:10万円〜30万円
  • 戦略立案支援:20万円〜50万円
  • 社内研修:15万円〜40万円/回
  • キーワード戦略策定:15万円〜35万円

プロジェクトの規模や内容によって料金は変動しますが、比較的小規模な予算でも専門家の意見を取り入れることが可能です。

比較的安価に利用できるため、コストを抑えてSEOコンサルを利用したい企業におすすめです。

(4)追加料金が発生するケースと対策

なお、SEOコンサルは定額でなんでもやってくれるサービスではなく、追加費用が発生する場合があります。

具体的には、以下のような場合に追加費用が発生します。

追加料金が発生する主なケース

  • 緊急の施策変更対応
  • 追加ミーティングの開催
  • 詳細なデータ分析レポート
  • コンテンツ制作支援
  • 技術的な実装サポート

基本的に基本プランで実施できる施策は決まっており、それ以外の作業を依頼すれば追加費用が必要です。

また、ミーティング回数やレポートの回数なども決まっているため、上限を超えてミーティングやレポート提出を依頼する場合は追加費用が発生します。

その他、コンテンツ制作支援などを依頼する場合は、別途コンテンツ制作のディレクターやライター、デザイナーが必要となるためその分の人件費が上乗せされます。

4.SEOコンサル選定の基準

SEOコンサルを選ぶ際は、自社の状況や目的に合わせた選定基準を設けることが重要です。

最適なパートナーを見つけるための選定基準を詳しく解説します。

SEOコンサル選定の基準

  1. 企業規模・予算で選ぶ
  2. 業種・目的別で選ぶ
  3. フリーランスのSEOコンサルも活用する

(1)企業規模・予算で選ぶ

企業規模や予算に応じて、最適なSEOコンサルのタイプは大きく異なってきます。

大手企業の場合、複数のマーケティング施策を統合的に展開できる総合マーケティング支援型が適しています。

一方、中堅企業では専門性の高いSEO特化型のコンサルティング会社がおすすめです。

小規模企業で費用を抑えたい場合は、依頼範囲は狭いものの費用は抑えめで依頼できるフリーランスの雇用がおすすめです。

特に予算が限られている場合は、コアとなる支援内容を絞り込んで依頼することで、効率的な運用が可能となります。

(2)業種・目的別で選ぶ

SEOコンサルは、得意な業種・目的で選ぶのも良いでしょう。

業界への理解があるコンサルの方がコミュニケーションがスムーズかつ、適切な集客アイデアを持っているからです。

例えば、ECサイトの場合は、大量の商品ページを抱えるサイトの最適化経験が重要になります。

BtoB企業では、リード獲得のための施策実績が重要な判断材料となるでしょう。

このように業界によって必要な知識は異なるため、業界での成功事例や具体的な支援実績を丁寧に確認してください。

(3)フリーランスのSEOコンサルも活用する

フリーランスのSEOコンサルタントは、柔軟な支援体制と比較的リーズナブルな料金設定魅力です。

予算を抑えたい中小企業や、スポット的な支援が必要な企業はフリーランスの雇用も検討しましょう。

また、社内にある程度のSEO知識があり、密なコミュニケーションを求める企業がフリーランスを雇用するケースも増えています。

フリーランスコンサルタントを選ぶ際は、過去の実績や専門性に加えて、その人物の信頼性や対応の丁寧さも重要な判断基準となります。

注意点としては、フリーランスのSEOコンサルタントは個人であるため、対応できる範囲が少ない可能性がある点です。

自社で求める対応範囲をよく考えてから、フリーランスを雇用するか考えましょう。

5.失敗しないSEOコンサル会社選びのポイント

SEOコンサル会社との取り組みを成功させるためには、選定時の慎重な評価が欠かせません。

失敗しないSEOコンサル会社選びのポイントを確認していきましょう。

失敗しないSEOコンサル会社選びのポイント

  1. SEOコンサル会社の提案は意図に沿ったものか
  2. SEOコンサルタントの実績は豊富か
  3. SEOコンサル担当者の専門性があるか
  4. レスポンスが早くコミュニケーションが円滑か
  5. 検索順位だけにこだわらないか

(1)SEOコンサル会社の提案は意図に沿ったものか

提案内容の評価は、SEOコンサル会社選びにおいて最も重要です。

まず確認すべきは、提案内容が自社の課題を正確に理解した上で作られているかどうかです。

現状の課題とそれを解決できる現実的な数値のデータなどを用いた提案ができる会社なら、信用できるでしょう。

また、施策実行のスケジュールが現実的であり、必要な工数が明確に示されているかもチェックしてください。

特に注意が必要なのは「1ヶ月で売り上げを2倍にします」といったような、大袈裟な誘い文句です。

SEOは即効性のある施策ではないため、短期間での劇的な改善を約束する提案をするSEOコンサルは信用しない方が良いでしょう。

(2)SEOコンサルタントの実績は豊富か

SEOコンサルの実績の評価においては、支援企業の数だけでなく、その内容が重要です。

特に自社と類似した業界での成功事例があるかどうかは、重要な判断材料となります。

具体的な改善数値や、長期的な支援実績の有無も、実力を見極める上で欠かせません。

ホームページに掲載されている実績紹介のほかに、口コミや取材記事、提示される資料を確認して総合的に実績を判断しましょう。

また、クライアントからの評価や、業界での知名度なども総合的に評価してください。

(3)SEOコンサル担当者の専門性があるか

SEOコンサル担当者の専門性は、成果を出すうえでも重要なポイントです。

SEO業界での経験年数や保有している資格は、専門性を判断するうえで役に立ちます。

また、執筆活動や講演などの登壇実績や取材対応実績があれば、その分野での知見の深さを示す証となるでしょう。

さらに最新のSEOトレンドへの理解度や、技術的な知識のレベルも重要な判断材料になります。

(4)レスポンスが早くコミュニケーションが円滑か

SEOコンサルのレスポンスの速さ、コミュニケーションの円滑さも重要です。

問い合わせへの返信速度や回答の的確さは、実務開始後の対応の速さを推測するための要素となるので、対応時間などを確認しましょう。

また、専門的な内容をわかりやすく説明できる能力も、重要な評価ポイントです。

さらに定期報告の頻度や内容の質、緊急時の対応体制についても、事前に確認しておきましょう。

これらのコミュニケーション品質は、プロジェクトを円滑に進める上で極めて重要な要素となります。

(5)検索順位だけにこだわらないか

SEOコンサルの導入目的は検索順位の向上だけではなく、コンバージョン率の向上です。

検索順位の向上は集客のための通過点であり、最終目標は利益向上のはずです。

上記を見失うと、検索順位だけが上がりコンバージョン率が上がらないという矛盾が生じ、利益が生まれないリスクがあります。

コンサル会社を選ぶ際は、検索順位だけにこだわるのではなく、コンバージョンにこだわるSEOコンサルを選びましょう。

6.SEOコンサル契約時の重要確認事項

SEOコンサル契約時の確認漏れは、後々のトラブルの原因となりかねません。

以下の重要事項を必ず確認し、明確な合意を形成しましょう。

SEOコンサル契約時の重要確認事項

  1. SEOコンサル契約書の必須チェック項目
  2. SEOコンサルの効果測定基準設定
  3. SEOコンサル契約の解約条件確認
  4. 機密情報と情報管理体制の確認

(1)SEOコンサル契約書の必須チェック項目

SEOコンサル契約を締結する際は、契約書をよく確認しましょう。

まず、具体的な支援内容と範囲が明確に記載されているか確認します。

月間のミーティング回数やレポートの提出頻度、その内容についても、具体的な記載が必要です。

さらに契約期間と更新条件、料金支払いの条件についても確認しておきましょう。

特に重要なのが、追加料金が発生する条件についての明確な記載です。

仮に想定外の費用が発生した際に、莫大な費用がかかるようなケースもあります。

SEOコンサル契約について不安があるなら、リーガルチェックを入れて不利な条件になっていないか確認してください。

(2)SEOコンサルの効果測定基準設定

SEO対策の成果を適切に評価するためには、具体的な効果測定の基準を設定する必要があります。

オーガニック流入数の増加率や、特定キーワードの順位変動は、基本的な評価指標です。

また、コンバージョン数の推移や直帰率の改善、ページ滞在時間の変化なども自社でチェックできる環境を整えておきましょう。

目標値の設定においては、現状の数値を基準とした現実的な指標を採用し、無理のない範囲で設定してください。

適切な数値がわからない場合はコンサルと相談し、適切な数値を教えてもらえます。

(3)SEOコンサル契約の解約条件確認

契約終了や解約に関する条件も、事前に明確にしておくことが重要です。

解約通知の期限や、中途解約時の精算方法は、最もトラブルが発生しやすい領域であるためです。

また、成果物の取り扱いや引き継ぎ対応の範囲についても、明確な合意が必要です。

制作したコンテンツの著作権は完全に譲渡するのか、最低契約期間や解約時の手続きはどうなるかなども確認してください。

特に重要なのは、成果が出ない場合の契約見直しや解約条件です。

具体的な基準と対応方針を事前に設けることで、トラブルを未然に防ぐことができます。

(4)機密情報と情報管理体制の確認

SEOコンサルティングでは、必然的に多くの機密情報を共有することになります。

アクセス解析データの取り扱いや、アカウント情報の管理方法について、具体的な確認が必要です。

社内機密情報の保護体制やデータ保管期間についても、明確な規定が求められます。

さらに、万が一情報漏洩時の対応方針についても、具体的な手順を確認しておくことが重要です。

これらの確認事項は、必ずNDA(機密保持契約)として文書化しておきましょう。

7.SEOコンサル導入後の成功のポイント

SEOコンサルを導入した後の運用も、成果を出すための重要な要素です。

効果的な推進体制の構築から、継続的な改善活動まで、成功のポイントを解説します。

SEOコンサル導入後の成功のポイント

  1. 社内体制の整備と権限設定
  2. 効果測定とPDCAの実践方法
  3. ノウハウの蓄積と内製化計画
  4. 継続的な改善活動の進め方

(1)社内体制の整備と権限設定

効果的なSEO施策の実行には、適切な社内体制の構築が不可欠です。

まず、担当者と責任者を明確に定め、それぞれの役割と責任範囲を明確にしておきましょう。

また、部署間の連携体制を構築し、円滑な情報共有と協力体制を確立することが重要です。

特に重要なのは、Webサイトの更新やコンテンツ制作に関する承認ラインの整備です。

権限が混乱すると「誰かがやるだろう」と更新されない状態が続いたり、逆にコンテンツ制作の方針がばらついて統一感のある更新ができない可能性があります。

適切な権限付与と実行予算の確保により、スピーディーな施策実行が可能となります。

(2)効果測定とPDCAの実践方法

SEO対策の成功には、定期的な効果測定と改善サイクルの確立が欠かせません。

週次での検索順位の変動チェックや、月次でのトラフィック分析を通じて、施策の効果を継続的に監視します。

戦略見直しにおいては、より大きな視点での方向性の確認をし、必要に応じて変更を加えましょう。

定期的に効果測定の結果を持ち寄ったミーティングを開き、SEO対策の方針の正しさや最新トレンドについての情報共有をするのもおすすめです。

SEO対策は継続的なものなので、効果測定と改善を繰り返して、徐々に成果目標へ近づけていくように工夫しましょう。

(3)ノウハウの蓄積と内製化計画

コンサルタントから得た知見を社内に蓄積し、段階的な内製化を進めることで長期的なSEO施策を成功させられます。

まずは基本的なSEO知識の習得から始め、徐々に分析ツールの使用方法や、コンテンツ制作のガイドラインを整備しましょう。

理想的な形は、そのガイドラインに従えば誰でも一定レベルのコンテンツ制作ができるようにすることです。

また、技術的対策の実装ノウハウも、段階的に蓄積していくことが望ましいでしょう。

最終的には、社内でのトレーニング体制を確立し、持続可能な運用体制を構築することを目指します。

ただし、内製化は一朝一夕には実現できないため、計画を立てて徐々に社員を教育して進めていきましょう。

(4)継続的な改善活動の進め方

SEO対策は一度きりの施策では決してなく、継続的な改善活動が必要不可欠です。

定期的な競合分析を実施し、市場動向や競合他社の動きを把握することが重要です。

また、新規キーワードの発掘や、既存コンテンツの更新計画も継続的に行う必要があります。

サイト構造の最適化やユーザー行動の分析も、定期的に実施すべき重要な活動です。

これらの改善活動は、コンサルタントのアドバイスを受けながらも、自社で主体的に推進していく姿勢が重要です。

8.SEOコンサルに関するよくある質問

SEOコンサルへの依頼を検討する際、多くの企業が共通の疑問や不安を抱えています。

ここでは、代表的な質問に対する回答を詳しく解説します。

SEOコンサルに関するよくある質問

  1. SEOコンサルを依頼するとどれくらいで効果が出ますか?
  2. SEOコンサルに依頼する前に何を準備すれば良いですか?
  3. SEOコンサルの料金相場はどれくらいですか?
  4. SEOの内製化は可能ですか?

(1)SEOコンサルを依頼するとどれくらいで効果が出ますか?

一般的に、SEO施策の効果が表れ始めるまでには3〜6ヶ月程度の期間が必要です。

技術的な改善のみであれば1〜2ヶ月程度で作業が完了しますが、コンテンツSEOの場合は最低でも3〜6ヶ月程度の制作期間と結果測定が必要となります。

また、サイト構造の改善には2〜4ヶ月程度、ブランド認知の向上施策は半年以上の期間が必要です。

ただし、サイトの現状や競合状況によって期間は大きく変動する可能性がある点に注意してください。

(2)SEOコンサルに依頼する前に何を準備すれば良いですか?

SEOコンサルから効果的な支援を受けるために、以下の準備を整えておくことをお勧めします。

まずは自社がサイト運営において抱える課題を整理し、リストにしておきましょう。

さらに、課題に基づいて目標を決めて、さらに配分できる予算の上限を決めておきます。

内製を検討している場合は社内の実行体制の検討と構築を進めておくと、ノウハウの共有が進めやすいです。

(3)SEOコンサルの料金相場はどれくらいですか?

料金体系は支援内容や企業規模によって異なりますが、一般的な相場は以下の通りです。

戦略立案のみであれば15〜30万円程度、施策の実施を含めた場合は30〜50万円程度が相場です。

また、SEOの総合コンサルの場合は50〜100万円と費用は高くなります。

高くなる分対応範囲は広く、SEOに関する試作以外にもリスティング広告の運用などについてもアドバイスが得られる場合も多いです。

まずは自社の予算に合わせた支援内容を検討することをお勧めします。

(4)SEOの内製化は可能ですか?

SEOの内製化は可能ですが、段階的なアプローチが必要です。

専門知識が必要であるため、まずはSEOに詳しい人材の雇用または育成を実施しましょう。

さらに、業務に必要なSEOツールの導入、分析や実装体制の整備、コンテンツ制作をする場合は外部ライターの雇用なども検討してください。

内製の準備は非常に多いため、初期段階ではコンサルタントの支援を受けながら、徐々に内製化を進めていく方法が一般的です。

SEO内製に役立つツールはこちらでまとめているので、併せてお読みください。

まとめ

SEOコンサルを活用すれば、専門的なノウハウを取り入れながら、効果的なSEO施策を展開できます。

費用は高いですが、SEOにおける専門知識を持つ人材の雇用や教育コストを抑えられるという点ではコストパフォーマンスは悪くないでしょう。

一方で、長期的な目線で考えればSEOコンサルに依存しない体制の構築も必須です。

社内の実行力を高めながら、コンサルタントの知見を活用することで、より効果的なSEO施策が実現できるでしょう。

SEOコンサルの選定でお悩みなら、TMS Partners株式会社へご相談ください。

TMS Partners株式会社は、数々の企業のSEO支援を実施しています。

数々の企業を支援した実績を活かして、SEO対策はもちろん戦略立案から広告支援まで、幅広い内容の支援が可能です。

問い合わせは無料なので、まずは以下の問い合わせフォームより気になることや質問をお寄せください。

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この記事の投稿者
TMS編集部
TMS編集部
京都のWebコンサルティング・制作会社TMS Partners株式会社のコラム編集部です。中小企業/個人事業主が取り組みやすいWebマーケティングや、SEO、Web広告、マーケティングオートメーションのknow-howをお届けします。