SEO1位は意味ない?1位を獲得するメリット・サイト運営で最も重要なこと
「検索順位1位を取るためにSEO対策をしているけど、何のためにやっているかわからなくなってきた」
「SEO対策をして検索順位1位が取れたら、どんなメリットがあるか改めて確認したい」
検索順位1位を取るためにSEO対策を行なっている方は多いでしょう。
しかし、検索順位1位を取ることが目的となり、本来何のためにSEO対策をするか忘れている方が多いです。
ユーザーを置き去りにしたSEO対策は、一時的に検索順位1位をもたらしても、集客に役立ちません。
この記事ではSEOで1位を取るメリット、SEO対策で検索順位1位を獲得する方法とSEO対策のコツを解説します。
最後まで読めば、SEO対策の目的が明確になり自社の目的に適ったSEO対策が取れるでしょう!
SEOで1位を取るメリットとは?
SEOで1位を取るメリットは3つあります。
- アクセスが増える可能性がある
- 自社名を認知してもらえるチャンスになる
- ブランディングの一環になる
検索順位で一番上に表示されることで、自社認知向上・サイトのアクセスアップにつながります。
SEO対策で検索順位1位を目指す理由を明確にするためにも、メリットを把握しておきましょう。
アクセスが増える可能性がある
SEOで1位を取るメリットは、検索流入が増えることです。
SEOはそもそも検索エンジン最適化であり、検索順位を上げてより多くのユーザーを自社サイト・コンテンツに呼び込むためのマーケティング施策。
検索結果の1ページ目が最もユーザーがクリックしやすい範囲であり、その中の検索順位1位は信頼性が高くなる傾向があります。
SEOで検索順位1位を目指すことで、より自社コンテンツを見てもらえる可能性が高まるのです。
自社名を認知してもらえるチャンスになる
検索順位1位をSEO対策によって目指すことで、自社名を認知してもらえるチャンスになります。
検索結果は下図のように表示され、会社名をタイトル横に表示可能です。
自社メディアの名称・または会社名を表示させておけば、いやでも会社名がユーザーの目に触れるでしょう。
検索順位1位を取れば自社名を多くの人が見て、コンテンツを見てもらえれば事業内容やサービスについて知ってもらえるきっかけとなります。
ブランディングの一環になる
検索順位1位のサイトは、ユーザーから”信頼性が高い”サイトと見られます。
そのため、特定のKWで1位を取るとその分野の専門家であり、権威があるサイトというイメージを持たれるでしょう。
SEOで検索順位1位を目指すことで、自社のブランディングにも役立ちます。
SEO1位を取るために重要な5つのこと
SEOで1位を獲得するためには以下の5つのポイントを重視しましょう。
- SEO1位を獲得する目的を明確にすること
- ユーザー本位でサイトを作成すること
- SEO1位を意識しすぎないこと
- 長期的な目線でSEO対策を続けること
- 検索順位よりクリック率を意識する
検索順位1位だけを意識して、一番重要なユーザーを置き去りにしないように注意が必要です。
SEOで1位を取るために重要な5つのことを1つずつ解説します。
SEO1位を獲得する目的を明確にすること
何のために検索順位をめざし、SEO対策をするか目的を決めましょう。
検索順位を上げる目的の例は以下のようなものです。
- 自社サイトのアクセス増加
- 認知向上
- ブランディング
- 販売促進
- ユーザーとのコミュニケーション
目的に応じて必要なSEO対策やコンテンツ作りが変わります。
例えばユーザーとのコミュニケーションを取りたいのであれば、自社サイト内のコラムだけでなくSNSで直接意見を聞く、アンケートに回答してもらうなど必要な対策が違うためです。
何を目指してSEOで1位を取りたいのかはっきりさせ、必要なSEO対策に優先順位をつけて実践しましょう。
ユーザー本位でサイトを作成すること
検索順位1位を目指すあまり、SEO対策に気を取られてユーザーを置き去りにしないようにしましょう。
Googleの理念にもある通り、ユーザーに良質なコンテンツを提供することが一番大切です。
SEO対策を意識してキーワードを詰め込みすぎたコンテンツ、または過激なタイトルでユーザーを”釣る”ような行為は、ユーザーのためになりません。
検索順位を高めることはマーケティングのために大事ですが、ユーザーに正しく・良質なコンテンツを提供することを第一に考えましょう。
ユーザーを意識したコンテンツを作成し続けることで、自ずとSEO対策になり検索順位も上がっていきます。
SEO1位を意識しすぎないこと
SEO対策を続ける上で、あまり検索順位1位だけを意識し続けないほうが良いでしょう。
SEO1位を意識しすぎると、モチベーションが下がり、SEO対策自体が嫌になることもあります。
継続的にSEO対策をし続け、良質なコンテンツを更新することが検索順位1位への近道。
検索順位だけを意識して無意味にコンテンツを更新したり、キーワードを詰め込んだ悪質なコンテンツを作ると検索エンジンの評価も下がってしまいます。
長期的な目線でSEO対策を続けること
SEO対策の効果が出るのは、早くても数ヶ月後遅くて半年から1年間程度かかります。
すぐに効果が見られるわけではないため、即効性を期待してSEO対策するのはやめましょう。
長期的な目線を持っておかなければ、効果が出る前にSEO対策を諦めることとなり、コンテンツマーケティングが成立しません。
即効性を求めるならWeb広告を用い、長期的な集客のためにSEOを使うなどマーケティング手法を使い分けてください。
すぐに結果が欲しい方は、Web広告にも興味があるはず。
その場合はSEM(リスティング広告)の記事も参考にしてください。
検索順位よりクリック率を意識する
SEO対策の結果仮に検索順位で1位を取れても、クリック率が低ければ意味がありません。
ひとまず検索結果の1ページ目(10位以内)を目指すなど、1位にこだわりすぎないようにしましょう。
検索順位1位だからといってクリック率が最も高いとは限らない、という研究結果が出ています。
ahrefsが2019年に発表したリサーチによると、検索順位1位になったからといってアクセスが最大になるわけではないことがわかりました。
ユーザーは検索結果の1ページ目に表示されたサイトから、自分が求めている情報を探します。
そのため1位にならずとも、魅力的なタイトル付・必要な情報が網羅されていることを示せればユーザーにクリックしてもらえるのです。
クリック率について詳しく知りたい方は以下の記事も参考にしてください。
SEO1位を獲得するための5つの対策方法
SEO対策で検索順位1位を獲得するための対策方法を5つ紹介します。
- ユーザーが知りたい情報を網羅的に掲載する
- 正しく専門的な情報を掲載する
- ユーザーの操作性が良いサイトを作成する
- 適切な内部リンクを設置する
- タイトルにこだわる
基本的なSEO対策を紹介するので、最低限この5つは実践しましょう。
ユーザーが知りたい情報を網羅的に掲載する
検索順位1位を目指すには、コンテンツSEOが重要です。
具体的にはユーザーが知りたい情報を網羅的に掲載し、自社ページを見ただけで疑問や悩み、不安が解消することを目指しましょう。
例えば「ワイン・飲み方」で検索したユーザーは、単純にワインの飲み方だけでなく、美味しいワインの種類やおつまみを知りたい可能性があります。
サジェストキーワードなどを分析し、ユーザーが求める情報を幅広く掲載することでユーザーにとって有益なコンテンツを作成できます。
キーワード分析の方法・SEOに強い記事の書き方は以下の記事で紹介していますので、併せて読んでみてください。
正しく専門的な情報を掲載する
検索順位1位のサイトは、ユーザーにとって”信頼性が高い”イメージを持たれます。
しかし、内容が間違っていて情報が専門的でなければユーザーは離脱し、結果的に検索順位は下がってしまうでしょう。
ユーザーが正しい情報を得られるように、専門性のあるライターに依頼したりしっかりとリサーチをしてください。
検索順位1位を獲得した後に順位を維持するために、情報の精度にこだわりましょう。
ユーザーの操作性が良いサイトを作成する
検索順位1位を目指すために、SEO対策の一環としてユーザーの操作性を考えましょう。
操作性が悪いサイトはユーザーにとって見づらく、離脱率を高めます。
サイトにナビゲーションを挿入したり、読みやすい装飾を加える、画像を圧縮してサイトの表示スピードを上げるなどの対策をとりましょう。
ユーザーにとって使い勝手が良いサイトは回遊率も高くなり、検索エンジンの評価も上がっていきます。
適切な内部リンクを設置する
ユーザーが自社サイトを巡回しやすいように、適切な内部リンクを設置しましょう。
1つのコンテンツから関連性の高いコンテンツへジャンプできるよう、リンクを貼ってあげてください。
また内部リンクは検索エンジンのクローラーロボットが、サイトを巡回しやすくなる効果も。
クローラーロボットが正しくサイトを認識すれば、検索結果に良い影響をもたらし検索順位が上がる確率が高められます。
タイトルにこだわる
検索結果1位に表示されても、クリックされなければSEO対策の意味がありません。
ユーザーが「自分に向けたコンテンツだ」と認識できるよう、タイトル付にこだわりましょう。
例えば「初心者向け」と明記したり、記事を読むと何が得られるかをタイトルに記載してください。
タイトルの付け方については以下の記事で詳しく解説しています。
まとめ
検索結果1位を目指すためのSEO対策は、自社認知向上・アクセスの増加、販促に役立ちます。
しかし、検索順位1位だけを意識してユーザーを置き去りにしないように注意してください。
キーワードの詰め込み、無駄な長文コンテンツは検索エンジンの評価も下げてしまいます。
まずはGoogleの理念にあるようにユーザーに対して有益なコンテンツを発信し続けること。
その上で、検索エンジン対策を行うことがSEO対策の基本です。
記事内で紹介した5つのSEO対策のコツを意識して、検索順位1位を目指しましょう!