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SEO内部対策とは具体的に何?すぐにできるチェックリストを公開

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TMS編集部

「SEO内部対策って、具体的にはどんなことをしたら良いの?」
「内部対策と外部対策という施策があるようだけど、どちらを優先すれば良いの?」

SEO内部対策とは、Webサイトの構造やHTMLの最適化、コンテンツの質の改善などを意味します。

内部対策は地味な作業ですが、これを怠るとサイトコンテンツの質が低下して、ユーザーの離脱を招きかねません。

この記事では、SEO内部対策の基本と具体的な実施アイデア、成功した内部対策の事例について紹介します。

最後まで読めばSEO対策における内部対策の基本を理解し、自社サイトで何を改善していけば良いかわかるでしょう。

目次

1.SEO内部対策の基礎知識

SEO内部対策について、多くの方から「具体的に何をすれば良いのかわからない」と悩む方もいるでしょう。

実は、SEO内部対策は外部対策と比べてコストを抑えられ、自社でコントロールしやすい施策です。

SEO内部対策の基礎知識

  1. SEO内部対策とは何か
  2. 内部対策と外部対策の違い
  3. 内部対策が重要である3つの理由
  4. テクニカルSEOとコンテンツSEOの関係性

(1)SEO内部対策とは何か

SEO内部対策とは、サイトの基礎となるHTMLの最適化やサイト構造の改善、コンテンツの質的向上など、自社でコントロールできる要素を整えていく作業を指します。

その目的はクロールの最適化・インデックスの最適化・UXの最適化です。

つまり、検索エンジンがサイトを正しく理解し、適切に評価できるよう、サイトの土台を強化することが目的です。

Webサイト内の構造部分でSEO対策を施し、検索順位の改善を狙います。

(2)内部対策と外部対策の違い

内部対策は自社サイト内での改善活動に焦点を当てた施策ですが、外部対策は他サイトからの被リンク獲得や外部メディアでの露出増加を目指す施策です。

両者の大きな違いは、内部対策は自社の努力でコントロールできる一方、外部対策は他者の協力が必要です。

そのため、SEO対策の基礎となる内部対策をしっかりと固めることで、外部対策の効果も最大限に引き出すことができます。

(3)内部対策が重要である理由

内部対策が重要な理由は、まず検索エンジンがサイトを正確に理解し、適切な評価を得られるようになるからです。

次に、ユーザーにとって使いやすいサイトを実現することで、結果的にコンバージョン率の向上にも繋がります。

さらに、外部からの被リンクを獲得しても、サイトの基盤が弱ければその効果を十分に活かせません。

そのため、外部対策の前に内部対策でWebサイトの基礎を整える場合が多いです。

(4)テクニカルSEOとコンテンツSEOの関係性

SEO内部対策は、テクニカルSEOとコンテンツSEOという2つの要素で構成されています。

テクニカルSEOはサイトの技術的な最適化を担い、コンテンツSEOはユーザーにとって価値のある情報提供をするのが目的です。

この2つは相関関係があり、技術面とコンテンツ面の両方を整えることで、はじめて十分なSEO効果を得ることができます。

そもそものSEO対策の概念を知りたい方は、こちらの記事をご覧ください。

2022.12.21

【SEOライティングから外部対策まで】SEO対策のやり方を徹底解説!

2.SEO内部対策の実践方法

SEO内部対策の重要性はわかっていても、具体的な施策がわからず困っている方もいるでしょう。

そのような方のために、SEO内部対策の具体的な方法を紹介します。

SEO内部対策の実践方法

  1. クローラーの巡回を促す最適化手順
  2. インデックス登録を最適化する方法
  3. ユーザビリティを向上させるアイデア
  4. 表示速度の改善方法

(1)クローラーの巡回を促す最適化手順

クローラーとはWeb上を巡回して、Webサイトの情報を収集するロボットのことです。

このロボットが情報を収集して検索エンジンのデータベースへ情報を蓄積することで、検索順位を決めています。

そのため、内部対策においてクローラーの巡回効率を上げるのは非常に有効な方法です。

クローラーの巡回を促すためには、まずサイトの構造を整理することが重要です。

具体的には、XMLサイトマップの設置やrobots.txtの適切な設定、内部リンクの最適化などの施策を実施します。

例えば、WordPressサイトであれば、All in One SEOのようなプラグインを使用することで、XMLサイトマップを自動で生成・更新できます。

また、関連性の高い記事同士を内部リンクでつないでクローラーロボットの巡回を促すなどの施策も有効です。

(2)インデックス登録を最適化する方法

インデックス登録とは、クローラーが収集した情報をデータベースに登録することです。

正常なインデックス登録がなされなければ、検索結果に自社サイトが表示されない可能性があります。

そのため、インデックス登録の最適化は、検索結果に表示されるための重要なステップです。

インデックス登録の最適化の一例としては、noindexタグ(インデックス対象から除外するためのタグ)の設定を確認し、重要なページが検索エンジンから除外されていないか確認します。

次に、Google Search Console上で「インデックスカバレッジ」のレポートを確認し、インデックスの状況を把握してインデックス未登録のページがあれば、インデックス登録のオーダーをかけましょう。

(3)ユーザビリティを向上させるアイデア

ユーザビリティの向上は、サイトのユーザーだけでなく、クローラーの巡回効率を高める効果もあります。

クローラーの巡回効率が上がればスピーディにWebサイトの情報を解析し、インデックス登録される可能性があります。

まずはサイトの階層構造を整理し、ユーザーが求める情報にスムーズにたどり着けるよう、ナビゲーションやパンくずリストを適切に配置しましょう。

パンくずリストの設置によりユーザーは階層の中で自分がいる場所を理解し、必要な情報を見つけやすくなります。

また、ユーザビリティにおいて特に重要なのが表示速度です。

読み込みの遅いページはユーザーの離脱を引き起こすため、表示速度の改善は意識しましょう。

Core Web Vitalsの基準をクリアすることで、ユーザー体験とSEO評価の両方を改善できます。

(4)表示速度の改善方法

表示速度の改善は、モバイルSEOにおいて特に重要な要素です。

具体的な改善方法として、画像の圧縮や遅延読み込みの実装、キャッシュの活用、JavaScriptの最適化などの施策があります。

例えば、WebPフォーマットの採用により画像サイズを従来比で30%程度削減できるなど、技術的な対策で大きな改善が見込めます。

その他プラグインの見直しなどを実施し、表示速度が改善するように調整を行いましょう。

(5)サイトの更新頻度の改善

内部対策において、サイトの更新頻度の改善も重要です。

サイトが頻繁に更新されているサイトには、頻繁に検索エンジンのクローラーが訪れて巡回するためです。

リライトやコンテンツの更新を適切に実施することで、常に最新のWebサイト情報をインデックスできるため、検索順位の改善が期待できます。

なお、ただ更新するだけでは意味がないことは忘れないでください。

コンテンツがユーザーの役に立つものであるかを考えながら、質の良いコンテンツで更新頻度を上げましょう。

3.WordPressでのSEO内部対策の方法

WordPressでのSEO内部対策について、より具体的な方法を紹介します。

ここにタイトル

  1. WordPress基本設定の最適化手順
  2. 効果的なSEOプラグインの選び方
  3. SEOに強いテーマの選定基準
  4. 投稿記事の最適化方法

(1)WordPress基本設定の最適化手順

WordPressの基本設定を用いて、SEO内部対策を最適化できます。

まずはパーマリンクの設定を最適化して、URLを検索エンジンにもユーザーにもわかりやすい構造にしましょう。

例えば、https://tms-partners.com/カテゴリー/記事タイトルのような形式は、構造的にも理解しやすいパーマリンクです。

また、noindexタグの設定やカテゴリーによる階層の設定なども基本設定から操作できます。

noindexタグとは

クローラーに対して、インデックスしないで欲しいと指示を出すタグです。重複コンテンツと見做されそうなページが複数あるような場合に使用し、ペナルティを回避します。

(2)効果的なSEOプラグインの選び方

SEOプラグインは、内部対策を効率的に進めるための重要なツールです。

All in One SEOやYoast SEOなど、実績のある主要プラグインの中から、自身のニーズに合ったものを選択します。

特に重要な機能は、タイトルタグやメタディスクリプションの一括設定、XMLサイトマップの自動生成、内部リンクの管理などです。

何個かプラグインを導入してみて、最も使いやすいプラグインを利用すると良いでしょう。

(3)SEOに強いテーマの選定基準

WordPressテーマを使用する際は、SEOに強いものを選びましょう。

SEOに強いテーマとは軽量で読み込み速度が速く、レスポンシブデザインでモバイル対応されているものです。

また、APMへの対応や構造化データの実装ができるなど、SEOへの強さの特徴を比較して選ぶと良いでしょう。

さらに、カスタマイズにしやすさや外観の好みなども重要なので、複数のテーマのデモページなどを見比べてから選んでください。

(4)投稿記事の最適化方法

WordPressの投稿記事の最適化により、コンテンツSEOを強化しましょう。

コンテンツSEOで重要なのは適切な見出し構造の設定や画像のalt属性の記述、内部リンクの適切な配置など、基本的なSEO対策を各記事で実施します。

例えば、メインキーワードをH1タグに含め、関連キーワードをH2、H3見出しに適切に配置することで、検索エンジンが記事の構造を理解しやすくなります。

また、投稿記事のメタディスクリプション設定やKWの含有率などは、SEOプラグインでチェックできるので活用しましょう。

4.SEO内部対策のチェックリスト

SEO内部対策ができているのか確認するためのチェックリストを紹介します。

SEO内部対策のチェックリスト

  1. サイト構造の確認ポイント
  2. コンテンツの確認項目
  3. 技術面での評価基準
  4. 定期的なメンテナンス項目

(1)サイト構造の確認ポイント

サイト構造は、ユーザビリティとSEO双方に大きな影響を与えます。

まず、サイトマップが最新の状態に保たれているか、クローラーの巡回を妨げる要素がないかを確認します。

具体的には、重要なページまでのクリック数が3回以内に収まっているか、パンくずリストが正しく設置されているかといった点をチェックしましょう。

(2)コンテンツの確認項目

コンテンツの品質は、検索順位を左右する重要な要素です。

タイトルタグやメタディスクリプションの適切な設定、見出し構造の整理、画像の最適化などを確認します。

特に、ユーザーの検索意図に応えられているか、情報が古くなっていないかといった点は定期的なチェックが必要です。

もしも流入KWと設定したKWに齟齬がある場合は、検索意図がずれている可能性があります。

定期的なリライトを実施しながら、コンテンツを充実させていきましょう。

(3)技術面での評価基準

テクニカルSEOの要素は、専門的な知識が必要な部分です。

具体的には、ページ速度やモバイル対応状況のほか、HTTPステータスコードやrobots.txtの設定、構造化データの実装状況などを確認します。

Google Search ConsolePageSpeed Insightsなどのツールを活用すれば、これらの要素を簡単にチェックできます。

もしも専門知識がなくテクニカルSEOのチェックが難しい場合は、SEOコンサルなどを活用するのもおすすめです。

おすすめのSEOコンサルの情報は、こちらの記事をご覧ください。

(4)定期的なメンテナンス項目

SEO対策は一度行えば終わりではなく、継続的な改善が必要です。

月次でのアクセス解析やコンテンツ評価、半年ごとの大規模な見直しなど、計画的なメンテナンスを実施します。

特に重要なのは404エラーページの確認や、リンク切れのチェック、コアアルゴリズムアップデートへの対応です。

アルゴリズムの変動は頻繁に起きるので、順位変動を毎日確認して、変動が起きた場合は冷静にその原因を把握して対処するようにしましょう。

5.無料で使えるSEO内部対策ツール

無料のツールを活用することで、効果的なSEO対策が可能です。

ここでは、無料で利用できる便利なツールとその活用方法を解説します。

無料で使えるSEO内部対策ツール

  1. Google提供の分析ツール活用法
  2. サイト診断ツールの使い方
  3. コンテンツチェックツールの活用方法
  4. 表示速度測定ツールの使い方

(1)Google提供の分析ツール活用法

Googleが提供している分析ツールはSEO対策の要です。

無料で利用できるので、必ずSEO対策をする際はアカウントを作成しておきましょう。

Google Search ConsoleGoogle Analyticsを連携させることで、検索順位やユーザーの行動を詳細に分析できます。

例えば、Google Search Consoleでは「パフォーマンス」レポートから検索クエリや表示回数、クリック率などの重要なデータを確認できます。

ユーザーの流入キーワードがわかるので、自社コンテンツがユーザーの検索意図を満たしているかの判断にも役立つでしょう。

また、Google Analiticsの滞在時間を見れば、ユーザーがコンテンツに満足しているかどうか分析が可能です。

(2)サイト診断ツールの使い方

サイト診断ツールは、技術的な問題点を発見するのに役立ちます。

PageSpeed Insightsを使用することで、改善が必要な箇所を具体的に把握できます。

表示速度が遅い場合は画像の圧縮をおこない、モバイルフレンドリーテストで問題が発生すれば、表示されている問題の箇所を修正してスコアを高めていきましょう。

特にCore Web Vitalsのスコアは重要で、LCP(最大コンテンツの描画時間)やCLS(累積レイアウトシフト)などの指標が高くなるような対策が必要です。

(3)コンテンツチェックツールの活用方法

コンテンツの品質を高めるためのSEOツールも、無料で利用できます。

コンテンツチェックツールとは、コンテンツの類似度やSEO的な要素の分析ができるツールです。

例えば、SEOチェキ!を使えばそのコンテンツのSEO的な強さを客観的に分析できます。

Copy Contents Detectorを使用すれば、自社コンテンツがどこかのサイトの文章と類似していないかを確認可能です。

また、文章校正ツールを活用することで、読みやすく自然な文章を作成することができます。

(4)表示速度測定ツールの使い方

ページの表示速度測定ツールを用いれば、自社サイトの表示速度の改善ポイントが見つかります。

表示速度を改善すればユーザーが心地よくコンテンツを閲覧できるだけでなく、クローラビリティも向上します。

例えば、WebPageTestを使用して、ブラウザや回線ごとの表示速度を一覧で確認し、表示速度が遅い端末向けの対策ができます。

画像の最適化が必要な箇所や、JavaScriptの読み込みを改善すべき部分などを、詳細に確認することが可能です。

その他、SEO対策に役立つツールは以下の記事でまとめているので、併せてご覧ください。

6.SEO内部対策の具体的な成功事例

「SEO対策って、本当に効果があるのだろうか?」

このような疑問を持つ方のために、実際の成功事例をご紹介します。

SEO内部対策の具体的な成功事例

  1. ECサイトの検索順位改善事例
  2. コーポレートサイトの集客改善事例
  3. メディアサイトのPV改善事例

(1)ECサイトの検索順位改善事例

あるアパレルECサイトでは、商品詳細ページの構造を見直すことで大きな成果を上げました。

このサイトは商品数も多く、商品情報を積極的に更新をしていたものの、なかなか自然流入が増えないことに課題を抱えていました。

そこでECサイトの分析を実施したところ、カテゴリページがクロールされていないこと、商品ページ同士の内部リンクの少なさが問題として浮き上がったそうです。

この問題を解決するために、カテゴリページがクロールされるような内部対策を実施。

さらに商品説明の充実化、商品レビューの整理、構造化データの実装により、検索流入数が大幅に増加しました。

(2)コーポレートサイトの集客改善事例

ある中小企業のコーポレートサイトでは、技術コンテンツの強化により問い合わせ数を増やすことに成功しています。

該当の中小企業はデジタルツールを販売していましたが、売上に伸び悩み、SEO集客が伸び悩んでいることが課題でした。

そこで、実装する難易度の低い内部リンクの設置を徹底し、クローラビリティを高める施策を実施しました。

さらに社内の技術者による専門的な記事の定期投稿と、わかりやすい用語解説ページの作成により、業界用語の検索で上位表示を獲得しました。

結果として、月間の資料請求数が増えて、ツールの売り上げも改善しています。

(3)メディアサイトのPV改善事例

とあるメディアサイトでは、既存コンテンツを最適化することでアクセス数の改善に成功しています。

改善前は顧客のユーザーニーズを汲み取れておらず、コンテンツの質が低下したうえ、SEOへのモチベーションが低下したことから更新頻度も落ちていました。

そこで、オウンドメディア構築に必要な体制を再構築し、管理者とライターを採用したうえで、ライターへのフィードバックを強化しました。

コンテンツ管理者を専任にしたことで更新頻度も増え、またライターへのフィードバックでコンテンツの質が向上したことでアクセス数を改善。

既存記事についてはリライトを実施して、検索順位を回復させています。

結果としてPV数の増加により問い合わせも増え、売り上げの向上にも成功しました。

7.内部対策と外部対策の使い分け

SEO対策において、内部対策と外部対策のどちらを優先すべきか迷っている方もいるでしょう。

ここでは、目的や状況に応じた効果的な使い分けを説明します。

内部対策と外部対策の使い分け

  1. 予算に応じた施策の選定基準
  2. 業種別の最適なアプローチ方法
  3. 目的に応じた優先順位の付け方
  4. 内部対策と外部対策の連携方法

(1)予算に応じた施策の選定基準

SEO対策は予算規模に応じて、効果的な施策方針が変わります。

少額の予算でSEO対策を実施したい場合は、比較的小規模で始められる内部対策を優先しましょう。

内部対策を徹底すればWebサイトの基礎力を見直し、検索順位を改善する下地を作れるからです。

例えば、月額10万円以内でSEO対策をしたい場合は、内部リンクの設置やコンテンツのリライト作業を優先しましょう。

コンテンツの質が上がれば自然発生的に被リンクを獲得できるはずです。

(2)業種別の最適なアプローチ方法

業種によっても、今実施すべきSEO対策は異なります。

オウンドメディアは内部対策をしてサイトの基礎力を高め、自然流入や被リンクの獲得が最優先事項となります。

もちろん外部対策も重要ですが、コンテンツの質が売りのオウンドメディアの場合は優先順位は内部対策の方が高いからです。

反対にコーポレートサイトの場合は、外部対策を優先すると良いでしょう。

コーポレートサイトは信頼性を示すコンテンツが必要であり、プレスリリースや社長のインタビュー記事の増加などにより、信頼性を獲得できるためです。

このように自社サイトに必要な要素が何かを考えて、内部対策と外部対策のどちらを優先すべきか考えると良いでしょう。

(3)目的に応じた優先順位の付け方

SEO対策を何のために実施するかによっても、優先順位が変わります。

短期的に売り上げを改善したいのであれば、既存ページの最適化や検索意図に沿ったコンテンツの作成を優先すべきです。

また、早期に結果を出したいならリスティング広告などの広告出稿も検討した方が良いでしょう。

一方でブランディングが目的なのであれば、オリジナルコンテンツの制作や専門性の高い情報発信が重要です。

また、自社サイトだけでなくSNSや他メディアでの情報発信も積極的に実施する必要があります。

(4)内部対策と外部対策の連携方法

SEO対策における内部対策と外部対策は、相互に保管し合う施策です。

内部対策でサイトの基盤を固め、その後外部対策で認知度や信頼性を獲得しましょう。

この順番を逆にして外部対策を優先すると、外部から流入してきたユーザーがコンテンツに満足できず離脱するという状況が起こります。

まずは質の高いコンテンツを自社サイトへ投稿し、その後SNSや業界メディア、プレスリリースを通じて外部へ発信していきます。

無理な被リンク対策はせず自然発生的な被リンクの獲得を目指すことで、予算を抑えたSEO対策の実施が可能となるでしょう。

8.SEO内部対策に関するよくある質問

SEOの内部対策について、多くの人が悩むよくある質問をまとめました。

SEO内部対策に関するよくある質問

  1. SEO内部対策はどのくらいの期間で効果が出るのでしょうか?
  2. 内部対策と外部対策はどちらを先に行うべきでしょうか?
  3. WordPressで内部対策をする際の注意点は何でしょうか?

(1)SEO内部対策はどのくらいの期間で効果が出るのでしょうか?

これは多くの方が気になる点ですが、内部対策効果が表れる期間は施策によって異なります。

技術的な改善は比較的早く効果が現れ、サイト速度の改善などは1〜2週間で変化が見られることがあります。

一方、コンテンツの充実化による効果は3〜6ヶ月程度かかることが一般的で、継続的な取り組みが重要です。

補足として外部対策は即効性がある場合が多く、被リンクの獲得によりアクセス数が急増することもあります。

ただし、コンテンツ内容が充実する前にアクセス数が増えてもコンバージョンにつながりにくいため、内部対策を怠らないようにしましょう。

(2)内部対策と外部対策はどちらを先に行うべきでしょうか?

基本的には、内部対策を優先して実施することをおすすめします。

なぜなら、サイトの基盤が整っていない状態で外部施策を行っても、その効果を十分に活かすことができないためです。

例えば、高品質な被リンクを獲得しても、サイトの表示速度が遅ければユーザーは離脱してしまい、結果として順位改善につながりにくくなります。

優良なコンテンツ配信は被リンク獲得につながるので、外部対策の一環としてコンテンツの充足を優先すると良いでしょう。

(3)WordPressで内部対策をする際の注意点は何でしょうか?

WordPressでの内部対策は、プラグインの使用方法に特に注意が必要です。

必要以上にプラグインを入れすぎると表示速度が低下し、かえってSEO評価を下げる原因となります。

また、テーマの選定も重要で、AMPへの対応や構造化データの実装が容易なものを選ぶことで、効率的なSEO対策が可能となります。

(4)内部対策の費用相場はどのくらいなのでしょうか?

SEOの内部対策の費用は、サイトの規模や目的によって大きく異なります。

小規模なサイトであれば、無料のツールと自社での作業で十分な効果を得ることも可能です。

一方、大規模なECサイトなどでは、技術的な改善や大量のコンテンツ最適化が必要となり、ノウハウがない中での内政は困難です。

SEOコンサルへ対策を依頼する場合は、月額50万円以上の予算が必要なケースもあります。

SEO対策の費用については、こちらの記事をご覧ください。

まとめ

SEO内部対策は、検索順位改善の基盤となる重要な要素です。

適切な施策を選択し、計画的に実施することで、確実な成果を上げることができます。

ポイントは、自社のリソースと目的に合わせた施策を選び、継続的に改善を行うことです。

まずは基本的な内部対策から始め、段階的にレベルアップを図っていくことをおすすめします。

SEO内部対策でお悩みの方は、TMS Partners株式会社にご相談ください。

TMS Partners株式会社は、数々の企業のSEO支援を実施しています。

数々の企業を支援した実績を活かして、SEO対策はもちろん戦略設計から広告支援まで、幅広い内容の支援が可能です。

問い合わせは無料なので、まずは以下の問い合わせフォームより気になることや質問をお寄せください。

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この記事の投稿者
TMS編集部
TMS編集部
京都のWebコンサルティング・制作会社TMS Partners株式会社のコラム編集部です。中小企業/個人事業主が取り組みやすいWebマーケティングや、SEO、Web広告、マーケティングオートメーションのknow-howをお届けします。