コーポレートサイトは何のために作るの?3つの目的と7つの必須コンテンツ
「コーポレートサイトって何が記載されているものなの?」
「コーポレートサイトって何のために制作するの?」
自社でコーポレートサイトを制作することになったが、コーポレートサイト自体が何なのか分からない人も多いのではないでしょうか。
実は、コーポレートサイトは目的をしっかり立ててオリジナルのコンテンツを設けることで、大きな宣伝効果が生まれるのです!
今回は、コーポレートサイトを制作する目的やメリットについて紹介します。
この記事を読んで、コーポレートサイトに関する知識を深め、目的を持って自社サイトを制作しましょう!
1.コーポレートサイトとは
コーポレートサイトは直訳すると「企業のサイト」を意味し、つまり会社に関する情報を掲載したサイトということです。
ホームページと呼ばれたり、構成によってはランディングページになっていたりします。
補足すると、ランディングページとは検索結果やインターネット広告、リンクをクリックしてサイトにアクセスするwebサイトのことです。
なお、ランディングページについて、以下の記事でまとめているのでそちらもあわせてご覧ください。
コーポレートサイトは、企業や商品・サービスに関する情報を入手するために閲覧するユーザーが多く、主に以下のような情報が掲載されています。
- どのような会社なのか
- どのような商品・サービスを扱っているのか
- どのような人材を採用しているのか
- どのような実績を出しているのか
- どのように問い合わせればよいか
一般的には、コーポレートサイトを訪れるユーザーが欲している情報を掲載することが多いです。
そのため、コーポレートサイトがない会社であれば、ユーザーから「公開できる情報がないのかな?」「サイトがないと怪しい」と信頼してくれません。
コーポレートサイトは企業の情報を公開し、ユーザーに満足してもらうためのwebサイトと認識しておきましょう!
2.コーポレートサイトの3つの目的
コーポレートサイトを制作するには、当然各企業の目的が存在します。
一般的にコーポレートサイトが制作される目的は、以下の3つであることが多いです。
「ライバル企業がコーポレートサイトを持っているから、自社も持っておいた方が良いだろう」
「一般的にコーポレートサイトを持っている企業の方が、成績が良いから成績アップのために作ろう」
これらのような受動的な目的でコーポレートサイトを作ってもユーザーから満足してもらうことはできません!
コーポレートサイトを持つことが主流になっている理由を理解しておかなければ、サイト運営は失敗します!
順にコーポレートサイトの目的について説明するので、しっかり頭に叩き込みましょう!
なお、以下の記事に参考となるコーポレートサイトをまとめているので、あわせてそちらもご覧ください。
(1)ユーザーから信用してもらうため
コーポレートサイトを作る一番の目的は、ユーザーから信用してもらい顧客を確保するためです!
新規のユーザーを顧客にするためには、企業のことを信用してもらう必要があります。
既存顧客は実際に商品・サービスを利用してもらったり契約をしていたりするので、企業の努力で信用を勝ち取ったり維持したりできます。
しかし、新規のユーザーが商品やサービスを利用するには、少なくとも動機が必要です。
例えば、「この企業の商品を使ってみたい」「この企業が提供しているサービスを受けてみようかな」と気持ちの変化がなければ、商品やサービスを利用してくれません。
したがって、コーポレートサイトはユーザーから信用してもらい、企業の商品・サービスを利用する動機を促すためのツールと認識しておきましょう!
(2)企業の存在を認識してもらうため
コーポレートサイトは企業の存在を認識してもらうためにも有効です。
ユーザーに気持ちよく利用してもらうには、コーポレートサイトは必須です!
ユーザーの中には、チラシやポスターを見て商品やサービスを知り、利用する前にどういった会社なのかリサーチするために訪れる人もいます。
テレビCMやインターネット広告など大きなメディアを使った宣伝を利用している企業は、会社の存在を認識しやすく信頼性が高いです。
しかし、紙媒体だけでコーポレートサイトを持たない企業は、ユーザーからすると実際に存在するのか判断できませんよね。
人によっては、特に気にすることなく商品やサービスを利用するかもしれませんが、信用できずに気になっていてもなかなか手を出せずにいる人もいます。
コーポレートサイトを見て、架空の会社ではなく実在する会社であると確認できて初めて安心して利用できる人もいることを把握しておきましょう。
(3)企業の思いを知ってもらうため
企業の思いをユーザーに伝えるためにもコーポレートサイトは活用されます。
特に就活生からすると、企業がどのような思いで運営されているのか気になるところです。
コーポレートサイトは代表者からのメッセージや採用情報など、就活生にとって貴重な情報が満載なので、企業が求める人材を集めるためにも重要な役割を果たします。
労働力を確保するためにも、顧客に対する情報発信としてだけでなく、働き手になりうるユーザーに対しても情報発信の場になることを把握しておきましょう!
3.コーポレートサイトの4つの種類
コーポレートサイトの種類はさまざまで、企業によって使い分ける必要があります。
主に以下の4つに分類されることが多いです。
コーポレートサイトのメインとなる目的は会社案内ですが、企業がコーポレートサイトの成果に何を求めるかでタイプ使い分けましょう!
それでは、順に説明します。
なお、デザインの選び方については、以下の記事にまとめているので、そちらもあわせてご覧ください。
(1)プロモーションサイト
プロモーションサイトは、商品やサービスを宣伝するためのコーポレートサイトのことです。
目的は単純で、自社の商品やサービスに関する情報をまとめて、ユーザーに購入してもらうことを成果にしています。
いかにユーザーに、商品やサービスを知ってもらい、興味を抱かせて購入につなげるかが重要です。
画像やキャッチコピーを駆使して、魅力的に見せる工夫をしましょう!
サイトをおしゃれに作るコツは以下の記事にまとめているので、そちらもあわせてご覧ください。
(2)サービスサイト
サービスサイトはユーザーの育成や顧客を獲得するためのコーポレートサイトです。
一般的にはモノやコトではなく、情報を商材として扱っている傾向があります。
例えば、結婚相談所や法律相談所などのように、成功するためのノウハウを提供する企業で使われることが多いです。
サービスサイトはすぐに成果を求めるのではなく、自社サービスや情報商材にユーザーの関心を引き寄せ、問い合わせや資料請求につなげることを目的に利用されます。
サイトに訪れたユーザーを直接顧客にするのではなく、ユーザーから見込み客を見極めしっかり対応して顧客にするためのツールです。
モノやサービスなど1回キリの取引で終わる可能性がある売買はプロモーションサイト、長期的な契約を結ぶ取引はサービスサイトと認識しておきましょう!
(3)採用サイト
採用サイトは、リクルート情報を発信するためのコーポレートサイトです。
コーポレートサイトのユーザーを就活生に絞り、企業が人材を集めることを目的にしています。
応募者を増やすためには、代表者メッセージや企業の業績だけでなく、社風や雰囲気を伝えるための画像や動画のコンテンツが重要です。
サイトを見た人が「この会社で働きたい」と思ってもらえるように、魅力的な会社であることを伝える工夫をしましょう!
(4)ECサイト
ECサイトもコーポレートサイトの1つで、インターネットで商品を販売するためのホームページとして認識しておくと良いです。
プロモーションサイトと類似しているのですが、扱っている商品量に違いがあります。
プロモーションサイトは、特定の商品やサービスに関する情報を掲載して売り込むことが目的なのに対し、ECサイトはインターネット上の店舗として、無数の商品を掲載して販売することが目的です。
1つの商品に対する情報量が多いサイトがプロモーションサイトで、扱う商品量が多いサイトがECサイトと認識しておけば分かりやすいのではないでしょうか。
4.コーポレートサイトを持つメリット
ここでは、コーポレートサイトを持つメリットについて紹介します。
コーポレートサイトは、ユーザーから信頼を得るためや情報を発信するために制作されますが、実は以下のようなメリットもあるのです!
- 広告効果が得られる
- カスタマーサポートがスムーズになる
- 求める人材を確保できる
- ビジネスチャンスに発展する
インターネット広告やSNSを活用して、テレビCM以上の宣伝効果が生まれたり、ユーザーへのサポート体制が充実したりします。
また、求める人材像や商品・サービスに関する情報、企業の実績や顧客の声を掲載することで、企業が理想とする人材が集まったり思わぬ取引先と契約が結べたりすることもあるのです!
慣れるまで管理に苦労することもあるかもしれませんが、さまざまなメリットがあることを把握しておくと、サイト運営のモチベーションを高めることができますよ!
コーポレートサイトを制作するメリットについて、以下の記事で具体的に紹介しているので、そちらもあわせてご覧ください。
5.コーポレートサイトに掲載すべき7つの情報
コーポレートサイトには必ず掲載しなければならない情報があります。
掲載必須のコンテンツは以下の7つです。
また、採用情報やお客様からの声、ブログなどのオリジナルコンテンツも掲載すると、ユーザーの満足度を上げることができるので、慣れてきたらコンテンツを増やしていきましょう!
それでは、順に説明します。
コーポレートサイトを制作する方法に関しては、以下の記事にまとめているのでそちらをご確認ください。
(1)会社概要
会社概要はコーポレートサイトのメインです。
以下の9つの項目は掲載する必要があります。
- 会社名
- 代表者名
- 所在地
- 資本金
- 設立日
- 事業概要
- 取引銀行
- 役員名
- 電話番号
他にも、従業員数や主要取引先、関連企業などの情報も明記しておくと、ユーザーから信用してもらいやすくなります。
表にまとめて分かりやすく記載しておきましょう!
(2)商品・サービス情報
商品やサービスを扱うプロモーションサイトは特に必須です。
商品やサービスを利用するときは、必ずと言っていいほど商品・サービス説明を見るので、特徴やメリットなどを魅力的に伝えましょう!
商品・サービスが複数ある場合は、説明ページを分けた方が顧客が使いやすいサイトになりますよ!
(3)代表者メッセージ
代表者は企業の顔でもあるので、代表者のメッセージがあれば信頼度が上がるものです!
どのような人が代表者なのか、気になる人はチェックします。
笑顔の写真とともに企業理念や将来のビジョンを熱くアピールしましょう!
また、代表者と一緒に社員の紹介もしておくと、より会社の雰囲気が伝わりやすくなりますよ!
(4)実績一覧
ユーザーから信頼を得るために有効な情報は企業の実績です。
商品やサービスの販売実績や過去紹介されたメディアなど記載しておくと、ユーザーの購入動機は高まります。
具体的な数字を載せるほど信憑性が高くなるので、掲載できる実績が数字で表せるなら、堂々と公表しましょう!
(5)最新情報
情報発信ツールとして活用するなら最新情報は必ず入れておきたいコンテンツです。
トップページの目が行きやすい場所に、更新日時とページリンクを掲載する手法がよく利用されています。
更新回数が多いほどユーザーから信用されやすいので、ユーザーに届ける情報は常に最新になるようにしておきましょう!
(6)よくある問い合わせ(FAQ)
ユーザーが疑問に思いやすい点を「よくある問い合わせ」として、あらかじめ答えを用意してまとめておきましょう。
FAQページを設けることで、ユーザーが自ら疑問を解消できるため満足度を高められます。
また、ユーザーからの問い合わせ数を抑制することができるので、対応する社員の負担も抑えることが可能です。
ユーザーの視点に立って、理解しにくいところがないか確認しておきましょう!
(7)問い合わせフォーム
ユーザーが疑問を解消できるように、問い合わせフォームを設定しなければなりません。
問い合わせフォームがあると24時間いつでも企業にコンタクトできるので、ユーザーは安心ですよね。
問い合わせフォームとFAQページを連動させることで、自力で疑問を解消できるユーザーを増やせるので、顧客対応がスムーズになりますよ!
まとめ
コーポレートサイトは、ユーザーを満足させるための企業に関する情報を掲載したサイトです。
コーポレートサイトを作る目的やメリットを把握しておくことで、自社に合ったサイトを制作でき、効果的に成果を生み出すことができますよ!
今回紹介したコーポレートサイトの種類や必須なコンテンツを参考にして、自社のオリジナルのサイトを制作しましょう!
なお、コーポレートサイトはWordPressのテンプレートを使うことで簡単に作成することができます。
以下の記事でメリットやおすすめテンプレート、サイトの作り方について紹介しているのでサイト制作の参考にしてください。