【SEOライティングから外部対策まで】SEO対策のやり方を徹底解説!
「SEO対策を行いたいが、やり方がわからなくて困っている」
「SEO対策のやり方を知りたい!」
このようにお考えの方は、是非この記事をご覧ください。
当記事では、SEO対策を実際に行うやり方について、細かく解説を行っています。
そもそもSEOとは、検索エンジン最適化のことで、検索エンジンの対策を行って高い評価を受けることで、自社の記事が上位表示させることを目的としています。
SEO対策を十分に行うことで、自社のサイトへの訪問者が増え、ファンの獲得に繋げることができます。
SEO対策は主に
- SEOライティング
- 内部対策
- 外部対策
の3つがあり、この記事ではそれぞれのやり方について解説していきます。
その他にも、SEO対策として絶対に行ってはいけない誤った手法などについても解説していますので、是非ご参照ください。
SEOライティングのやり方
SEOライティングとは、SEO対策に則ったコンテンツのライティング手法を指します。
SEOライティングを行う上で最も重要なのは、ユーザーにとって利益のある記事づくりを行うことです。
上でも触れましたが、SEO対策の目的は、Googleが用いているアルゴリズムから高い評価を得られるようなコンテンツを作成することです。
このことを踏まえて、以下では、実際にGoogleから高い評価を得られるような記事作成のやり方について解説を行います。
- キーワードを設定する
- 競合の記事を把握する
- ペルソナを設定する
- 記事を書く
- オリジナルのコンテンツを作成する
- 内容を定期的に更新する
それでは順に解説します。
キーワードを設定する
SEOライティングを始める際、まず初めに行うことはキーワードの設定です。
ここでは、ユーザーがどのようなキーワードで検索した際に自社の記事が表示されてほしいかを決定します。
例えば、バイクの販売やメンテナンスを行なっている企業では、「バイク 修理」や、「バイク 中古」などのキーワードを押さえると良いでしょう。
自社の提供するサービスや商品と関連したキーワードを設定することで、より集客効果の高い記事作りを行うことができるでしょう。
どのような顧客を獲得したいか、などのサイト運営の目的と照らし合わせてキーワードを設定しましょう。
キーワードの設定を行う際には、Google広告の無料サービスである、キーワードプランナーを活用することがおすすめです。
キーワードプランナーでは、指定したキーワードが一定の期間でどれだけ検索されているか(検索ボリューム)を確認することができます。
検索ボリュームが大きいキーワードでは競合として大手の企業や著名なブロガーなどの記事が多く、文字量や品質も優秀なため上位表示するためのハードルが高いですが、その分上位表示を達成した際には大幅なアクセス増加が見込まれます。
一方検索ボリュームが小さいキーワードは競合が少ないことが多く、上位表示させられる可能性が高いです。
まずは、自社の目的に適したキーワードの設定を行いましょう。
競合の記事を把握する
キーワードを設定した次は、競合となる記事を調査しましょう。
競合とは、設定したキーワードで検索した際に上位に表示される記事のことで、それらよりも高い評価を得て上位表示させることが目標です。
競合の記事について把握した方が良いこととして、
- 全体の文字数
- 記事の概要
- タイトルの付け方
- 見出しの書き方
などが挙げられます。
文字数が多ければ良い、というものではありませんが、競合の記事に比べて文字数が少ないと、ユーザーは中身が薄いような印象を受けてしまいますので、可能であれば競合の文字数相当の分量で記事を書くようにしましょう。
記事の概要・タイトル・見出しに関しては、競合の記事が共通して書いていたり、共通したタイトルの付け方をしていた場合に参考にするなどして活用するのがおすすめです。
このように、設定したキーワードに関して競合を調査しましょう。
ペルソナを設定する
記事を読むと想定される、典型的なユーザー像のことをペルソナと言い、SEOライティングを行う際には、必ずペルソナの設定を行いましょう。
ペルソナについて決めておきたい項目としては、
- 性別
- 年齢
- 検索のきっかけ
- 既にキーワードに関してどのようなことを知っているか
- どのような情報が欲しいか
などが挙げられます。
ペルソナを設定することで、記事を書くにあたってどのような項目を重点的に抑えるかを決めることができます。
またペルソナを詳細に設定することで、使用する語彙のレベルや口調が変わったり、既知として書く情報や未知として書く情報を決定することができるため、ユーザーにとって過不足なく読みやすい記事の作成につながります。
例えば、「SEO対策 とは」というキーワードで記事を作成する場合には、ペルソナの知識レベルは、SEO対策についての初歩的なことがらについての情報を必要していると考えられますので、SEO対策に関する専門的な用語の使用は控え、より簡潔に説明を行う必要があると分かります。
ペルソナの設定によって記事の書き方・内容が大きく変化するため、ペルソナの設定は記事執筆前に必ず行いましょう。
記事を書く
キーワード・ペルソナの設定と競合の調査が完了し、書きたい記事の概観が出来上がったら実際に記事を書き始めましょう。
ページを訪問してもらった際には、自社の記事をできるだけ長く読んでもらうことが重要にとなります。
自社の記事を全て読んでもらい、再度自社のページを訪れてくれるファンを獲得することがSEO対策の主要な目的の1つだからです。
なので、全体としてユーザーにとって読みやすく有益な記事の作成を意識しましょう。
実際に記事を書く際に意識すべき点は複数ありますので、順に解説を行います。
- レイアウトを工夫する
- 重要な情報から書く
- 内容ごとに章・項をわける
- オリジナルのコンテンツを含める
1つ目から3つ目までは主に読みやすい記事を書くために推奨される手法で、4つ目は競合との差別化を行うために必要な項目です。
それでは順に解説します。
レイアウトを工夫する
読みやすい、読み続けたい記事を書くためには内容の整理だけでなく、レイアウトの工夫が重要です。
文字ばかりの記事は読みにくく、読んでいる途中で疲れてしまう、もしくはそもそも読む気になってくれないユーザーが多いことがその理由です。
各項目のタイトルは別の色を使ったり、画像を挿入するなどしてアクセントを加え、ユーザーが読みやすいようにレイアウトを工夫しましょう。
重要な情報から書く
文章全体・段落内で共通して、重要な情報から書くことを意識しましょう。
多くのユーザーは、自身の知りたい内容があるかをページを訪れた段階で検討し、ないと判断した場合にはすぐにページを離れてしまいます。
このような事態を防止するため、記事を書く際ははペルソナがより求めていると考えられる情報を文章の冒頭に記載し、ユーザーがページを離れず、読み続けてくれるように意識しましょう。
また、段落の構成にも工夫が必要です。
また、文章を読みやすく理解しやすいものにするために、重要となる結論を先に記載しましょう。
文章のフレームワークは様々ありますが、有名なPREP法では
- Point:文章の要点・結論
- Reason:結論の理由・根拠
- Example:Point, Reasonをより分かり易くする例
- Point:要点や、結論の再定義
の順に文章を書くことで分かりやすい文章が書ける、としています。
このように、重要な章をページの先頭に配置する、段落内では結論を先に書くなどして、重要な情報を真っ先にユーザーに提供できるような構成を意識しましょう。
内容ごとに章・項をわける
SEOライティングを行う際には内容ごとに章・項を分割し、ユーザーが文章の概観を把握できるように工夫しましょう。
前述の通り、ユーザーはページを訪れた段階でページに自身が必要とする情報があるかを判断しています。
そのため、内容に応じて文章を章・項に分割して、記事にどのような情報が含まれているのか、それは記事内のどこにあるのかユーザーに伝える必要があります。
また、章・項のタイトルは、文章全体がユーザーにとってよりわかりやすくするために、その章・項で最も重要なポイントを含めるようにしましょう。
なお、検索エンジンがサイトの情報を収集して評価を行う際にも、章および項のタイトル・分け方は重要な要素になっています。
上記のような点に注意して、内容ごとに記事内を章と項に分割しましょう。
オリジナルのコンテンツを含める
競合よりも多くの読者に読んでもらえる記事を作成するには、オリジナルのコンテンツを含めることが不可欠です。
オリジナルのコンテンツが少ない、競合と似通った記事では、Googleからの評価も得られにくいとされています。
自社の強みを活かした項目を作成したり、文中に挿入する図表・画像を自社で作ったオリジナルのものにすることで、他サイトとの差別化を行うことができます。
他では読めないようなコンテンツがあることを読者に知ってもらえれば、そのようなコンテンツを求めて再び自社ページへの訪問も期待できます。
競合とは異なったオリジナルのコンテンツの作成・掲載は重要ですので必ず行うようにして下さい。
内容を定期的に更新する
いつまでもユーザーに読んでもらえる記事を作成するために、内容を定期的に更新することが非常に重要です。
ユーザーはより新しい情報に基づいた有益な記事を求めているため、内容が数年に渡って更新されていないような記事は読んでもらうことが難しくなります。
例えば、「2023年のファッショントレンド」という記事を作成しても2024年には「2024年のファッショントレンド」に関する記事が読まれるため、閲覧数を維持することができません。
文中に挿入されているデータをより新しいものに置き換えたり、過去の記事で述べていることに変更点がないか検討するなど、少しでも内容を更新することで、常にユーザーにとって新しい情報を提供することが可能です。
内部対策を行う
SEOライティングを行って記事が完成したら、内部対策を行いましょう。
内部対策とは、サイト内のコンテンツに対して、SEO評価が得やすいような工夫を施す施作のことを指し、Webページの骨組みを作る作業にあたります。
内部対策をしっかりと行うことで、検索エンジンはより簡単にサイト内部の情報を集めることができるようになり、適切な評価をしてもらうことが出来ます。
サイトマップの作成・階層構造の整備など内部対策には幅広い要素がありますが、この記事では初心者でも行いやすい2点について解説を行います。
- 内部リンク対策
- hタグの整備
それでは見ていきましょう。
内部リンク対策
内部リンクとは、自社のサイトの記事同士を繋ぐリンクのことを指します。
本記事冒頭で、
SEO対策のメリットについては、以下の記事で詳細に解説していますので、興味のある方はご一読いただけると幸いです。
としているものも、内部リンクの一種です。
このように内部リンクを整備することで、ユーザーは自社サイトの中から更なる有益なページを見つけることが出来ます。
それだけでなく、内部リンクを整備することで、検索エンジンのクローラがより簡便に自社サイトの情報を収集し、内容に関連性のある記事を判断できるようになります。
検索エンジンがWebページの適切な評価を行う助けになりますので、内部リンクの整備は必ず行いましょう。
検索エンジンがサイト内の情報を収集するために用いられるプログラムのこと。
クローラはサイト内外のリンクを辿ることでサイトを巡回・収集するため、内部リンクの整備を行うことで、サイトにとって重要な記事をより早くクローラに検出・評価してもらえるようになる。
見出しタグの整備
見出しタグの整備も内部対策において非常に重要な要素です。
見出しタグとは、h1〜h6の6つのhタグを用いてページ内での見出しをより分かり易くするもののことです。
本記事を例にとると、”SEOライティングのやり方”にはh2タグ、”記事を書く”にはh3タグ、”#1 レイアウトを工夫する”にはh4タグがそれぞれついており、数字の小さいものがより上位の見出しであることを示しています。
この見出しタグを活用することで、クローラは、どの見出しの中にどの見出しが含まれているか、どの見出しがより上位で重要なものであるかを判断し易くなります。
SEO対策を行う際には、見出しタグの整備は必ず行うようにしましょう。
この章で紹介した2点以外にも重要な内部対策は多数ありますので、SEO対策を行う際にはより細かく調べてみてください。
外部対策をする
SEO対策のやり方の最後に紹介するのは、外部対策です。
外部対策とは、外部サイトから自社のサイトへと繋がる外部リンクを獲得することを目的とした施作のことを指します。
外部リンクを獲得することで、自社のページが他のサイトにも紹介されるような有益なコンテンツであるという評価を得ることができます。
Googleが公表する経営理念である「Googleが掲げる10の事実」には「4.ウェブ上の民主主義は機能する」という項目があり、ここでは「どのサイトのコンテンツが重要かを判断するうえで、膨大なユーザーがウェブサイトに貼ったリンクを基準としている」と明記されており、ここからも外部リンクの獲得が重要であることがわかります。
しかし、下の”SEO対策でやってはいけないこと”にも記載がありますが、不正な形で人工的な外部リンクを入手しても、スパムとして扱われ、かえってSEO評価は下がってしまうことになりかねません。
SNSで自身のサイトに関する発信を積極的に行ったり、SNSで拡散できるようなソーシャルボタンの設置などをすることで外部対策を行うことができます。
外部対策で何より重要なことは、他サイトが紹介したくなるような良質なSEOコラムを継続的に作成することだということを念頭に置いて下さい。
SEO対策でやってはいけないこと
ここまでの章では、SEO対策で絶対に行ってはいけない不正・不適切なSEO対策について解説を行います。
ユーザーの利便性に反する不正なSEO対策は、Googleのガイドラインにも記載があるように、スパムとして処理されてしまう場合があります。
折角作成した記事やサイトが無駄になってしまう可能性がありますので、以下のような行為は絶対に行わないようにして下さい。
- キーワードを不自然に含める
- 不正な外部リンク対策を行う
- オリジナルのコンテンツが少ないページを作成する
また、本格的にSEO対策を行う前に、Googleが公表しているWebマスター向けガイドラインの、品質に関するガイドラインを参照することをおすすめします。
それでは順に解説を行います。
キーワードを不自然に含める
対策したいキーワードを不自然な形で記事中で多用することは、不適切なSEO対策であると見なされます。
かつて、対策キーワードや内部リンクを0pxもしくは背景色と同じ色で記入したり、画像の背後に文章を記入するなどのことが対策キーワードでのヒット率を向上させる”裏技”として用いられていましたが、現在では”隠しテキストと隠しリンク”と見なされ、偽装行為として扱われます。
このような偽装行為は一般にブラックハットSEOと呼ばれますが、このようなユーザーの利益に関係ないところでSEO評価を上げようとするブラックハットSEOへの対策は年々強化され、アルゴリズムの更新とともに排除されつつあります。
ユーザーの利便性に関与しないところでクローラに誤った評価を行わせるような行為は決してしてはいけません。
不正な外部リンク対策を行う
外部リンクは、適切な方法で取得するようにしましょう。
内容のないページや関係性の薄いページにリンクを貼ってもらう外部リンクの購入や、自身のサイトに外部リンクを作成する代わりに相手のサイトにも自社のサイトへのリンクを作成してもらうように取り決めを行う相互リンクなどの行為は、スパムとして扱われてしまいます。
外部リンクは自社のサイトが価値あるものであることを示す重要な要素ですが、不正な方法で取得してもかえって逆効果となってしまうので、価値あるコンテンツを発信し続けることで外部リンクを貼ってもらえるようにしましょう。
オリジナルのコンテンツが少ないページを作成する
オリジナルのコンテンツがあまりに少なく、質の低いコンテンツとして扱われてしまうようなページの作成は行わないようにしましょう。
キーワードに基づいた文章を自動生成するソフトウェアを利用した、中身のないコンテンツがその一例です。
他にも、無断複製されたコンテンツも検索結果から削除されることになります。
ページ内にたくさんキーワードを含んでいたり、文字数が多いページを作成しても、それがユーザーの利益になるようなものでなければ優良なSEO評価を得られることはありませんので、注意して下さい。
SEO対策を行おう!
今回の記事では、SEO対策のやり方について、SEOラインティング・内部対策・外部対策の3点から解説を行いました。
SEOライティングの章では、ユーザーにとってより有益で、またより読みやすいような記事を作成することが重要であるとお伝えしました。
内部対策の章では、タグの整備や、内部リンク対策を行うことで、サイトの骨組みが、クローラやユーザーにとって分かりやすいものになる、ということでした。
外部対策はSEO対策として重要な要素ですが、不正に獲得するのではなく、価値あるコンテンツを発信し続けることで獲得するようにしましょう。
それぞれの手法に共通して重要なことはユーザーの最大限の利益を追求することだ、ということがお分かり頂けたと思います。
この記事を読んで、SEO対策を行おう!と思ってくださった方は、ぜひ挑戦してみて下さい。