コラム

コーポレートサイトの真の目的は?目的を達成するためのポイント

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TMS編集部

「コーポレートサイトを作る目的は?」
「コーポレートサイトを作るメリットが知りたい」
「目的を達成するために押さえておくべきポイントは?」

企業の経営者やマーケティング担当者の中にはこのような疑問をお持ちの方もいらっしゃると思います。

コーポレートサイトは、企業の詳細な情報を伝えるためのWebサイトです。

企業や組織の情報を提供するだけでなく、商品やサービス、企業が果たす社会的責任(CSR)やメッセージを掲載することで、ブランドの価値を高める効果も期待できます。

そのため、企業のイメージ向上やブランディングのためのツールとしてコーポレートサイトを位置づける企業も増えてきました。

しかし、コーポレートサイトの目的を理解せず、ただ情報を提供しているだけでは、企業の信頼を損なう可能性があります。

そこで、本記事ではコーポレートサイトの主な目的や得られる効果、掲載すべき情報などについて解説していきます。

コーポレートサイト制作を検討している方は、ぜひ参考にしてみてください。

また、コーポレートサイトの概要について知りたい方は、以下の記事もあわせてご覧ください。

2019.12.04

コーポレートサイトとは?目的や作成する際のポイントを解説

1.コーポレートサイトの真の目的

コーポレートサイトを作るうえで、まず理解しておきたいのはサイトの目的です。

ここでは、コーポレートサイトの目的について解説していきます。

具体的には、以下の2つです。

コーポレートサイトの目的

  1. 企業の存在意義の発信
  2. 信頼とファンの獲得

順にご説明します。

(1)企業の存在意義の発信

コーポレートサイトの目的のひとつとして、企業の存在意義を発信することが挙げられます。

企業の存在意義とは、その企業の軸となっている理念や使命、メッセージと言った根本となる考え方です。

具体的には、以下のような考え方が該当します。

掲載すべき企業の存在意義

  • その企業が何のために存在しているのか
  • どこに向かって企業活動しているのか
  • 日々どういったことを心がけているのか

上記のような、企業の理念や社是を掲載することがおすすめです。

例えば、コーポレートサイトに、「企業理念」や「私たちについて」、「ミッション・ビジョン」という名称で1ページを設け、企業の存在意義をしっかりと発信していくことが大切です。

また、なんとなくのかっこいいキャッチコピーを考えるのではなく、自社の存在意義を踏まえたメッセージを伝えることができるような文言にしましょう。

(2)信頼とファンの獲得

企業の思いを伝え、ビジネスパートナーとなる企業からの信頼やファンを得ることも、コーポレートサイトの目的と言えます。

人々は企業や商品・サービスの表面的な部分だけでなく、様々な情報を考慮しながら、日々の選択を行っています。

例えば、近年では消費者が何かを購入する際には、商品・サービスの基本情報を調べるのはもちろん、口コミを参考にしたり、企業のストーリーやメッセージ性に共感できるかどうかを重視したり、様々な情報を総合的に考慮した上で購買などの具体的なアクションに至ることが多いです。

そのため、これらの情報をコーポレートサイトという公式なWebサイトを通じて発信することができれば、企業に対する信頼や共感を醸成することができ、ビジネスを発展させていく上でも有益です。

2.コーポレートサイトによって得られる効果

次に、コーポレートサイトによって得られる効果について解説します。

主に以下のようなものが挙げられます。

コーポレートサイトによって得られる効果

  1. 企業の信頼拡大につながる
  2. 求職者の興味を醸成することができる
  3. インナーブランディングができる
  4. 既存の株主や投資家に向けて事業展望やビジョンについて情報発信できる
  5. メディア・報道機関に企業の最新情報を発信できる

順に見ていきましょう。

(1)企業の信頼拡大につながる

コーポレートサイトを制作することで、初めてサイトを訪れた人たちから信頼を得ることができます。

そのほかにも、新しい動きや取り組み、新商品・サービスの情報、採用状況といったリアルタイムな情報をサイトに掲載することで、すでに自社のことを知ってくれている人たちに対しても情報発信をすることができ、関係性の維持・向上を図ることも可能です。

そのためには、コーポレートサイトを起点とした相互コミュニケーションが欠かせません。

具体的には、新しいニュースやリリースがあった際に、都度更新できるようにしておくことが重要です。

コーポレートサイトは制作して終わりではなく、情報の更新や追加を継続的に行うことで、サイトを訪問するユーザーに対して情報発信を続ける必要があります。

これによって、自社に対するユーザーの信頼感を醸成することができるほか、自社独自の活動などについてもタイムリーな情報提供を行うことが可能です。

(2)求職者の興味を醸成することができる

コーポレートサイトは、企業に興味を持つ求職者が企業の魅力を知るための情報源となります。

コーポレートサイトが訪問者に与える印象が良ければ、自社への就職意欲を高めることができ、その結果として求職者が増える可能性もあります。

事業内容や福利厚生だけでは、同業他社と似てしまいがちですが、歴史やミッション・ビジョンはその企業にしか語ることができないストーリーです。

その意味で、コーポレートサイトはWeb上における企業の「顔」や「名刺」とも言えます。

コーポレートサイトに上記のような情報を明記しておくことで、求職者の興味・関心を醸成させることができるのです。

(3)インナーブランディングができる

コーポレートサイトを適切に運用することで、インナーブランディングにもつながります。

インナーブランディングとは、企業理念や価値について自社の従業員へ向けて発信し、共感や行動変容を促すことを指します。

企業の存在意義があったとしても、従業員一人ひとりに浸透しているか否かでは、会社の成長に大きな差が出ます。

そのため、コーポレートサイトに自社の存在意義が明記され、従業員が自然な形で何度も見ることができれば、従業員それぞれのモチベーションの向上や業務遂行の方向性の統一を図ることができます。

(4)既存の株主や投資家に向けて事業展望やビジョンについて情報発信できる

コーポレートサイトに、IR情報を掲載することで、株主や投資家に向けて事業展望やビジョンについて情報を発信することができます。

また、事業が順調に成果を出しており、今後も成長が予測されることをアピールすることで、新たなビジネスチャンスにつながる可能性もあります。

IR情報のページには、財務情報はもちろん、中長期計画や財務、サステナビリティなどの社会への取り組みについても明記しておくことで、会社としての信頼性や存在意義をアピールすることが可能です。

(5)メディア・報道機関に企業の最新情報を発信できる

コーポレートサイトを活用することで、メディアや報道機関に最新情報を発信することができます。

また、企業の最新情報をプレスリリースとして発信するのもおすすめです。

プレスリリースとは、メディアに対して企業が新商品の販売などの情報を発表することで、自社の活動を取り上げてもらう活動です。

プレスリリースは、公式な情報発信手段であるため、企業や組織全体の信頼性を高める効果があります。

さらに、メディアや一般のユーザーは公式情報に注目し、信頼度の高い情報源として扱う傾向にもあります。

そのため、企業の信頼度の向上や認知度拡大につながるというメリットがあります。

3.コーポレートサイトに掲載すべき情報

次に、コーポレートサイトに掲載すべきコンテンツについて解説していきます。

具体的には、以下の情報について掲載するようにしましょう。

コーポレートサイトに掲載すべき情報

  1. 企業理念・ミッション
  2. 代表・社員からのメッセージ
  3. ニュース・トピック
  4. 商品・サービス・事業の紹介
  5. 事例・実績
  6. 会社概要
  7. 採用情報
  8. 問い合わせ
  9. プライバシーポリシー(個人情報保護方針)

順にご説明します。

(1)企業理念・ミッション

企業理念やミッションは、ビジネスパートナーや求職者に向けて企業としてのあり方や根幹となる経営者の想いを伝える役割を担います。

コーポレートサイトでは、企業理念を記載するページを独立して設けることがおすすめです。

企業理念は、企業が持つ価値観や社会的役割など、「企業の重要な考え方」を社内外へ示すための重要な要素です。

(2)代表・社員からのメッセージ

企業の存在意義を示すコンテンツとして、代表や社員からのメッセージも効果的です。

代表や社員といった特定の個人がサイトに出てきてメッセージを発することによって、読み手は一層親近感や信頼を抱くことができます。

また、メッセージだけでなく、顔写真も一緒に掲載しておくのもおすすめです。

(3)ニュース・トピック

企業に関するニュースや最新トピックを取り入れることで、鮮度の高い情報を公開することができます。

文章や写真のスタイルといった情報の出し方に特徴を出すことによって、その企業らしさを発信することも可能です。

また、そのままプレスリリースやイベント・セミナー情報なども提供できるため、新たな顧客を獲得できる可能性も高まります。

そのほかにも、更新頻度の高いWebサイトはGoogleから良い評価を得られるため、SEOの観点からもおすすめです。

(4)商品・サービス・事業の紹介

商品やサービス、事業の紹介を行うページには、それらに関する詳細情報や特徴を記載するようにしましょう。

ユーザーが企業の商品やサービスに興味を持った場合、詳細な情報を提供することで、購買意欲を高めることにもつながります。

また、競合他社との差別化ポイント利用者の声などを明記しておくことで、企業としての信頼性や魅力を訴求することも可能です。

(5)事例・実績

コーポレートサイトを訪れたユーザーの信頼を獲得するためには、事例や実績を掲載することが大切です。

具体的には、自社の商品・サービスの採用実績などを数値や具体的事例を交えて掲載するようにしましょう。

実際の事例を詳しく明記しておくことで、商品やサービスの具体的な利用シーンや効果をイメージすることができます。

また、事例ページの中には、どういった課題をどのように解決していったかなど、詳細に伝えることで、実際に商品やサービスを導入した際の変化をユーザーにイメージしてもらいやすくなります。

(6)会社概要

会社概要には、自社の基礎的な情報やアイデンティティを伝える役割があります。

具体的には、以下のようなコンテンツを掲載しましょう。

会社概要に掲載すべき情報

  • 会社名
  • 代表者名
  • 資本金
  • 所在地
  • 電話番号
  • 設立年月日
  • 事業概要
  • 主要取引先

その他にも、受賞歴やアクセスマップ、組織図など、企業に合わせて必要な情報を追加していきましょう。

これらの情報は、会社の信用問題にも関わる重要な情報と言えます。

そのため、変更が発生した場合、速やかに修正を行うことが大切です。

(7)採用情報

採用情報には、企業が求める人物像や募集職種、採用プロセスなどを掲載します。

企業の理念やビジョンに共感し、その企業で働きたいと考える人を採用するための情報提供が主な役割となります。

また、応募フォームへの導線も忘れずに設置しておきます。

そのうえで、求職者にとって必要な福利厚生や選考日程などの詳細な情報も記載しておくことで、アプローチを行うことができます。

(8)問い合わせ

お問い合わせフォームは必ず設置するようにしましょう。

これは、コーポレートサイトに訪れたユーザーが企業に対して直接質問や要望を送ることができるフォームです。

お問い合わせ内容に応じて、適切な返信を送ることができるため、ユーザーが抱える悩みや疑問を解決することができます。

また、ユーザーの意見や要望を企業側が収集するのにも役立ちます。

(9)プライバシーポリシー(個人情報保護方針)

プライバシーポリシー(個人情報保護方針)は、企業が取り扱う個人情報をどのように保護しているかを明確にした方針のことです。

個人情報保護法をはじめとする法令に基づき、企業は適切な個人情報の取り扱いを行わなければなりません。

そこで、個人情報の取得や利用のほか、提供や管理などに関する具体的な方針を明示することが求められています。

また、個人情報保護方針の項目は、どのようなセキュリティ対策を行っているか、個人情報の開示や訂正などを行う手続きはどのようなものかについて明示する役割も担っています。

4.コーポレートサイトで目的を達成するためのポイント

最後に、コーポレートサイトで上述したような目的を達成するために重要なポイントについて解説します。

具体的には、以下の点を意識することが重要です。

コーポレートサイトで目的を達成するためのポイント

  1. 唯一無二のデザイン
  2. 企業の存在意義を目立たせる
  3. シンプルなサイト構造
  4. レスポンシブデザイン

順に見ていきましょう。

(1)唯一無二のデザイン

コーポレートサイトで目的を達成するためには、唯一無二のデザインにすることが大切です。

その企業らしいデザインにすることで、ユーザーは違和感を持つことなく、サイトを閲覧してくれます。

その企業らしいデザインを決める際に大切なのは、ビジュアルアイデンティティです。

ビジュアルアイデンティティとは、企業やブランドの価値・コンセプトを可視化し、視覚を通してブランドメッセージを伝えるデザイン要素のことです。

ロゴだけでなく、色使いやタイポグラフィ、センススタイルなど、細部までこだわるようにしましょう。

デザイン面でもその企業らしさを表現することで、信頼を積み重ねることにつながります。

デザインで悩んでいる方は以下の記事もあわせてご覧ください。

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参考になるコーポレートサイト15選!最新トレンドや成果を出すためのポイント

(2)企業の存在意義を目立たせる

伝えたい情報を目立たせるように工夫することが大切です。

このような工夫がないと、サイトを訪れた人は重点的に注目すべき情報がわからず、印象に残らなくなってしまいます。

目立たせたい情報は企業によって異なりますが、以下の点を目立たせることがおすすめです。

目立たせるべき情報

  • 理念
  • 商品サービスの革新性
  • 問い合わせ
  • 採用情報

企業にとって強調したい情報は積極的に押し出していくべきですが、存在意義理念は強く目立たせることをおすすめします。

その企業が提供している本質的な価値についてはもちろん、どのような世界を目指して日々企業活動をおこなっているのか、などをコーポレートサイトの中で目立たせることがポイントです。

(3)シンプルなサイト構造

Webサイトは、トップページを第1階層、クリックすると第2階層、さらにクリックすると第3階層と展開していくサイト構造になっています。

サイトを訪れる人の情報の取得しやすさを考えると、シンプルなサイト構造にすることが大切です。

シンプルなサイト構造とは、第3階層を超えて、第4、第5と深い階層にならず、なるべく浅い階層で情報を取得できるようにすることです。

特に、掲載する情報が多くなるコーポレートサイトでは、よりシンプルなサイト構造にすることによって、どのページにもアクセスしやすくなります。

そのため、どのようなコンテンツをどのような階層で展開させるかについては、あらかじめ設計を検討しておくことがおすすめです。

これによって、コーポレートサイトに掲載すべき情報や見せ方を最適化することにもつながり、ユーザビリティという観点からも有益です。

まとめ

コーポレートサイトの目的は、会社の情報を提供し、信頼性を高め、問い合わせや求人獲得につなげることです。

しかし同時に、ブランディングにも役立つなど多くの役割を担っています。

目的を達成するためには、デザインや掲載するコンテンツ、サイト構造など、様々な部分に工夫をこらす必要があります。

コーポレートサイトをうまく活用していくには、時間と手間がかかりますが、目的を達成すれば、企業にとっての課題を解決できるツールになるでしょう。

ぜひ、本記事を参考にコーポレートサイトを活用してみてください。

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この記事の投稿者
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京都のWebコンサルティング・制作会社TMS Partners株式会社のコラム編集部です。中小企業/個人事業主が取り組みやすいWebマーケティングや、SEO、Web広告、マーケティングオートメーションのknow-howをお届けします。